2025/03/25 のログ
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メアリ > 一杯だけと決めた酒はすぐに空となり、先ほどもらった代金の中から酒代を取り出して店主へと手渡す。

「また近いうちに来ますね。
それまでに美味しい果実酒でも仕入れておいてください。」

カウンター席から立ち上がったメアリはわがままを一つ口にする。
なじみの店、仲の良い店主相手だから言えるわがままでもあり、店主もまた仕方がないと言わんばかりに苦笑いを
浮かべながら分かったと首を縦に振った。

「では、おやすみなさい。」

店主に向かって微笑みを向けつつ軽く手を振れば、カランとドアベルを鳴らして店から立ち去って行った――。

ご案内:「平民地区酒場」からメアリさんが去りました。