2023/09/24 のログ
■リス > 書類での報告に関しても、目を通している、事細かく、確りとした報告に安心をするのだけども。
矢張り、書面は書面、本人の感情を言葉で伝えてほしい時もある。
書類だけに、報告だけに任せるのは、良く無い、と思う所も有るのだし。
それに、書類に掛けない必要な何かがあるという事も有るのだから。
「有難う御座います。
落ち着いて、お話が出来そうで嬉しく思いますわ。」
彼は、忙し意味であるのに、態々、妹や娘の家庭教師をしてくれているのだ。
それを考えるならば、この程度の気遣いやおもてなしなどは、必要な事、と思う。
財力に関しては―――まあ、それはそれ、と、ちゃんとお支払いは出来ますよ、と言う意思表示にもなろう。
「では、お伺い―――。」
差し出される書類を手にしようとしたところ、ふと、視線を上げる。
方角は玄関先で、其処には、封印を施した桐箱が。その中にあるのは。
ブルり、と身を震わせて、再度、書類を手にして。
「圧が強くなってますわ……ね。」
久しぶりに、来た彼に対して呟くは、玄関に置いてある刀。
前よりも何か怖い感じがしますわ、と、軽く笑って見せる、何があったのかはわからないが、圧力が強くなってると思う。
怖い、と思うのが、更に怖くなってるのだけども、今は其れよりも大事な事を、と。
「ラファルに、フィリ…も、ですわね。
本格的に、契約更新しないといけませんわね。
本格的にフィリも見て貰えるなら、フィリの分も。
それと……他の子も、急遽見る事が有るかもしれませんし、それを見据えた料金に致しましょう。」
自分と会えない時があるからこそ、不意に娘達と出会い、教えを乞う事もあるだろう。
というか、彼の家庭教師は、娘たちに凄く公表でもあり、自分から教えを請いに行くこともあるだろう。
それなら、その際にはフレキシブルに対応できるように、契約を治したほうが、とおもって。
給料を上げた上で、如何でしょうか、と。
■影時 > 請け負った仕事については、手を抜かない。気を抜かない。
報告をおざなりにしないのもその表れと云っても良い。
あることないコトを書き記しても、肝心の当事者たちに聞き取りすればその真偽はすぐに分かるだろう。
それに何より、己が家庭教師を行う内容は勉学の類ではない。
身体を動かし、鍛えることを通じて戦う力を磨く。武術の方だ。
仮に万一、蓄積する異常や負荷の類がある場合、それらへの対処のヒントとするためにも、報告は仔細であるべきである。
「どういたしまして。
あと、今回は連れも居てな。粗相はせぬと思うが、ほら。挨拶しろ。俺の雇い主だ」
自分の趣味と学院からの契約、そしてそれらの空き時間と合間を縫うような家庭教師の仕事と。
字面を見れば、忙しいかもしれない。
だが、予め決まった日時に授業やら講義を行うやら定めていれば、余暇は捻出できる。
時間とリズムの配分もまた、仕事が出来る人間の嗜みである――らしい。最近見た書物で見た。
書類を出した後、早速湯呑みに手を運べば、首裏でもぞもぞと動くものが肩や頭上へと昇ってくる。
茶と黒色の毛並みにおそろいの小さな法被を着こんだ、シマリスとモモンガの二匹である。
先程の家令長(竜)の目配せ、念押しが伝わっていたのだろう。ちょんとお座りして、ぺこりと頭を下げる仕草を見せる中。
「……――あー」
何を察したのか。あらぬ方向を一瞥し、零す姿に頬を掻く。
あの方角は玄関の方向、そこにあろうものは一番最初に外して預けた屠龍の刀である。
より自分向けに作り手に調整を受けた際にまた、特性が研ぎ澄まされた、とでもいうのかどうか。
「是が非でも、とは申さぬが、考慮いただけるのは有り難き幸せ。
……とは言え、ああ。最早家庭教師ではなく武術指南役とでも、となったら。仰々しいなあ」
今主に面倒を見る二人に限らず、かの家の娘、姉妹たちには武術に長ける素質者も幾人も居る筈。
それらを相手取り、監督できるものがどれだけいるか、という問題を考えるなら、給与の増額は有り難い。
請われれば教えるのは吝かではないが、もう少し自由を持てるよう、その原資となる要素が増えるなら。
真面目ぶったものが限度を超えたのか。少しばかり、普段の調子に戻りつつ頷こう。
基本的な処は問題ない。給与が上がれば、学院の講義がない、入らない時にトゥルネソル家の方に時間を注ぎやすい。
■リス > 彼のプロ根性、責任感は、本当に目を見張るものがある。何事も、安心して任せる事が出来る。
これは、リスとしても、見習いたいと思う資質である。
只、彼の持つ武術に関しては、どうしても理解が及ばないというよりも、どんくさいリスは、追いかけられなくて。
「あら、可愛らしいお連れ様。」
リスと、モモンガ。
奇しくも、自分の名前を持つ動物を見て、それが訓練されているのか、大人しくしているのを見て。
はいどうぞ、と胡桃を一つずつ。
目の前で、殻を人差し指と親指でぱきゃり、とするのは、矢張りドラゴンなのであった。
ラファルの様な野生もなく、家令長の様な冷たさもない、何方かと言うと、フィリの様なのんびりしている雰囲気な、はず。
「気にしません、わ。
大丈夫です、ええ。」
心当たりのある様子の彼に、こわばってしまうのは、仕方がない事だろう。
天敵ともドラゴンスレイヤーと言わんばかりの刀に恐怖を覚えるのは仕方がない。
と言うよりも、あれが無くても、目の前の彼であれば、リスを下すのはたやすいレベルだ。
それはそれとして、頑張って、気を引き締める。
「いいえ、仕事に対して、適切な報酬。
影時様、当然の権利なのですわ、暫し前の分も遡り、一度お支払いさせて頂きますので。
ええ、ええ。
武術指南役、でも、家庭教師、でも、お好きなようにお名乗り下さいませ。
決まりましたら、名札でも作りましょうか?」
元々が、ドラゴンと言う種族は、戦いに生きる種族。
リスほどに、運動音痴なのが珍しいレベルで、戦場に在り、戦いに生きる戦闘民族だ。
何かしらの戦闘の才能を持つ娘達、それらを、リスが見れない部分を見て貰えるのは、とてもありがたいのだ。
だから、それに対して報酬を支払うのは、当然とばかりに思う。
給料は先ずは二人分なので二倍からの、娘達が、何時行くのかが判らないのであれば。
急に言っても良いように、予め3倍に。
後は、必要と思える品物の購入に関してはトゥルネソルが持つ、と言う約束手形。
因みに、フィリとラファル以外には、強制力はなく、お仕事が立て込んでいる場合は拒否権を発動も出来る、と言う事で、如何でしょうか、と。
■影時 > 此ればかりは性格、気質なのだろう。仕事人気質とでもいうのか。
報告は客観的かつ正確に、そして簡潔でなければならない。
秘伝にしたい、否、一口で説明し難い秘技、秘術はさておき、誰かが見るものはそうでなければ困る。
「最近こいつらを連れるようになって、な。
俺が留守してる等面倒見れない時、この屋敷の庭に二匹が来てたらそっとしておいてくれると有難い」
特別な訓練――という程ではないが、先刻の格付けされた竜の気配がするという点と。
そして、おやぶんが畏まっていた相手という点を考えると、暴れたり走り回ってはいけない、らしい。
そう空気を読んだらしい。ヒテンマルとスクナマルと云うと、名前を教えた所に胡桃が出される。
彼らの大好きなご馳走と見れば、ぴょーいと二匹が小躍りするように跳んで、出されたものに寄ってゆく。
怖じげづいたり、尻尾を振り回して警戒を見せないのは、当人の雰囲気のお陰に違いない。
その上で、念のために頼みを投げよう。広い屋敷の庭というのは、彼らにとっては絶好の遊び場にして隠れ家足り得る。
「――……なら良いンだが。
って、そこまでは流石に申し訳ない位だ。次回、次々回の支払い位からで差し支えない。
武術指南役って云うと我ながらこそばゆいな。
呼び方については今まで通り、で扱ってくれたら助かる。或いは単純に指南役、とでも」
次回からではなく、記録を付けている限りでのタイミングから考慮してくれるのは有り難い。
有難いが、流石にそこまで強く求めるわけでも切羽詰まっているわけでもない。
だから、今後の支払いで良いとだけ告げる。
現状で――教育している間の衣食住は商会側持ちで、日に400ゴルトという扱いであった筈。
日当が倍を超えて更にというのは、冒険者として何らかの仕事を請けなくとも困らない域であると。そう思える。
それに加えての約束手形も、何よりも強い。装備面も整えるに何かと世話になっている点が、一層捗る。
「強制力はあまり宣言しねぇように、心掛けたい処だがね。
大体今言ってもらった内容で概ね差し支えないが、燃料等まとめ買いするようなものがあれば、些少は払うのは許して欲しい」
鍛冶師の知り合いに炭や鉱石をまとめて持ってくことがあってな、と。
そのことに今回提示された内容を使うのは、少々気が引ける。少なからず支払いは持たなければと。
■リス > 「ええ、ええ。大丈夫ですわ。
スクナマルにヒテンマル、何時でも遊びに来て頂戴な。
でも、気を付けてね?変な所に行くと、食べられちゃうから。
私の所か、フィリ、ラファルとか、ちゃんと知り合いの所に行くのですよ?」
大人しくしている彼等、手ずから、胡桃を受け取る、小さく偉い子に、大丈夫ですよ、と言って見せる。
狼犬とか、ドラゴン達がいるから、下手するとおやつにされかねない。
だから、知っている人の所に避難するのですよ、と、安全そうな人の場所をピックアップ。
庭の中、森の中で遊ぶ分には、大丈夫と伝え置こう。
流石にミニマム過ぎるから、庭の森の中に居れば、安全なのは間違いはないから。
「そうですか?
私としては、適切な仕事に適切な報酬。
受け取っていただけると、商人としては、安堵の種、なのですが。」
それに、と少しだけ悪戯する様に顔を寄せれば、こう言うのはきちんとしてないと、貸し借りになって、後で大きなしわ寄せに成りますし?と。
彼の気質を知っているから大丈夫と信頼しているが、こういう貸し借りを後から持ち出して、交渉材料として、大きなものを引き出そうとする人も居るのだ、と。
支払いに関しては問題なくできるが、彼の意向も聞く必要もあるから、次回で、お願いしましょう、と。
「では、影時指南役様、と言う事で。」
支払い、今後の給料、それらの契約を、改めて書面に作り上げていく。
さらさらりと、手早く書き込んで見せれば、あぁ、と小さく。
「これを、フィリにも、渡してもらってよいでしょうか?
正式に、影時様にお話が通ったという、証拠にもなりますし。」
フィリ宛に、軽く手紙を、自分が書いたものを彼経由で渡せば、話がちゃんとできたという証明となろう。
気負いなく、学んでくださいな、とも。
「それでも、影時様は冒険者でもありますし。
ご依頼も、有るでしょうから、それは必要と思いますわ。
使う使わないは、影時様の判断で結構です―――。
と、燃料ですね、ええ。
構いませんわ、ドワーフさんが愛用しているのを融通できるように手配しましょうか?」
トゥルネソル商会は武器防具の修繕にドワーフの鍛冶屋を使っている。
彼らが愛用する上質のコークスなどを分けて貰えるように口利きしましょうか、と。
お代をはらうなら、別けてくださると思いますわ、笑いながら、伝える。
■影時 > 「……だ、そうだ。気ぃつけろよ。
一応は宿の親父に頼んじゃいるが、遊び回りてェ欲求には応え難そうにしてたろう?」
割って貰った胡桃を受け取れば、二匹して“わーい”とばかりに持ち上げてきらきらと女主人を見上げる。
かけてもらう言葉と話を聞いたのか理解したのか、こくこくと頷いて、二匹揃ってかりかりとし始める。
茶色い胡桃の皮を足元に落としつつ、大粒のものを食べてゆく。
良い勢いだ。持ち帰れるには難しいと理解しているのか。飲み込み終えれば、はふ、と満足げに息をする。
「その気持ちだけで此方としちゃあ十分、なんだがね。
諸々汲んでくれる仕事主、依頼人というのは俺としては得難いが……あぁ、それなら、だ。ちょっと装備の切り替えで頼みたい」
断り続けるのも流石にとは言え、余りまとまった金銭を貰っても持て余すのも困る。
金貨は持ち歩くには重い。かと言って、宝石に換金して蓄えるというのも、それはそれで限度がある。
そうとなれば、一部更新の切り替え、更新という形で出してくれればきっと角は立つまい。そう考え提案を投げる。
「ああ、それだったら通りは良いか。それで頼みたい。
……確かに預かった。現物の書面があれば、諸々気兼ねすることなく、だな」
語呂とも音としても言い易い。違和感は少しは薄いだろう、と。知り合いに話す際は家庭教師と云い直せばそれでいい。
改めてその場で作成、記される内容を認め、一瞥すれば小さく頷く。
元の内容でも概ね不満はなかったが、ここまであれば十分すぎる程に厚遇と納得に足る内容と言える。
一層の稼ぎやら何やらを欲しいとなれば、大きな仕事を請け負ってしまえば――な処か。
認められる免状の手紙を受け取れば、羽織の袖口に仕舞っておこう。次の講義、お泊りの時にでも渡そう。
「腕利きが常に必要となる仕事が転がりっぱなし、というのもそれはそれで恐ろしいがね。
どちらかと云えば、学院での監督やら補助に出張る方が大変だよ。
腕が立つのは違いないが、結構偏屈でな。――それで頼みてぇ。木炭が高い時に見繕ってるのも、その辺りなんだ」
鍛冶には木炭が使いなれてるが、薪として使う資源であり、天変地異があれば不足しかねない。
だから、コークスの販路や入手経路を確保しておくのは欠かせない。
適切なものに適切に支払うのは当然のことだろう。それに見合うだけのリターンが確かにある。
■リス > 「流石に、此処は、肉食獣の檻の中のようなもの、ですから。
彼等は、ご飯にするには、小さすぎますので、大丈夫とは思いますけれど。
赤ん坊とかに遭遇しない、とも限りませんしね。
ええ、ええ。野生に関しては、理解はありますから。」
だって、妹のラファルがまさに。
それを想えば、モモンガと栗鼠のやんちゃなど、あって無きなものだ。
美味しそうに胡桃を食べている様子は微笑ましくて。
奪われないように食べつくすさまも、やはりそう言う物ですわねぇ、と。
「ちゃんと意思表示して置きませんと、ね?
ああ、契約書にも残してありますから、忘れても構いませんわ、と。
はい、装備の切り替え、ですね?何の装備をご用立てすれば?」
得る筈の報酬を、同額のアイテムに変える、良くある話だと思う、金貨や宝石は重いものだから。
重くなく、価値が同じもので、と言うのは理解が出来るので―――何を欲しているのだろう、と。
確認をするために問いかけつつ、東洋の物だとすると、物品があったかしらね、と。
まあ、輸送などは、ラファルとかを使えばすぐなので、金額は其処まで上がる事はないが。
「承りましたわ、指南役様。」
書類と手紙を渡しつつ、契約更新にて、他に向こうから提案や質問はあるだろうか。
空色の竜眼で見つめるも、とくにはなさそうな、と。
「そう言うのがあるのが、この国と言う事かと思います。
それに、私のお家のお掃除とか、腕利きが必要かと思いますし。
学院……ああ、コクマーですわね、家の娘も通ってますし、其処でお見かけすると聞きますわね。
はい、承りました。
では、最上質のコークスを手に入る様に。
トゥルネソルのお店で、伝えれば手に入るように手配をしておきますわ。」
腕のいい職人は偏屈と言うのは良く聞く、ドワーフもそうだし。
妹の竜胆も偏屈だ。
そう言う物だろうという思考をしつつ、影時に、コークスの販路の約束を。
ドワーフが駄目でも、別の方面から手に入れる事は出来るし、伝手はあるから。
■影時 > 「その点については、俺もツッコミようが無い要素だなぁ……。
野生の理解は、あれか。産まれたての竜の仔を除けば深まる要素におおいに心当たりが、な」
ご飯と聞けば、びびく!と二匹が尻尾を立てて、一瞬周囲を見回す。
一先ず何もない、脅威はないことを確かめれば栗鼠とモモンガのコンビは、ぴょいとテーブルを走る。
大事なお話の途中ということを察すれば、親分の羽織のフードの中で一眠りするつもりらしい。
親分の肩上まで身軽に攀じ登れば、前足をぴょいぴょいと振って、寝床代わりのフードの中へとダイブする。
加わる重みでフードが跳ね回るが、良いハンモック代わりなのだろう。
あとに残る胡桃の茶色い皮を卓上に見れば、懐紙を出してそっと掃き集めよう。
「お気遣い忝いこと、まっことこの上ない。
鞄だ。よく腰裏につけてる雑嚢やら“ぽぉち”より大き目の鞄があるだろう?
ラファルがもっているのと同じように、沢山入るものにこの際切り替えておきたい。
……仮にさっきの二匹が避難所代わりも含め、入り込んでも大丈夫なものを頼みたいが、可能かね?」
金銭の預け方、適切な管理については頼めば、手立てを含めて紹介してくれるという確信はある。
だが、それについては冒険者としての身辺の投資を済ませた後、金銭を費やす先がなくなった場合だろうか。
昨今の趣味を考えると抹茶やら小豆、大豆を仕入れることも思うが、これは都度支払うのみで得心や納得だってできる。
最終的に弟子のような高速移動、長距離飛行が出来る竜任せにしていられなくなるような、大きな需要が出来ない限りは。
故に、頼むものは定まってくる。装備含めて大量かつ安全に収容し、運搬できるだけの鞄だ。
同時に冒険に二匹が付いてきた場合、危険地帯に挑むときに一時避難可能なものであればなお、いい。巣箱も突っ込めるなら実に手頃だ。
「今しばらくは、その名前になれるまでこそばゆそうな点を除けば、だな。
……ラファルについてもそうでもないンだが、この後はもう少し時間が頂けると助かる」
竜の力、竜の言葉による魔法について、幾らかは聞いておきたい要素、事項がある。
異能めいたチカラに思い煩う少女、女主人の子の振るう力に対するヒント、理解を少しでも深めておきたいと。
「昨今の“あすぴだ”の方含め、その類が色々増えるのはどうか、とも思うがなぁ。
社会体験なんだろうな。冒険者の体験をするために、駆け出しの仕事を請けた際の監督を偶にやるンが、此れが此れで大変でね……。
助かる。鉱石の類については、こっちは普通通りに買ったり或いは納品させてもらうか……」
注意を払う、動向を見守るべき、或いは赴くべき地域の名を出しつつ、掃除ねぇと首を傾げる。
何かと敵だって抱えてそうなご時世、渡世であれば、掃除とは敵対者の排除、迎撃もあり得るかどうか。
そう思考を巡らせつつ、燃料の仕入れの手間が軽くなることにほっとする。
食料品の類も鍛冶師に卸すために多く仕入れるが、これも商会を経由すればその分楽だ。世話になっている分は還元できる、と。
そう考えたり、頼み事をしつつ――諸々納得やら詰められる限りまで続くか。
ご案内:「トゥルネソル家」から影時さんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル家」からリスさんが去りました。