2024/04/10 のログ
ご案内:「借宿の一室」にアーネストさんが現れました。
■アーネスト > (待ち合わせ待機中)
ご案内:「借宿の一室」にシンディ・オーネさんが現れました。
■アーネスト >
「ディオ、ただいま!」
宿の部屋へと戻ってきた少年は開口一番恋人へと呼びかける。
しかし、部屋の中はもぬけの殻で、拍子抜けした少年は荷物を置いて嘆息する。
調査対象だった遺跡が想定よりも浅かったせいで予定よりも一週間早く帰ってこれたから、きっと驚いて喜んでくれるだろうと思っていたのだけど……。
「出掛けてんのか。」
時間的にはとうに夕飯時は超えた時間帯。
ギルドで報告した時聞いた話では今日は仕事を請けていないはずだけど……。
とりあえず待つかと鎧を脱いでベッドへと腰掛け、しかし、すぐに立ち上がる。
「風呂入っとこ。」
一ヶ月以上恋人に触れられなかった上にパーティの戦士と魔法使いがヤっている姿を見せつけられたせいで――正確には少年がこっそり覗いていたのだが――滅茶苦茶溜まってしまっている。
だから、帰って来たらすぐにでも……。
「あれ?まだか……。」
風呂で旅の汚れを落として部屋に戻ってきてもまだ恋人の姿はなかった。
楽な部屋着に着替え、ベッドへと腰掛ける。
風呂の中で恋人の肌を思い出していたせいで股間はすでにギンギンになってしまっている。
油断すると自分で慰めてしまいそうになりつつ、恋人の元に戻ってきたのにそんなもったいないことは出来ないとぐっと堪える。
そうして、お預け状態で悶々としながら一時間、二時間と待ち続ける。
■シンディ・オーネ > そうして深夜、苛立ちに眉根を寄せてズカズカと足早に通りを進む。
王都でアレやコレやと人間関係が広がって、きっとおそらく大半は健全なしがらみなのだけど、
その中にはカラダ目当てで脅迫されたり、弱みを握られたりしているものもある。
露出プレイのような無茶な要求はなるべく突っぱねているが、それが出来ないから脅迫なのであり、
こちらが自棄を起こさずにいられるギリギリを攻めて来る者もあると、身バレの機会は時々生じてそれが新たな脅迫者を生む悪循環。
界隈で有名なヤれる子、とまではいかないまでも、今夜も脅迫者の一人から逃げきれずに気の済むまでお尻を掘られてきたところ。
やはり暴力で黙らせようかと、強気な駆け引きに出る事を検討しながら結局は飽きてくれるのを期待するいつもの帰り道。
アーネストがいない日で良かったと、引っ越しを考えながら見上げる借宿の、居室の灯りがついていた。
「――!?」
彼が帰っているのか、はたまた空き巣か一線を越えた間男か。
廊下を小走りにドアへ辿り着き、ノックとか無く手早くドアを開け放つ。
勢い勝負と魔術の構成を編んでいくが―― お風呂を使った部屋の匂いにほっとした。
■アーネスト >
間が悪かった。
パンパンに張り詰めたズボンのテントに右手を伸ばした瞬間、ドアが勢いよく開いた。
びくっと震えて視線を向けるとそこには待ちわびた恋人の顔。
「あ、えっと、ただいま?」
この場合おかえりと言うべきだったか。
半分頭が真っ白になったまま、さりげなく右手を股間からベッドの上へと戻す。
驚き瞳を見開いた顔に次第に困ったようなはにかみを浮かべ、続いてバツが悪そうな恥ずかしそうな表情へと変わっていく。
「帰りがこんな遅くなるなんて、忙しいの?
あ、例の貴族絡みの仕事?」
気が強く美しい恋人が、まさかどこの馬の骨とも知れない男のモノを今の今まで後ろの穴で咥えていたなどと想像出来るわけもない。
色々話したいこともあったのだけど、情けない所を見られてしまったせいですべて飛んでしまった。
久しぶりの恋人の再会とは思えない、どこかぎこちなく当たり障りのない話題を振る。
もっともそんな微妙な空気の中にあって、下半身だけは恋人の身体を求め存在を主張している。
■シンディ・オーネ > 「――あ、ああ、アニー。帰れたのね、
えっと… 空き巣か誰か入り込んだのかと。
無事ね? おかえりなさい。」
一間の宿である。ドアを開ければ居住まい整える暇の無かった同居人がテント張らせているところ。
手を引っ込めたようだけど肝心なところがカバーされておらずいささか気まずい。
…それどころでなく気まずいこちらの背景は、ヘンな格好している恋人のせいでぎこちない事にさせてもらおう。
平気そうだけど一応、帰りが早かったのは何か事故とか問題が起きた訳ではないな?と気にしつつ。
「…え、ええそう、子爵夫人の―― あ、リルアール家の方ではないわよ?
気まぐれでこういう事があるから困るわね。」
例の貴族、と言われて印象が悪くなっても良い方の契約先を引っ張り出したが、
アーネストにとってはヴィルア・リルアールの方が印象が強いだろうと補足した。
面倒臭い、と辟易したように手を振るのは、仕事が上手くいかなかったような話をする時によくやる仕草。
…こういう時は口が重くて、あまりその話をしたがらない。
元々愚痴を零すような事を好まない性格であるので、必ずしも何かを隠しているとは言えないかもしれないが…
「元気そうで何よりだけど… 帰ってから少し寝た? 疲れてるんじゃないの。」
欲求を露にしている下半身に、とりあえず私はお風呂だが、とそそくさ浴室に逃げて。
もう遅いけど辛抱たまらないのだろうかと、気遣い・負担感・罪悪感のない交ぜになった感情で声をかけ。
■アーネスト >
「あ、ああ、予定より早く終わっちゃって……。
あー、あー、確かに先に連絡入れておくべきだったかな。」
空き巣、なるほど。
誰もいないはずの自宅に明かりが灯っていればそういう心配をするのは当然だろう。
そんな当然に気が回らず、ただ驚いた顔が見たいと思っていた自分の子供っぽさが恥ずかしい。
「いや、寝てないけど……疲れはまあ、ないかな?
ほら、俺も大分体力付いたし。」
村を出た時と比べはっきりとわかるほど太くなった腕を曲げ力こぶを作って見せる。
そう、大丈夫、疲れていない。
だから、な?
仕事の話なんて別に今したいわけじゃない。
だから、恋人が嫌がる素振りを見せればそれ以上追求するようなことはしない。
それより久しぶりなんだし……と下心が隠しきれない。
そもそも張り詰めた股間は今更隠した所で手遅れだ。
逃げるように風呂へと向かった恋人の背中を見送ってから、肩を落として大きく嘆息する。
「あー、なっさけねー……。」
気の利いた台詞の一つも吐けず、猿のような性欲も隠せない。
もっといい男になりてーなぁと思いつつも今は恋人が戻ってくるのが待ち遠しい。
いつもはあまり求めすぎないようにしているけど……今日は3回くらいお願いしても許してくれるかな……?
今にも暴発しそうな股間を持て余しつつ、悶々と恋人を待つ。
■シンディ・オーネ > 「――え? う、ううん? いいのいいの。
灯り点けて堂々としてる空き巣も無いものだし、私も気が立ってたのかも。」
――言ってから、しまった「そうね連絡はしてね!」と相槌を打っておけば良かったかなと後悔するものの。
なるべく必ず連絡して!なんて何か隠し事でもしていそうだし、咄嗟の言葉もこれはこれでヨシ。
…どうして私がこんな思いをしなければならないのかと間男への苛立ちに拳を握り、振り下ろす先が無くさ迷う浴室。
「あぁー… はいはい、ちょっと、待ってて。」
出来るから!とのアーネストらしいアピールに、いつまで経っても気恥ずかしくなりながら、
お風呂が先というこれまでのスタンスに救われた。
待ちきれない様が可愛らしくもあるので、性的なアレコレに染まってしまった今となっては
『一緒に入る?』なんてからかいも出て来そうになるけれど。
今は他の男のニオイが付いている。いや自覚はできないけど多分、きっと。
上水道設備があるからちょっとお高くても背伸びしてこの宿にした、大いに正解であったと、
熱めのシャワーでガシガシ体を洗う。 いくらこれからすると言っても気にし過ぎなくらい、ゴシゴシゴシゴシ。
お尻に指を入れるのも慣れてしまった、吐き出されたものが残っていないよう、念入りに…
――焦らしてるんじゃないのかってくらい、たっぷりとお待たせして。
バスタオル一枚巻き付けて、ややのぼせた風情で部屋に出た。
白めの素肌が所々擦り過ぎて赤いのも、お湯のせいや、元々潔癖なところがあるとこういう事もあっただろうか。
別に、最近は、珍しい事では無い。
「…ぉ、お待たせ…」
これから抱かれる、こういう時、どういう態度でいたら良いのか未だに悩む。
モジりとはにかんで、ベッドかな?と視線をさ迷わせ。
■アーネスト >
遺跡調査の仕事中会えなかった期間よりも、帰って来るのを待っていた2時間よりも、はるかに短いバスタイム。
しかし、今の少年にはその時間が永遠であるかのように感じられる。
一緒に……なんて思うもののせっかくのお風呂の時間を邪魔して機嫌を損ねてしまったら取り返しが付かない。
だから、じっと待ち続けることしか出来ず、手も触れていないのに早く解放しろとばかりに股間のモノがビクンビクンと痙攣する。
そうして忠犬の如くお預けの時間を耐え続け、ついに恋人が火照った肌にタオルを巻いて戻ってきた瞬間――。
「ディオ!」
勢いよくベッドから立ち上がり、正面から抱きついてしまう。
一度衝動に身を任せてしまったらもう止まらない。
抱きしめたまま軽々と恋人の身体を抱き上げ、そのままベッドへと運ぶ。
「ディオ、いいよね?」
ベッドへと寝かせた恋人の上へと伸し掛かるよう身体を重ね、右手をその豊かな左胸の上へと載せ大きく回すように捏ね回す。
ズボンの上からでも分かるくらい固く勃ち上がったモノを下腹部へと擦り付け、そこまでして思い出したように顔を寄せて唇を重ねる。
「ディオごめん、我慢出来ない。」
息を荒げ、何度も重ねるだけの口付けを繰り返し、もどかしそうにズボンと下着を一緒に膝まで下ろす。
そして、準備具合を確かめるよう左手を恋人の股間へと伸ばし、割れ目に沿って指先を這わせる。
久しぶりのそこは以前に比べて具合が変わっているかも知れないが、今の少年にそんなことを気にする余裕はなく、時折淫核へと指先を引っ掛けるようにして愛撫を繰り返す。
その指使いは相変わらず拙く、それが他の女に現を抜かすような真似はしていないと如実に語る。