2023/11/27 のログ
リス > 「………ん?」

 仕事―――、店員からすれば、平の店員やバイトに任せてほしい関係の仕事。
 何やら中から出てきた、ミレーの店員に声を掛けられる。
 中で、手を貸してほしいらしい状況が発生したらしい。
 周囲を見れば、綺麗に掃除されている、問題はなさそうだ。
 仕方がないわねぇ、と軽く笑いながら、箒をミレーの店員に手渡す。

「それで、状況は、どんな感じ、なのかしら?」

 何が起きているのか、どうして自分が必要なのかと、問いかける。
 必死な店員の説明を聞きながら、一旦手を洗ったりもする必要があるので、事務室へと入っていく。
 そこで、もっと詳しく聞く必要があるし。

リス > 必死な店員に手を引かれて、戻って来たのは、一階にある従業員の控室兼事務室。
 いつもリスはここで書類作業をするのだけども、今日はするべきことは全部終わっている。
 店員の話によると、冒険者の道具を売っている所、ポーションの類が足りていないそうだ。
 ポーションに関しては、提携の魔法具店から仕入れているのと、リスの妹である竜胆が錬金術で作り上げた物を置いてある。
 何がどうなったと言えば―――簡単に言えば、新人店員が素っ転んだ拍子にポーションを大量に破損させたそうだ。
 ポーションだけに、怪我は直ぐに治ったものの売りものとして提供するためのポーションが足りなくなったそう。

 店の在庫が急に無くなるというトラブル、と言う事と認識。
 さて、直ぐにできる事、とすれば―――。

「応急処置としては、竜胆に連絡を取って増産と……。」

 魔法具店にも連絡をして、在庫を確認して、割高でも買い付ける必要があるか、と。
 妹に関しては、手紙を渡して、家に帰ったら事情を説明するとして、ポーションを用立てて貰おう。
 手紙と数人の運ぶための人足を師事して、走らせる。

「私も、動かないと、ね。」

 お店への買い付けは自分がしなければなるまい。
 ポーションを運ぶための馬車と、護衛を、控室から読んで頼んで。
 行きましょうか、と、少女は、店から出ていくのだった―――。

ご案内:「トゥルネソル商会 王都マグメール店」からリスさんが去りました。