2024/11/21 のログ
ご案内:「王都の市内 きのこ狩り」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > その日、冒険者ギルドから薬師に飛び込んできた依頼は
「ここ数日、王都内で確認された新種のキノコの調査」というもので、
何人かのギルド所属の冒険者が見慣れぬキノコに接触し、体調に異変をきたしたという事を受けて少年薬師は調査に乗り出した。
「――――また見つけたっ!」
王都の住宅街、公園、露天市場…とこれで3つ目の収穫回収。
対象の特徴は、蛍光色の水色、ピンク、黄色、黄緑…ケミカルでサイケデリックなまだら模様の、
イチゴほどの直径・大きさの傘を形成する新種のキノコで、現時点でわかっている特性としては、
「魔力と瘴気を含んだ胞子を撒き、吸ったものに麻痺症状や睡眠誘発・性的興奮をもたらす」というもの。
幸運なことに繁殖力自体はさほどではないが、どう考えても「その筋」で悪用される類のものではあるので、
サンプルを集めた後は、必要のない市民や悪人には詳細を伏せて毒キノコとして駆除したほうが良いかな。
などと考えつつ、一方で繁殖する場所に法則性が見いだせず、
一人での発見と駆除自体には手を焼いていた。
「うぅん、どうやって殖えてるんだろ……? 風向き?…ヒトや猫とかに胞子くっつけてる? …むー…。」
4つ目、表通りの酒場の看板の裏に生えているのを発見し、裸ん坊にシャツを羽織っただけという過激な格好で、
おしりが丸見えになるのもお構いなしにかがみ込んだり四つん這いになりながら、
キノコをナイフとピンセットで採取し、手にしたバスケットに放り込んだ。
ご案内:「王都の市内 きのこ狩り」からタン・フィールさんが去りました。