2025/01/07 のログ
:: [一覧へ] :: :: ::

ご案内:「図書館」にオウルさんが現れました。
オウル > 平民地区で24時間利用可能な図書館。
雨露をしのいだり、宿を確保できなかった時に利用する図書館である。

今夜は『ギルド』の仕事もなく、冒険者ギルドの仕事すらないので、前者でも後者でもなく。ごく普通に読書をしに来たのだ。

読み書きは得意ではないし、字がとても下手なので出来る限り文字を覚えようと、できないなりに努力をしている。

今夜は入り口近くのふっかふかのソファーに素足で寝転がり、文字よりも絵の多い子供向けの絵本を読んでいる。
『ギルド』での仕事に必要最低限の読み書きしか教わって居らず、時々授業についていけない時があってのことだ。

普通なら肘を置くところに踵を置いて、誰も図書館を利用する人間がいないことをいい事に自由な読書を満喫している。

「先輩方は教えてくれないし?娼婦の姐さん達は話術ならって感じだし?
 いや姐さん方の話術と知識には助けられていますけどもだ。」

売れっ子娼婦ともなるとお客様を悦ばせるのにそれなりに必要らしい。
なので、その知識を色々と教わることがあり、代わりに髪を梳いたり化粧品を用意したりと……。

まあ、いろいろな方面で努力しているのだ自分も。

眠くなるまで、寝落ちるまで、ゆっくりとした時間を過ごす。
無理に詰め込んでもどうせダメだろうし、と。

何なら借りて帰るのもよいかと、少年はあくびをこぼした。

ご案内:「図書館」からオウルさんが去りました。