2024/11/09 のログ
ご案内:「夜の繁華街」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 夜の平民地区繁華街は、様々な証明が照らし出す飲食店や娼館の看板が立ち並び、
それぞれの店への客引きや、買い食いする客、店を求める客で路上は賑わっていた。

そんな中、果物や肉やフライを串焼きにしたものを両手に持ち、
熱々のそれを頬張りながら行き交う人々をキョロキョロ観察しつつ、大通りを歩いていくのは、
裸ん坊に桃色シャツ一枚を羽織っただけという出で立ちの、少女のような顔立ちと体型の幼い子供。

「んむっ…んっく、もぐっ……今日は人、いっぱいだなぁーっ。
どっかの空き地にお店か露天、開いたほうがよかったかな?」

薬効成分のある飴やらお茶やら、それこそ「夜のお供」にも効くものを売りに出せば、そこそこの儲けにはなったかも…
などと、少し商売の機会を逸した気がしてもったいない気持ちにもなっていたが、
あまりお金に困ってもいないので、すぐにまぁいいや、などと気持ちを切り替えてしまえば、
まだ手にした食べ歩き串を全部たいらげていないにも関わらず、
出店で売られている珍しいカットフルーツやら、王都では珍しい炭酸水で割った果実水など、
子どもの味覚を直撃する魅惑的な屋台に目移りして、あっちへいったりこっちへいったり。