2024/05/21 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 女子寮」にラグナレビアさんが現れました。
ラグナレビア > (多くの生徒が夕食・入浴を終え、就寝までの自由時間をめいめいに過ごす夜の一時。その上級生は、女子寮ラウンジのソファにてゆったりと寛いでいた。ほとんどの生徒が部屋着となっているだろう時間帯にも関わらず、ラグナレビアと名乗るその娘は品の良い墨色を基調とする学院制服で長駆を包んでいる。隙無く乱れのない着こなしではあるのだろうが、元のデザインから大きく掛け離れたアレンジを施された黒衣は、スラリとした長身の中でも特に視線を集めるだろうふくよかな双丘を惜しげもなく露出させていた。優雅に組んだ長脚は臙脂のスカートからガーターストラップも淫靡な白腿を大胆に覗かせていて、角度次第ではその付け根を飾る黒色のレース地さえ確認出来よう。だというのにそうした露出が下品に堕さぬのは、睫毛の長い切れ長の双眸を手にした書籍に落とし、純白の繊指で淑やかにページを捲る所作や、アルビノめいた特徴を備えながらも弱々しさなどまるで感じさせない超然たる風情が故。)

「――――――はぁぁ……、堪能致しましたわ♡ 此度の新刊も実に百合百合しくて、最っ高でしたわ♡」

(しかし、非の打ち所という物の見当たらぬ女生徒があとがきまできっちりと読み終えて、ローテーブルの上にそっと置いた書籍のタイトル"お姉様に捧ぐわたしのはじめて ~白百合寮の淫靡な夜~ ②"と、それに対する涼声の感想は、色々と台無し――――とまでは言わぬにせよ、完璧過ぎて近寄りがたい女生徒の印象をいくらか緩めるかも知れない。)

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 女子寮」からラグナレビアさんが去りました。