2025/04/09 のログ
ご案内:「貴族の屋敷」にメレクさんが現れました。
■メレク > 王都のとある貴族の屋敷。
辺境伯である貴族が封土である辺境領ではなく王都に滞在するための屋敷は、
奴隷商の元締めという豪商の面を併せ持つ主の性質ゆえにか、
飾られる調度品の一つ取っても贅の限りを尽くした高級品で彩られている。
その屋敷でも、飛び抜けた贅沢品であり、平民や貧民を始めとして、
同じく富裕層や貴族にも受け入れられないのが、――――風呂である。
それも身体を吹き清める為のバスタブではなく、大衆浴場のような一室を利用した浴室を屋敷は備えていた。
「ふひぃ。……、全く、日々、湯に浸かる気持ち良さを知らぬとは、
この国の文化は遅れていると言わざるを得ませんなァ。貴女もそう思いませんか?」
小さな泉ほどの広さのある湯殿には熱過ぎず温過ぎずの湯が常時注がれ続け、同時に排水される。
その湯の中に肥満気味の身体を沈め、心底、心地良さそうな声を漏らすと、
褥を共にする愛妾か、或いは、主の世話をする為に雇い入れたメイドか、浴室に伴った女性へとそう声を掛ける。
ご案内:「貴族の屋敷」からメレクさんが去りました。
ご案内:「獄」に絶望の獄さんが現れました。
■絶望の獄 > 冷たい鉄の軋む音が地下に響き、薄暗い通路の奥から新たな影が引きずり込まれた。
鎖の擦れる音が湿った壁に反響し、僅かな魔力すら通さないコンクリートの床に裸足の柔らかな足音がぽつりと落ちる。彼女――新参者の女は、全裸で看守の手に引かれ、絶望の獄の中心へと踏み入る―――。
――。
首に巻かれた魔道鎖が鈍く光る。能力を封じられたその身体は、かつての力を失い、ただ白い肌と柔らかな曲線だけが剥き出しにされている。
鉄格子の檻が連なる広間に足を踏み入れると、重い空気が肺に絡みつき、甘く腐った既に囚われた女たちの吐息が鼻腔を満たす。彼女の目は怯えに揺れ、視線がさまよう先には、鎖に繋がれた女たちが蹲っている。ある者は膝を抱え、虚ろな瞳で床を見つめ、ある者は這うようにトレイの粥を啜り、唇から白濁を滴らせている。天井から滴る水音が沈黙を切り裂き、微かな嗚咽がどこからか漏れ聞こえる。看守の手が彼女の肩を押さえつけ、膝をつかせると、冷たい床が柔肌に食い込む。鎖が短く軋み、自由を奪う音が彼女の耳に刻まれる。
そして、遠くから響く重い足音。凌辱者たちの影が通路の闇に浮かび上がり、欲望にたぎった雄肉の気配が空気を震わせる。屈強な体躯に漲る筋肉が薄明かりに照らされ、汗と獣のような熱気が彼女へと忍び寄る。彼らの目は獲物を値踏みするように新参者を捉え、唇の端に冷たい笑みが浮かぶ。その視線に貫かれ、彼女の柔らかな胸が震え、硬くなった乳首が冷気に晒される。鎖を引きずる音が一瞬止まり、広間に淫靡な緊張が満ちる。これから彼女を待つのは、肉と肉が絡み合い、吐息と喘ぎが響き合う果てしない地獄。
「ここが貴様の終点だ。」
看守の冷淡な声が響き、新参者の身体が小さく震える。檻の中の女たちは一瞬だけ顔を上げ、新たな獲物に目を向けるが、すぐに興味を失ったように視線を落とす。彼女たちの表情は枯れ果て、絶望に慣れきっている。新参者の唇から漏れるかすかな息が、湿った空気に溶け込む。既に全裸を強いられ、羞恥と屈辱が彼女を苛むが、それはこの絶望の獄では始まりに過ぎない。
凌辱者たちの足音が近づき、雄々しい肉体が彼女の眼前に迫る。欲望の炎が燃え上がり、彼女を淫靡な奈落へと引きずり込む瞬間が、すぐそこまで――。
ご案内:「獄」から絶望の獄さんが去りました。