2024/10/24 のログ
ご案内:「ダイラス郊外 竜令嬢の別荘」にプリシアさんが現れました。
■プリシア > 「そうなの?…えっと、うん、わかったの」
さあ頑張ろう、と思っていたのだけれども、簡単な事と云われればちょっとだけ肩から力を抜いてみせる。
先ずは如何すれば良いのか、其れを彼女が招く様にして教えてくれて。
だから、素直に彼女が腰掛けている大きなベッド、其の隣へとやって来てチョコンと座ってみせるのだ。
「ん、それで、後はプリシア、どうすれば良いの?」
取り敢えずは座ってはみたのだが、後は彼女の次の言葉を待つ形で。
其れを伺う様にか、彼女の隣に座った侭で、上目遣いに見上げて問い掛けるのだった。
■フェブラリア >
大人しくベッドの縁に座り込み、こちらを見上げる少女に竜令嬢はくすりと笑みを携えて。
「はい。私、魔力について研究をしていましてね。
特にその味わいというものが興味深く…ちょっと味見をさせて欲しいのですよ」
彼女の魔力の味が知りたいと、一見すればその意味を悟れぬ言葉をさらりと呟く。
年の割には少女染みた、小さな手がプリシアの両の頬に添えられて、そっと優しく撫で上げながら視線を重ねる。
ゆっくりとゆっくりと清廉な竜令嬢の顔が近づけば、其れはまるで……そう、まるで口付けでもしてしまうように。
「お口、開けてくださいますか?」
■プリシア > 云われた通りに座った自分へと浮かべる笑みを見せる彼女。
今からやる事は楽しい事なのかな?と、其れを見れば思ってしまう訳で。
「えっと、えっと…魔力、の味見、なの?」
そもそも魔力について詳しい事は知らないのもあるし、魔力に味が在るなんて聞いた事も無くて。
不思議そうに小首を傾げていれば、彼女の両手が両の頬に添えられる。
其の侭に近付く彼女の顔、特に其れ以上は何も云われてないからか、其れをジッと見詰めているのだが。
「お口、開くの?うん、わかったの」
そうした際に与えられる彼女からの次の指示、触れる手の邪魔にならない程度に頷いてから。
あーん、と小さな口を開いてみせた。
■フェブラリア >
「そう、味見です。
……それでは、頂かせてもらいますね?」
小さくも大きく開かれる仔竜の口、同法の口腔内をまじまじと観察するように覗き見ながら顔が近づく。
元より既に吐息が掛かるほどの眼前だったそれが近づけば、其の儘に唇が重なりあう。
否、唇が重なるというよりは、竜令嬢もまた口を開き…長い舌を伸ばして貪るように迫るのだ。
「あー……ぢゅる…れりぅっ♥」
口の中に滑り込んでくるそれは、傍から見ればとても幼子に対しての行為とは思えぬもの。
舌は口腔を、歯列をなぞり、まるで貪るように口内全てを舐め回していく。
口付けというには余りに妖しく、捕食する様な其れは深く舌を絡め合わせてまで。
竜令嬢は味見と称して、プリシアの口腔内の唾液を吸い上げようとしているのだ。
体液に微かに含まれる同胞の魔力の味を、ただ確かめるためだけに。
■プリシア > 魔力ってお口から出るものなのかな?との次の疑問も頭に浮かぶのだけれども。
お手伝いをするといったのだから、ちゃんと云われた通りにしようと考えて。
口を開いた侭で、彼女が次に如何するのかを待っている。
「……?…ん、んむ…ぅ…んんっ…」
口の中を見る、と思ったのとは違って、彼女も開いた口に自分が開いた口を重ね様としている。
其れは確かに口付けをする様な流れではあるのだけれど、其れを特に気にする様な事も無くて。
彼女の長い舌が口の中に入り込む様にして、唇が重なり合う。
口内を舐め回す様に動く彼女の舌の感触にちょっと擽ったそうに肩を小さく竦めるも。
慣れない感触に、ギュッと目を閉じて其れを我慢する。
口の中を舐めてるけど大丈夫なのかな、なんてちょっとズレた心配もしているが。
■フェブラリア >
想像よりも抵抗もなければ戸惑いもない幼子の様子に、竜令嬢は内心僅かにほくそ笑む。
拒否でもされれば流石にこれ以上は言い包めるか、おとなしく諦めるところであったが…
こうであるのであれば、もっともっと、より直にその味を確かめることも叶うかもしれないと。
ともすればそう、彼女絵の伝え方や教え方次第では、それも尚きっと容易に。
「ちゅる……っ、んく、ぅ……じゅずるぅ…っ…♥」
口内を這いずる様にして動く長い舌は、まるで獲物を求めてでもいるかのように動き回る。
其処に感じるのは妙なくすぐったさと、ほんの少しの違和感だろうか。
しかして彼女は抵抗しないしその行為も受け入れている以上、竜令嬢も遠慮することはない。
唾液が絡み、吸い上げるような音が小さく響くのも構わずに。
充分に堪能する様に舌を絡ませながら、その味を、微かな魔力を貪っていくのだ。
鋭敏で”テイスティング”の経験を重ねた竜令嬢のその舌は、僅かなそれでも十二分。
そうしておおよそ口の中に小さな水たまりが出来そうなほどに吸い上げれば…
「ぷぁ、ぁ……っ」
ゆっくりと唇を離し、小さな舌先は互いの唾液が混ざり合いつつ離れる。
伸ばされていた彼女の舌には僅かに泡立った透明の橋が掛かり、しかして直ぐにぷつりと切れるのだ。
■プリシア > お手伝いとの理由もあったし、口付けへの特別な考え方も持っていない。
どちらかと云えば挨拶の様な感覚があったりもするのだから、抵抗をする必要性を感じていないのだ。
口の中を舐め回される慣れない感触はあるのだけれども、其処は我慢出来る程度だから大丈夫なのだと。
「ん、ちゅむ……ん、んぅ…ちゅるぅ…」
自分から舌を絡める様にしないのは、大人しくした方が良いのかなと思っているからで。
彼女からすれば、好きな様に魔力が味わえる相手だと、そうした認識を与える事となるだろうか。
只、擽ったさを感じているのは確かなのだけれど、続けている内に感じるのは僅かな違和感。
フルッと身体を小さく震わせるも、其れ以上の事を感じないのであれば、終わる迄は其の侭に。
唯一つ問題が在るのだとすれば、長く口付けが続くとちょっと息苦しく為ってしまう事だろうか。
其の理由は勿論いう迄でもない理由なのだけれども。
「は、ふ……」
ゆっくりと唇が離れ、自分からすればちょっと長い口付けの時間が終わる。
口の中へと伸びていた彼女の舌も離れてゆけば、其の舌に伝う透明の橋、其れが途切れる迄を見詰めているも。
感じた事の無い不思議な感覚が残っている様で、何処かポーッとした様子を彼女に見せていた。
■フェブラリア >
「はふ…ごちそうさまでした。
ただ流石に微かな魔力では、明確な味まではわかりませんでしたね」
唇が離れたことで息苦しさは解消される。
微かに溢れて唇の端に零れた唾液を舌なめずりのごとく舐め取って、そんな感想を彼女へ。
それは魔力の味の詳細を知るには物足りないという判断か。
或いはそれを建前として、より明確に”つまみ食い”しようと思案したのか。
そうして幼子が見据える先に在るのは満足の行ったような竜の顔。
清廉で優しげであった竜令嬢の顔から、捕食者としての色が覗いている。
「…あら、どうされました?」
だが、直ぐには竜令嬢もそのアクセルを踏みはしない。
包んでいた頬を撫で、ぼぉっと見上げる少女に優し気に問いかける。
■プリシア > 「……あ、うん…今ので、魔力の味…わかるの?」
誰にでも出来る事、という訳ではないのだけれども、彼女が見せたのは一つの方法なのか。
擽ったかったのと、其れとは別に感じた不思議な感触。
味も気になったけれど、今は難しい事が考えられないくらいに思考が少しばかり鈍ってる様で。
只、味を知る迄には至らなかったみたいだが、満足そうな彼女の表情を見れば。
当初の目的、彼女のお手伝いをする、はちゃんと出来たのかもしれないと、そう考えられて。
「……あ、ううん、何でもないの」
尤も、口付けで感じた事のない不思議な感触はちょっと気になってしまっていて。
でも、彼女が掛ける声に、撫でられる頬の感触に、さっきとは違った擽ったさを感じるも。
矢張り彼女が触れる手の邪魔に為らない程度に、何でもないよと小さく首を振ってみせた。
■フェブラリア >
「ええ、私の舌は少しだけ特別ですので」
嘘ではない。微かではあるがそこに魔力が含まれるのであれば、味として感じ取れる。
ただ幼子のそれを知るには元の魔力の量と、含有されてる量が物足りないだけ。
鋭敏な竜令嬢の舌であっても明瞭に味を知るには、プリシアの魔力量では些か足りない。
「……ふむ…」
幼子のその返事を聞き、薄っすらと瞳を細めて、竜令嬢は少しだけ何やら考え込む様に。
じっと見詰めながら頬を撫でていたその指先が、そっと唇を微かに擽る。
「嫌でなかったのでしたら、また味見をさせて頂いても?」
そうして弄ぶ様にして唇に触れた指の先を遊ばせながら囁きかける。
■プリシア > 「ん…そうなんだ、フェブラリアおねーちゃんの舌、特別なの」
其れが嘘であろうとも、屹度愚直に彼女の言葉を信じてしまっただろう。
誰も彼もを信じる訳ではないが、彼女は信じて大丈夫と思っているのもあって、疑う事を考えない。
今の口付けだけでは少しばかり足りないものがあった、との事迄は知る由もないが。
「ん…?」
考え込む様子を見せる彼女に、如何かしたのかと考えているのだろう、見上げる眼が語っているが。
指先が唇を擽れば反射的に肩を小さく竦め、続く言葉には。
「あ…えっと、うん、大丈夫なの」
無意識になのか、唇を触れ続ける彼女の指先をチロッと舌先で舐め乍。
コクンと小さく頷いて、承諾の言葉で返すのだ。
■フェブラリア >
「ふふ、それではまた味見をさせて頂きますね」
その了承を受けて竜令嬢はは再度微笑む。
そうしてまた、その小さな唇を味わうように口付けを交わそうと顔を寄せて。
「ん……ちゅ……」
ゆっくりと唇を重ねれば、再び口付けのような味見が始まった。
先程と同様に舌を絡ませ、口腔内を味わい尽くす様に舐っていく。
ただ先ほどと違ったのは、頬を撫でていた手が少しずつ降りていくこと。
首筋を伝い、擽る様にして撫でながら、ゆっくりと胸元まで降りていく。
その間にも彼女の長い舌が口内を蹂躙するように暴れ回る。
たっぷりと唾液が絡み合う音を聞かせながら、無遠慮に舐め回していく。
今度は先ほどよりも長く、少しだけ息苦しくなるかもしれないが。
■プリシア > 「はい、どうぞ、なの」
やる事がわかっていれば、今度はやり易い様に自分からも動く。
此方からも顔を寄せる様にして、小さく唇を開いてみせる。
「ちゅ……ん、む…」
今度は最初から目を閉じて、一見すれば口付けを交わす二人の様。
実際にしている事は口付けではあるのだけれども、やっている事は魔力の味見、となるだろうか。
顎を上げる様にして口付けに集中しているのだろう、頬を撫でていた手が下がるのを気にしていない。
そうはいっても頬から首筋を、更に下がって来る手の感触にも又違った擽ったさを感じているみたいで、ピクンと小さく身体が揺れる。
再び始まった口の中を味わう様に這い回る舌の動き。
さっきの事を思い出しているのか、今度は舌が触れれば自分からもおずおずと寄せて来る。
長い口付けへと慣れるのにはまだ早いか、続けられる口付けに遮られる吐息を吐く事が出来ず。
同じ様にちょっと息苦しそうに、其れでも止めたりしないのは…如何してだろうか。
続ければ続けるだけ吐息は乱れる始めるも、彼女が良しとしない迄は頑張ってみせるのだろう。
■フェブラリア >
じゅる、くちゅと舌を絡め合わせながら、幼い舌先が今度は積極的に竜令嬢の舌へと絡み付いて。
その積極性に気が付けば、竜令嬢は応える様にして舌先を絡め合わせる。
互いの唾液が混ざり合う程に口付けは長引き、また同時に彼女の舌から魔力を吸い上げていく。
其の魔力の味を確かめるように……ちゅる、と小さな水音を立てて吸い付いてくる様子に。
「ぷぁ……ちゅ、ん……っ♥」
そしてその呼吸が限界に達する前に息継ぎのように口を話せば、また即座に唇を合わせる。
まるでそうするのが当然であるかのように、竜令嬢の舌はプリシアの口内を蹂躙し続けるのだ。
幼い口腔内に舌を這い回らせ、その隅々までを確かめる様にして魔力の味を確かめていく。
時折悪戯に舌先が口蓋や歯茎を舐め上げてたっぷり数分…味わいつくしてから、漸く唇が離れる。
「はふ……このくらいにしておきましょうか」
ちゅ、と小さな水音を立てつつ二人の口が離れれば、彼女の顔にも満足そうな色が見えて。
吐息の触れる距離のままプリシアの顔を見詰めていた竜令嬢は、すっと顔を離して手を離した。
■プリシア > 口の中を這い回る舌の感触は変わらず擽ったいみたいで、時々肩を震わせているのだけれども。
舌を絡め絡められと絡み合う感触が続いてゆけば、さっき感じていた違和感は少しずつ強く感じられ。
其れが大きく為れば、何処か意識に霞が掛かってくるかの様な不思議な感覚を覚え始める。
「ん、ちゅ…ちゅむ…ちゅぱ…ふぁ…」
不慣れな此方の息継ぎを助ける様に、彼女が唇を離しては重ねると合わせ始める。
そうされてゆけば、息苦しさの吐息の乱れは収まってゆく様に感じられるのだけれども。
長く続けられる口付けに、次第に別の形での吐息の乱れが感じられ始めるか。
「ふ、ぁ……あ…う、うん…わかった、の」
時間にしては数分程度なのに、感じたのは其れ以上の感覚で。
小さく吐息を乱した侭に、僅かに赤味の差した頬、離れる唇に何処か虚ろな眼が向けられる。
唇が離れ掛けられる彼女の声に、コクンと小さく頷いてはみせるのだけれども…
■フェブラリア >
竜令嬢の視線の先、どこかぼんやりとした様子のプリシアに竜令嬢は目を細めて。
「ああ、大丈夫ですか?少しやりすぎてしまったみたいですね」
口元に薄く微笑みを見せながらも、どこか心配そうな口調で問いかける。
実際にはそこにあるのは心配ではなく、少女の反応と様子を伺う観察で。
竜令嬢は次なる行動を定めるために、プリシアの反応をしっかりと見定めているのだ。
その裡で密やかに、無垢な者を汚してその道を壊す、その欲望を疼かせながら。
されどもその縁と機会を壊さぬよう、その調和を取るために。
■プリシア > 「あ、えっとね、大丈夫なの。
なんだか、ぽーっとしちゃっただけで、何でもないの」
彼女の声掛けに、パタパタと両手を振ってなんでもないよ、と身振り手振りでもアピールをしてみせる。
只、其の小さな翼と尻尾だけは無意識にか、ユラユラと嬉しそうに揺らしてしまってはいる様で。
其れが彼女に如何伝わるのかは、受け取る彼女次第だろうか。
「それでね、フェブラリアおねーちゃん…これで、お手伝い、なったの?」
そんな問い掛けをしつつも、彼女を見上げる様にした侭に軽くヒタリと身を寄せる。
手伝いが終わったか如何かを確かめる様な言葉ではあるものの、何処か次があるのかも含めて聞いているかの様な言葉で。
■フェブラリア >
なんでもないと答えを聞けば、そのアピールに口角を歪めて頷く。
無意識に揺れているのか、その翼と尾の仕草を見れば、少なくとも行為に不快がなかったのは読み取れて。
「ええ、ちゃんとお手伝いになっていましたが──」
故に、此処で終わらせても良いことを、終わらせぬために言葉を続けるのだ。
機会がまだ目の前にあり、不審も持たれていないのならば、もう一歩先にへと。
「もっと深く味わう方法を、試してみてもよいでしょうか?」
言葉にも仕草にも、申し訳なさを含ませる様にして。
身を寄せた少女の服に手を掛けるようにして問いかけるのだ。
恐らくは彼女は断ることがないと、その含みから予見して。
ご案内:「ダイラス郊外 竜令嬢の別荘」からフェブラリアさんが去りました。
ご案内:「ダイラス郊外 竜令嬢の別荘」からプリシアさんが去りました。