2024/03/16 のログ
ご案内:「平民地区:図書館」にオウルさんが現れました。
オウル > ――…平民地区に建てられた図書館の一つ。
王立コクマー・ラジエル学院の生徒や教員も良く利用するらしい図書館で少年は一人で本を探している。

今夜探しているのは薬草関連の本。
ナニにつかうの?と問われたらナニに使うのだよ、と答えてそうな少年であるが、今夜の目的はどちらかと言えば逆で、二日酔いに効く薬草と、その薬の煎じ方の本を求めて、書架の中をさ迷い歩き、辺りを見渡し、目的の本がないかとウロウロと。

何故、その発想に思い至ったかというとだ。
二日酔いに効く薬は当然飲む薬が多く、その上不味い。
だからそこを改良すればワンチャンス、何てお財布と今後の安定した収入を願い、おいしくて飲みやすい二日酔いの薬の開発を目指していた。

一応試作型ではあるが、ラムネ菓子のようなタイプの錠剤で、二日酔いにも酔い覚ましにも効くものを作って腰に付けたポーチの中に持ってきている。

……で、流石に自分でお酒を飲んで試す勇気はない。
で考え付いたのが誰かにジュースだと騙してお酒を飲ませて、酔い覚ましの錠剤をラムネのお菓子だと偽って食べさせる作戦なのだ。

というわけで、今夜のポーチは甘いジュースモドキなお酒とラムネ菓子モドキの薬を常備して、図書館でその試薬の効果をあげれるような、あるいはもっといい効果が出るように作れる情報がないか、夜の図書館にいるのである。

オウル > しばらくは書架の迷宮で本を探す旅が続くだろう。
必要な本が手に入るか否かは旅の結果次第だ。

などと、冗談を頭の中で物語ながら、少年の本探しの旅は続くのだった――…狭い図書館の中での冒険、まあ、そう思わなければ眠気が来てしまうから。

ご案内:「平民地区:図書館」からオウルさんが去りました。