2024/02/22 のログ
> 「ご理解いただけて何よりです」

フラウ=アユラ様は果たして理解していただけたか。
相手の心のうちなんて読める能力なぞ持ち合わせていないのであくまでもそう返すにとどまる。

「見目は麗しいのに言動が…。
 いえ。では私の姿が仮初なのもごぞん…恐ろしや」

まさかどこまで見破りましたか、この見目麗しき美少女アユラ様!
所作がキチリとしていたらそれこそ火の打ちどころのない令嬢なのに
いやまだ令嬢ではなく神だとは断言もしていないし確定もしていないので何とも言えてない。

「このような森の中で?いろいろと思うことがありますがさて置き。
 もう街が近いうえに…保存食ですが家に帰ろうかと????
 …港湾都市に帰ろうかと思ってましたが王都にお連れするので間違いないですね?
 ええええ。ヒドイ…わかりましたハイ。」

馬上の人となったフラウ=アユラ様をそのままに、本来の馬の持ち主である少女は馬に跨る様に鞍に尻を乗せると
頭痛が出てきたが額をぐりぐりとしてから鬣を撫でて手綱をひき
二人連れ+馬という状況のまま王都の門がある方へと去っていきました。

そのあとこの二人がどうなったかはわかりません。

ご案内:「王都近くの森の中」からさんが去りました。
天ノ宮亜柚楽媛 >  
元より論の成否に興味はない。
そんな事をしている暇があるならまた彼女の匂いを嗅いでいたいし
お腹もぺこぺこ。
後、神々しく輝く金瞳でそれっぽい事を言いはしたが、それほど
大したあれこれを見抜いた訳でもない。ちょっと服を透かし見た
程度。それを言うとなんか怒られそうなので黙っておく。

「ば、馬鹿を申すな! ここからその、こーわんとし? そんなトコ
 まで妾のペコ腹が持つわけなかろう! うむっ。王都じゃ! すぐ
 そこの王都まで連れてゆけい!」

元々運の巡りの悪い娘なのかも知れない。
偶然この日この時この場所に通りかかり、うっかり声を掛けてしまった
女神様に振り回されて、彼女は無駄な遠回りをする事とあいなった。
まあ、とうの駄女神的には「妾の伴が出来るのだ。むしろ喜べ」
みたいな感覚なのだが。
色々苦労してそうな少女の言動がかわいそ可愛い。

そうして辿り着いた検問所。
果たして彼女は持ち合わせのないすかんぴんの代わって入街料を払う
程のお人好しなのか否か。
ちなみにアユラは飯代宿代までたかるつもりだゾ☆

ご案内:「王都近くの森の中」から天ノ宮亜柚楽媛さんが去りました。