2025/04/20 のログ
ヴァン > 組んでいた腕を解き、右手を机の上に置く。
中指を少し曲げると、机の上を軽く叩き始めた。
爪と机が奏でる音は、最新の吟遊詩人が奏でる一節だろうか。

男の視線はやがて、少し開いた扉へと向けられた。
さして興味がなさそうにも見えるそれは、嗜虐の色を帯びている。

「………………」

言葉は必要ない。唇の端に浮かべられた笑みは、まるで鮫のようだ。
訪れるものを無事に帰す気はさらさらないだろう。
問題はいつ来るか、だ。これから一時間以内か、あるいは明日の夜明けか。
明日には男はここを発ち、仕事へと戻る。その後に接触できるのは数日後だが……“彼等”には、より悪い条件になっている。

ご案内:「王都マグメール どこかの部屋」からヴァンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/喫茶」にアメリア・ストライデンさんが現れました。
アメリア・ストライデン > 平民地区の一角にある小さな喫茶店。
その小さな佇まいから数人の客を迎えるのが限界という小ささ。
そんな店内のカウンターの向こうで先ほど見送った客の使った食器を片付ける。
それが終われば椅子に座り、次のお客が来るのを静かに待ち。

元々趣味でやっている店なので、一日に数人の客が来ればそれで生活できるので暇は問題はなく。
収入面では問題はないが、経営という面では暇は問題。
しかし積極的に客を呼ぶわけではなく、自然とやってくるのを待つ当たり、道楽色が強く。

「今日はあと何人来るかしらね」

そんな事を口にしては店の入り口を、その向こうの通りを眺めるようにして。
お客が来れば笑顔を見せることにはなるが、今の処はどこか眠そうな顔を見せ。
お昼時を過ぎた時間なので来るかどうかは微妙ではあるがお客が来るのを静かに待つ。

アメリア・ストライデン > そうして午後の時間が過ぎていく
ご案内:「王都マグメール 平民地区/喫茶」からアメリア・ストライデンさんが去りました。