2024/07/31 のログ
ご案内:「セレネルの海/洞窟温泉」にさんが現れました。
> セレネルの海に存在する小さな洞窟。
夜も更けては月も昇り、波の音以外には何も聴こえない静けさの中、
洞窟の奥から小さく響いてくるのは、年若い少女の恍惚とふやけた声。

「ふわぁぁぁ……気持ち良いぃぃ……」

幸せそうな顔で裸体を湯に沈める少女は名を絢(あや)と言う。
冒険者であり、魔物討伐の依頼を受けた帰りに偶然この洞窟を見つけた様だ。
依頼の疲労と汗が沸き出る温泉に流れて行き、過酷な討伐の辛さも癒える。

「今年の運をぉ……ぜぇんぶ使い果たしちゃったかもぉ……あははは~……。
 まさかこんな穴場があったなんて……はぁぁ、極楽、極楽ぅ……♡」

ちゃぷんと湯を掬うとぱしゃりと顔へ。湯熱で赤く染まった頬が更に緩む。
少女の身体は豊満で、兎にも角にも肩が凝る。湯に浮く胸が恨めしく思える程だ。
けれども、湯の中ではそんな重さにすら解放され、言葉通り少女にとっては極楽な模様。

波の音を遠く聴きながら、暫く、安息の時間が続いている――

ご案内:「セレネルの海/洞窟温泉」にミタマさんが現れました。
ご案内:「セレネルの海/洞窟温泉」にミタマさんが現れました。
ミタマ > 冒険者として依頼を受けたのは、此処で甘ったるい声を零している少女だけではない。
真夏の夜の海に出る海竜だかなんかの討伐、もしくは捕獲依頼。
捕獲特化の冒険者である自身に白羽の矢が立ち、解決したは良いけれど……潮風に身体は晒され、髪の毛はかぴかぴ。
衣服も砂を浴びて、ごわごわとして――このまま宿に戻るのもな。と思った所で、鈴の音のような女性の声が響いたものだから……。

(―――おや、誰かいらっしゃるんでしょうか?)

と思いながら向かった先。
狭い洞穴を抜け、開けた場所。入江のようになっているそこには、ふわりと湯気――暖気が広がっていて。

「お、ぉーっ!? こ、こんなところに隠し温泉が……っ!?
 ……とと、やや。」

そして、視線を落とせば、お湯に浸かっている女性の姿。
どうやら、この方の声が洞窟の狭い穴に反響し、その音に釣られてきてしまった様子。
なんだかものすごく甘ったるく、とろけた様子を見てしまうと……こちらもお風呂に入りたくなってしまうというもの。
ぱぱっと和装を脱ぎ落とし、一応下腹部周りはふわふわの尻尾で覆いながら――。

「のんびりお風呂中、失礼いたしますー……。
 相席、問題ございませんでしょうか~……?」

なんて、伺う素振り。月光に白い肌と、お相手様に比べれば華奢な上半身。
けれど、むちりと肉付きの良い臀部と尻尾を揺らす獣人がお声掛け。

ご案内:「セレネルの海/洞窟温泉」にミタマさんが現れました。
ご案内:「セレネルの海/洞窟温泉」にミタマさんが現れました。
> 湯の温度は程好くぬるめで、長時間浸かるにはもってこいの環境だ。
故に絢はもう蕩け切り、すっかり夢心地といった様子で気を抜いていた、が――

「……ふぇ……、……え、は、はいっ!? あっ、はぷ――っ!」

絢からすれば突然その場に現れたかの様に見えた少女の姿が目に留まり、
緩んでいた意識が覚醒して慌てて振り返れば、苔に滑って一度身体が全て湯に沈んでしまう。
ややあって、ざばりと音を立ててその場で立ち上がれば慌てた様子で――

「ぁ、ぁ、うんっ、勿論っ!すっごく良い湯だよ、のんびり浸かってっ」

緩んだ様子を見られたか、と若干の照れ笑いを浮かべつつも少女を湯に招く。
驚きこそしたものの相手が可憐な少女であったからか、警戒は無い。

(う、うわぁ……恥ずかしい……絶対ゆるゆるな顔になってたよわ私……)

誤魔化す様に火照った身体を手団扇で仰ぐと、たわわな乳房が揺れて重さを感じ
少女が湯に浸かる姿を横目に見ながら再び自分も腰を落として入浴に戻る。

(それにしても、綺麗な子だなぁ……耳に、尻尾……人間じゃないみたいだけど……)

思わぬ邂逅に高鳴った動悸を抑えながら、少し緊張した面持ちでの時間が続いた――

ミタマ > 「ちょぉー!?……だ、大丈夫ですか!?
 今、はぷーっ!?って言いながら沈んでいきましたが!?」

驚かせてしまっただろうか。
確かに、ここは実に穴場スポット。という感じで、誰かが来るってことを想定してなかったのかもしれない。
流石に焦った様子を見せたけれど、ざばぁ!と身体を出したなら、ほっと一安心……。

「あはー。どうも、どうも。
 ……改めて、驚かせて申し訳有りません!魔物の討伐を終えて、さて……近場の宿に戻ろう。と思った所で、可愛らしい声が聞こえたものでして……。」

それはお相手様の羞恥心を煽ることになるかもしれない事実。
そう。「外まで声が反響して届いていた。」ということ。
とは言え、普通ならこの時間に海岸の外れで歌を零してても気づかれることはない。
――今日は特別。同じように、海岸の外れで魔物の捕獲を終えた冒険者がいたから。

「ではでは~。お言葉に甘えまして……おぉっ……?
 熱すぎず、温すぎず、ですねぇ……岩盤の熱で温められた天然の温泉、でしょーか……。」

ちゃぷん。と、両足を湯船に沈め、腰に巻いていた3本の尻尾を解く。波打つお陰で其処にある、性の象徴はお相手様が凝視しない限りは見えないけれど。
そのまま、ちゃぱちゃぱと、ふわふわした尻尾をスポンジにでもするように揺らし、お顔を撫でたり、掌や腕を拭ったり。

「……しかし、とても良い穴場ですけど……このような時間に、なぜこちらに?
 あ、わたしはちょっとそこらで魔物の捕獲をしていた冒険者でしてー!」

と、緊張した面持ちのお相手様に、身体を寄せながらお話掛け。