2025/02/02 のログ
ご案内:「海賊島レオガン・都市レオガン」にロベルタさんが現れました。
■ロベルタ > レオガンに所属する海賊団の一つが接舷、陸揚げをした。
そうなれば、当然まず押しかけてくるのは、宿兼酒場のジョリー・ロジャー。
入ってくる海賊達の先頭を歩くのは小柄な女。
特に席を判断することもなくカウンターの店員の方へと脚を進めていく。
「ご苦労さん。戻りだから、連中に好きなだけ飲み食いさせたげて。
……まぁ、適当に場所は決めるだろうからそっちへ持ってってちょうだい。
アタシはここで、いつものやつを。」
船長も混ざってどんちゃん騒ぎをする海賊団もあるが、
長期航海のあとは、船長の顔を見るのもうっとうしいだろうと離れる海賊団もそれなりに。
女海賊の海賊団は後者。
船長と飲みたいなら勝手に近づいてこい、というスタンス。
程なく何人もの店員が『一杯目のエール』を人数分持っていけば、大歓声が店内に響く。
海賊酒場ではいつもの光景。景気が良くて何よりだ、と言った様子に他海賊団の船員たちも乾杯に応じることもままあること。
ご案内:「海賊島レオガン・都市レオガン」にルーベルさんが現れました。
ご案内:「海賊島レオガン・都市レオガン」からルーベルさんが去りました。
ご案内:「海賊島レオガン・都市レオガン」にアキアスさんが現れました。
■アキアス > 「お、っと、盛況だな……そりゃそうか。ちょっと退いてくれ……退け!」
海賊団の酒盛りが始まる酒場、ジョリー・ロジャーに大柄な男が足を踏み入れる。
そうして、自分が誰より場所を取る体格をしているくせに、ごった返す店の中を人を押しのけながら進み。
目的の相手が見つかれば、喜色を顔に浮かべて近くに寄っていく。
「待ち焦がれてたぜ、ロベルタ!」
以前の邂逅のおり。彼女に相手してほしければ、そのためだけに島に来いと言われて。
冬が来るまでにいつも蓄えてこの季節は余裕を作る習慣はあるも、そこに例年よりも気合を入れて貯蓄にいそしんだ。
そして、長期滞在を決め込んでの、島への滞在。
ようやく目当ての相手が陸揚げしたと聞きつけて、意気揚々と勇んで酒場に乗り込んできたところで。
■ロベルタ > 程なくやってきたのはアップルブランデーとチーズの盛り合わせ。
元々食より酒の方を好む女海賊故に、この組み合わせが『いつもの』で。
それに手を伸ばして一口口を付けた所でかかる声。
少し怪訝そうな様子で視線を向ければ
「……あら。」
やけに自分にご執心らしい冒険者、アキアス。
苦笑めいた、ただ、どこか可笑しそうな笑いをこぼしてから改めて視線を向け直して。
「結局、本気で貯めこんで、アタシのためだけにここに来たんだ。物好きね、アキアス。」
揶揄うようにそう告げれば、自分の前のスツールを示す。
座れ、と言うかのように。
■アキアス > どっかりと、勝手に女船長の隣にと腰を下ろし、エールを頼む。
荒くれ相手の店らしく間を置かずすぐに提供されるそれを、一口、二口、三口と喉奥に流しては、ぷはぁ、と、息を吐いて。
海賊なんて荒事しているわりにはどこぞのお貴族のようなふうな酒の好み。
そんなところもどこか風変り――……まぁ、女船長は大抵風変りではあるが。
だからこそ、興味深く思ってもいるし、容姿以上に惹かれるところがある点でもあって。
「おうよ。あんだけ煽られりゃ、もの好きだって奮起するってもんだ」
その日暮らしの冒険者なら、一人の女相手に入れ込み、そのためだけに海賊以外には所々で暴利をふっかけてくる島に滞在などは到底選ばないのだろうが、そこは相手の言葉通りの物好きだというところだろう。
とはいえ、ここまでは前提条件で。彼女がすぐにでも航海に出るのなら一旦は話が流れる。
だから、ようやく待ち人が来た喜びの中にも、どこか相手の出方を窺うような探るような視線を浮かべてしまっていて。
■ロベルタ > 自分が隣の席を進めるより少し早いタイミングで腰を掛ける様子。
それは、女海賊が自分で言ったことを履行するであろうという信頼と、
それ故に袖にされないだろうという自信。
そして、それを覆すのは、女海賊自身が己の言葉への信頼を失わせるだけのことをしでかすことでもある。
まぁ、元々別に、抱かれたくないと思っているわけではない相手であれば、有言実行して袖にする理由もないのだが。
「ふふっ、まぁ、いいわ。そういう約束だったものね。」
そう言葉にすれば、ふわりと自分のスツールからアキアスの足の上に自分の尻の置き場を変えて、横座り。
「でも、24時間よ。その後はまた出る予定なの。
だから、その気なら……」
横座りゆえに、横目で見やってからその視線を上へと流し、また戻し。
「上がるわよ。このまま連れてってくれるんでしょう?色男さん。」
そう言葉にすれば、グラスのアップルブランデーを干してカウンターに置いた。
■アキアス > 彼女の促しを待っていられなかったのは、それだけ逸っていたからだろう。
約束はしっかりと守る相手ではあろうと信頼している。けれど、気分次第とも言えるということも理解している。
けれども、媚びへつらいお伺い立てるような男でもないし、彼女もそういう男は好まないのではと勝手に思っていて。
だから、その沙汰を待つようにしながら、海風に晒され続けるだろうに美しく手入れされたその美貌を眺めて。
するりと腕のうちに入り込み、脚の上に腰掛けられたなら、にへら、と、頬を思わず緩めてしまいながら。
「っし! やっぱ話が通じる良い女だよなぁ……♡」
しっかりと履行される約束。時間を区切られていても、そこに否やはなく。
鍛えられた感触が伝わるも、きちんと女としての柔らかさをも保つ肢体を、恭しく姫炊きに抱え上げる。
周囲からは女船長との時間を勝ち取った男にと羨望やら賞賛やら茶化した恨み言やらが飛び交い。
それらがどこ吹く風という風に、女を連れて促された場所へと移動していく。
ご案内:「海賊島レオガン・都市レオガン」からロベルタさんが去りました。
■アキアス > (場所移動)
ご案内:「海賊島レオガン・都市レオガン」からアキアスさんが去りました。