2025/04/19 のログ
ご案内:「王都マグメール どこかの部屋」にヴァンさんが現れました。
■ヴァン > 銀髪の男がいる。簡素な椅子に座り、緩く腕を組んでいる。
年は三十かそこら。額に奇妙な模様のバンダナをし、ベージュ色のジャケット、そして濃紺のカーゴパンツ。
半開きの目は眠そうに見えるが、手前にある机とその先の微かに開いた扉をゆっくりと油断なく往復している。
小さな机ともう一脚の椅子、そしてベッド。室内は暗いながらも、間接照明の魔導灯で柔らかく照らされている。
宿か、教会か、それとも屋敷か。とにかく、どこかの客室のようだ。
男の傍らにはカーテンがかかった窓がある。入ってくる音から、窓が開いていることと、二階以上であることがわかる。
外の天気まではわからないが、時折そよ風が吹いてカーテンが動いても陽光が射さないことから、真昼ではなさそうだ。
「………………」
ベッドを一瞥する。豪華ではないが、清潔感を感じさせるしっかりと張られたシーツ。
何も言わず、男は正面の扉へと視線を戻した。