2024/11/15 のログ
ご案内:「薬屋テント開店中」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 王都を転々とする妖しい薬屋のテント。
人通りの少ない空き地で営まれる出入り口には「気力体力回復」「疲れた身体に」「元気いっぱい!」など、
日々の疲れに効くという売り文句の看板がいくつも立っている。
本日の薬屋は、そういった精力増強や疲労回復に役立つ薬の素材が大量に入荷したため、それらのタイプの薬の特化大バーゲンセール。
テントの外へと漏れ出す薬を煮詰めた桃色の煙は、心身ともに疲れ切った道行く人には、
これ以上無く甘く、匂いをかぐだけで飢えた部分を癒されるような…心と体の奥底の欲望を発散させてスッキリしたくなるような、
甘美な誘引剤となっていることだろう。
「っふぁ……ん、っふ、っくぅ…やばっ…♡
…これ、ちょっと一般の人には、ききすぎる、かもっ……」
テントの内外に漂っているその強壮薬の桃色の湯気は、瘴気めいた妖しさで漂って鼻腔に、口腔に入り込むと、
常人よりはるかに薬への耐性があるはずの魔少年ですら、くらくらと陶酔感と高揚感で酔ったようになり、
肌はじんわり汗ばんで脈が早くなり、顔は火照って、もじもじと下腹部に感じる熱がもどかしそうに、
華奢な太もも同士をすり合わせていた。
こんな状況でお客様が来店したら一大事……と、一端お店の出入り口の札を休憩中にしようと、
ふらふらとテントの入口の天幕へとおぼつかない足取りで歩んでいき……。
ご案内:「薬屋テント開店中」からタン・フィールさんが去りました。