2023/08/15 のログ
ご案内:「平民地区歓楽街 娼館【楽園の扉】」にヤシュムさんが現れました。
ご案内:「平民地区歓楽街 娼館【楽園の扉】」にショコラータさんが現れました。
ヤシュム > 【待ち合わせ待機中】
ショコラータ > 【継続再開】
ショコラータ > 「――っばッ、ちょっ 何言って… ああそういうお店か。
 まあうん、コイビトみたいな感じするわよね、そういうのは…」

ハイあーん♡しているところを想像し、いやいや自分で食べなさいよバカみたいと照れる。
そういうプレイが好きなお姉様・も、あーん♡したがったり、して欲しがったりする程度の人としか思っていない。
ヤシュムの思うS系マダムについては、そんな世界を教えなくて正解だろう。
今そんな話を知ってしまったら、自分が好ましく思う人が侮辱されているように思い、目を吊り上げて怒り始めるのだろうから。

「んむ…? いや別に優等生を気取るつもりは全く… けど下手な着崩しってだらしないだけだし、
 ちゃんと着るように作られてるモノはそうした方がカッコイイかなと… 優等生とかは、別にいいのよ。」

優等生との単語には敏感に反応して、そんなつまらないものをやるつもりは無いのだと、半眼で口をへの字にふんす鼻息。
仕立屋の意向を汲むのが一番キレイに着られるはずだと… 言いながら、それもつまらないのかしらと宙を仰いで眉が歪む。

「んん―― ふむふむ。ほうほう、ノースリーブって、そういえばシャツでは持ってないかも。最近ホント暑いしね、丁度良いわ。
 ――あ、リボンタイってアリ? 好きなんだけどね、おじいちゃん臭いって不評だった事があって… アレは紐タイってーのかしら?
 …に、ストールと。ちゃんと引っかかってるか気にしてないといけない持ち物はメンドクサイけど―― お、お?
 に、ベスト… おん、それ後でちょうだい。」

脳内イメージが途中で限界にきたようだ。
まだあるのか、とメモを考えるがヤシュムが器用にイメージ図まで描いてくれている。そのまま貰って行こうと覗き込み。
全部買ったら出来合いでさえ結構な金額になるんじゃないのと眉根が寄り始めるが、物価がホント分からない。

「…あ、アリガト。……。」

同じ少年が給仕として戻って来ると、普段そんなにウェイターを意識したりしないのに、少し居住まい直して待機してしまう。
ここもチップ制?なのだろうなと、相場を考えるけどこういうお店はオマケするものだろうか。
これまた労力に比例させようとすると齟齬が生じて来る文化で悩むところで… 少年が行ったら、ヤシュムに聞いてみるつもり。
なんとなく、代金とチップと後でまとめてお支払いかなと、生まれる間。 あれ?何の時間?と視線が泳ぐ。

ヤシュム >
 きっと結構健全な図が浮かんでいたりするのだろうか。
 勿論あーんと食べさせあうこともある。
 そんな行為にも照れてしまう彼女の初心さが可愛らしいと男は柔らかく目元を細めて笑う。

「そうなのかい? ふむ────」

 優等生、という言葉に敏感に反応する様子には、何かしら思う所があるらしい。
 思春期真っ盛りとも言える年齢にも思えるので、反抗期かな? とそんなことを考えつつ。
 それなら違う路線で責めるのもいいかなと、別の紙を用意する。

「夏だから涼し気なものがいいだろうし、男というは女性の二の腕の柔らかさに弱いものだ。
 リボンタイにも種類がある、女性用のシルク生地で出来たものとかは可愛らしいと思うけれど。
 ……と、学生だったね。
 こういう組み合わせ系は結構金額が行ってしまうから、抑え目かつ可愛らしいと言えば、
 シンプルにワンピースとかどうだろう?
 Aラインのタイプで腰の後ろ側に長めの紐がついていて、結び方に複数のパターンがあるワンピースが人気だよ。
 それならどんなタイプのブーツやシューズも合わせやすい。
 あとは、ディアンドル風のように内側にシャツをきて、ハイウエストで腰周りを少し絞ったタイプのワンピースもある」

 最初のは彼女に似合いそうなものを純粋に考えてみたが、少し面倒そうな表情が見えたならば、
 今度はシンプルかつ低予算でもアレンジ次第で様々な着こなしや着回しが出来る胴衣一体型の服を勧める。
 ストールも必要なし。かつ生地が良ければ上質な店に入っても違和感はないだろう。
 さらりと長い彼女の髪を見て、「失礼」と告げてから軽く彼女の髪を一房、指を軽く通す。

「ワンピースに合わせるなら眼鏡よりもリボンかな。
 君の髪は長くて質もいいから、色んなアレンジが出来そうだ。編み込みとかは好きかな?」

 なんて尋ねたり。
 そうしている間に、給仕の少年が持ってきた紅茶とパウンドケーキを丁寧に置いて
 ナプキンとフォークも添えていく。
 少年は居住まいを正す少女を見て、男を見てから、ぺこ、と頭を下げてから、下がっていった。

「届けてくれた時に硬貨を渡すこともあるけれど、こっち側でテーブル番号を控えてるから。
 最後の支払いの時にチップ分を上乗せしたら、あとで彼のお給料として入るようになってる」

 どちらでも大丈夫、と伝えておく。
 中には給仕の少年少女を気に入って、チップを握らせてセクハラめいたことをする客もいるが。
 ここは結局、色と娯楽を売る娼館なので、そういうことをしてでも稼ぎたい子はいる。
 さて、とその話題は一度切るように軽く手を叩いて、テーブルに並べられている飲食物へと意識を促そう。
 

ショコラータ > 「褒められたいコドモは卒業したわ。
 評価を望むべき相手なのかどうかの見極めって大事でしょ。」

唾棄すべきもののように言う様は正に反抗期。
ケッ と品悪く、頬杖でもつきそうなのを抑えたのは場所柄と相手によってだろう。
そんな事よりコーデの話と、別案がすんなり?出て来る様にきょとんと目を瞬いて。

「――えぇ… ニノウデ? それも柔らかいのがいいの?
 タプタプしちゃうとか普通に嫌なんだけど… 女の理想と男の夢が違うって話?」

えー、と凄い嫌そうにげんなりした顔をして、
ムッチリの方が好まれるのかもしれないが、自分の美観に反してまで迎合はしないぞと。
リボンタイのイメージにはガチリボン把握と頷くが、あまりカワイイ系は私にどうかと、背伸びしたいお年頃は腕組みを。
ワンピースと聞けばそちらの方が手軽そうで、身の乗り出し方が深くなった。
リボンリボンしたものはイマイチ恥ずかしいけれど、結び目で魅せると言うとテクニカルな感じがしてよし。
ディアンドルには田舎臭い事ない?と首を傾げるが、それこそモノによるのだろう。

後者になびいてしまうけど、チラリ一枚目のデッサンを見直せば、
ヤシュム一押しはこっちなのねと、それもいずれの機会のためにとっておくのだろう。
――髪に手が伸ばされると おう? と少し身を引くが、すぐに どーぞ と頭を寄せて。

「編み込み… 自分でするってなると面倒臭いけど、好きは好きよ。
 …コレってもう子供っぽい? お姉がよくしてくれたから、なんとなくずっとコレなんだけど。」

あまり構造的には意味が無い気がするツーサイドアップは、特に私の趣味じゃない。
が、慕う姉がよく結ってくれた形という事で、一番のお気に入りというか定番のトレードマーク。
とはいえそろそろ童女ではないのだ、だんだん苦しいのかなと頭を揺らし。

そうこうしていたら先ほどの少年。
場慣れた立ち居振る舞いは、きっとほとんど私を戸惑わせなかったに違いない。
チップについては把握したと頷いて。 そのチップを手渡しする際のお楽しみなんてのも、未だ知らぬオトナの世界である。
――甘味が提供されたらもちろんそっちのけなんて事はなく、いただきますとゆっくり紅茶に口をつけた。
とてもゆっくりだ。 香りを楽しむのもあるけれど、猫舌らしくふーふー。

ヤシュム >
「…はは、成程確かに。
 模範的な人間はまさに理想の人として褒めそやされるが、事実扱いやすいからという心理がある。
 遊び心や反抗心があるぐらいが人間味があっていいと思うが。
 ────そういう風にしか生きられない、という人もいるからなぁ」

 例えば、幼い頃に絶対の存在である親の言葉を信じきって。
 期待と称賛に応え続けていたら、ガチガチの型通りに思想が固まってしまった人とか。
 そういう人が道を踏み外して、今ああして娼館の舞台の上で歌うことだってあるのだ。
 反抗期らしい少女の百面相におかしそうに笑いつつ、緩い袖をめくり、二の腕を彼女の前に見せてみる。
 ぐっと力を籠めれば上腕二頭筋の筋肉が血管と共に浮き上がった。
 明らかに鍛えられた男の褐色の筋肉というものが彼女の視線の先に。

「男っていうのは女性に柔らかさを求めがちではあるからね。
 勿論個人の好みというのもあるからすべてがそうだとは言わないが、
 ショコラータちゃんとしては、こういう男の腕とかはあまり興味がない?」

 と、そんな風に。
 力を抜いて、改めて彼女の細い腕とはだいぶ差のある、無骨で大きな掌を彼女に見せつつ。
 要するに、自分の体にないものを、異性に求めがちだという話だ。
 個人差もあるが、世論として巨乳好きの男性が多いことも事実である。
 と、話が逸れてしまったので軌道修正するように話題を戻していく。
 ワンピースに食いついた少女に笑みを浮かべれば、楽しそうに笑みを浮かべる。
 他にもショートパンツに合わせたカジュアルスタイルだとか、
 逆にロングパンツにテーラードジャケットなどを合わせたフォーマルスタイルとか。
 色々と彼女に着せてみたい服は浮かぶものの、当初の要望から離れそうなので軽く触れるだけ。

「うん? 可愛くて似合っていると思うよ。可愛いと子供っぽいは似て非なるものだし。
 君のお姉さんは君が一番可愛く見える髪型を知ってるね」

 以前会った時と同じツーサイドハーフアップ。
 子供っぽいかと言われればどうだろうか、と首を傾げる。
 確かに年代によってイメージする髪型はあうが、彼女に似合っているのだから良いと思っている。
 しかし子供っぽい扱いはされたくなさそうな雰囲気が、彼女と接していて感じられるので。

「気分転換に、普段とは違う髪型をしてみるのも良いかもね。
 どうだろう、デートに臨む自分自身は、なんとなくイメージできたかな?」

 第一印象最悪な痴漢だけど今は嫌いでもない相手にデートに誘われた時に着る服。
 それに加えて髪型などもちょっとアレンジして。
 それを思い描けて、少しでも楽しいと思えるのなら良いのだけど、と。
 彼女と同じ紅茶のカップを持ち上げて、一口飲む。
 芳醇な奥深い香りと、フルーティな甘味を感じられる味わいを楽しんで。

「ほかにも何か聞いておきたいことがあれば、何なりと」

 と、一先ず、彼女に確認しよう。