2024/09/11 のログ
ご案内:「貧民地区 ギルド【黒猫と三日月夜」にオウルさんが現れました。
オウル > ギルド【黒猫と三日月夜】
貧民地区でも比較的平民地区に近しい場所にある酒場併設のポーターやスカウトを派遣紹介するギルドである。
今夜少年は所属するこのギルドに併設された酒場にいる。

残業ではなくて少々物入りになった為、自ら仕事中だった。
普段の服装に似合わぬエプロン、料理やお酒を運びながら、依頼人っぽい人が入店すれば各所に連絡する仕事である。

昨晩は王城のとある貴族への『プレゼントの配達』が仕事だったが、今夜は今夜でまたギルド併設の酒場で仕事を命じられたのだ。

名物は分厚いパンケーキ2枚に黒猫のシルエットの形に削ったチョコレートと三日月状に添えられたカスタードクリーム、これはギルドの先輩の趣味らしい。

あっお好みで温かなビターチョコをかけてお食べください。

「この時間でこれ注文する人なんていないけどな!」

と、名物のパンケーキを目の前にして現在休憩中である。
時間的にも客足が一度落ち着く時間帯で、酒場の片隅のテーブル席を陣取り、肩ひじをついて頬杖を突きながら銀のフォークで件のパンケーキをつついている。

今夜は人手がいつも以上に少なくて、ギルドの依頼を受注や発注の手続きからギルドへの登録作業にから酒場で働きたい人の面接と、頑張っている、かなり、とても、ものすごく。

さて量の方はたんまりとある名物パンケーキ
これは一人分の量ではなく普通は二人で分けて食べるものらしい。
――…これ、食べきれるのか?

今宵の少年の敵はパンケーキ。
甘ったるい味との格闘なのだ。

ご案内:「貧民地区 ギルド【黒猫と三日月夜」からオウルさんが去りました。