2025/03/24 のログ
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ご案内:「平民地区酒場」にメアリさんが現れました。
メアリ > 「これと、これで……あぁ、あとこれはオマケです。
確か前に欲しいと言っていましたよね?」

顔なじみの酒場の店主に頼まれた素材を手渡す銀髪の女は、店主が代金を取りに店の裏へ戻っていくと適当な
カウンター席に腰を下ろして足を組む。

久々の王都、久々の酒場。
折角だし何か一杯飲んでいこうかと考えながらカウンター奥の適当なところに視線をやる。
その横顔は端正で凛々しく、酒場を利用する他の客からの視線を引いているが、本人は慣れているのか気にも留める様子はない。

店主が帰ってくれば、代金を受け取ったのちにお気に入りの果実酒を注文して。

「大丈夫ですよ。今日はこれだけ飲んだら帰りますから。」

久しぶりだからって飲みすぎるなよ、と声をかけてくる心配性な店主に小さく笑ってみせながら応える。