2024/02/05 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 教練場・運動場」にメアリー・ドゥさんが現れました。
メアリー・ドゥ >  
 休日の学院運動場の一つにて。

 早朝のツンと鼻にくる冷気の香り。
 雪雲が近くに迫っている予兆だろうか。
 白い吐息を吐きながら、軽装の姿に対し外気対策の地味な色合いのポンチョを纏う

 首元のスカーフを上に持ち上げ、口元を覆った姿
 先ほどまでは徒歩の為か、当人であるエルフの足取りはやや遅く重い
 右足をやや引きずるように腰で運び、左足で移動の中心を取る姿。
 着いた場所は馬舎の一つで、この学院内で世話を続けている古い友人の所だった。


   「おはよう、みんな。」


 既に馬達の世話の為、朝早くから動いているスタッフや馬を持つ生徒らがいる。
 声を掛けながら、耳長という姿とは反し、人間亜人 様々な生徒と声を掛けていく。

 馬はといえば、まだ寝ている馬を刺激しないよう、起きている者らが小さくブルルッと声を掛けてくれる。
 鼻面を撫で、掻いてやると肩口に甘嚙みでいたずらし、横顔を擦り付けてくれる。
 皆一様に、挨拶と共におやつを持っていないのかと聞いてくる有様。
 ただ、冷えることもあり皆防寒具を用いているものの、白湯が飲みたいと強請るようなら頷いた。


   「わかった、知らせておくよ。」


 そう言って、自身の 馬ではなく角鹿の元へといくと夕暮れ色の毛並みを持った貌が覗く。


   「おはよう、オスマン。」


 顎下を掻き、外へと出すのなら手綱や鞍をつけていく様子。
 外にでも出るのかと聞かれれば、ただ一緒に歩きたくなったと言ってその背に乗るだろう。
 腰や背には剣も弓もなく、本当に学院内を一緒に歩くだけならば、と夕暮れ鹿の貌も穏やかなもの。
   

 

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 教練場・運動場」からメアリー・ドゥさんが去りました。