2024/06/24 のログ
ご案内:「貧民地区 裏魔術道具屋」にマカナさんが現れました。
マカナ > 「ふん、ふふ~ん♪」

貧民地区にある裏魔術道具屋。
裏とは言っているが、普通に手に入りにくいものを売っているだけで、そこまでヤバい道具ばかりが置いてある店というわけではない、はず。

時々店主が、ヤバいおクスリや、変な道具を進めてくることはあるが、そのあたりは笑顔で華麗にスルーする。

今マカナが見ているのは、魔術染料の棚。
魔術タトゥーを掘る時には、普通の染料よりもこちらを使った方が効果が高いため、定期的にやってきては仕入れをしているという感じ。

なお、普通のタトゥーに魔術染料を使うこともあるのだが、それは単に発色が好きというだけ。
魔術染料は、使えば必ず魔法が載るわけではないのだ。
……乗せやすくはあるけれど。

今の客はマカナ一人だけだが、別に貸し切っているわけではないので他の客が来ることもあるだろう。

マカナ > そんなことをしていれば、また店主からかかる声。
とある魔術品を使ってみてくれないか、というもの。

「あーしは別に道具にこだわりがあったりとか、良いものを使いたがるほうじゃないって知ってるじゃんね?
それでもあーしにやれっての?」

少し面倒くさそうに渋面になり、不満を隠さず向けた言葉。
それに店主が何とか説得しようと言葉を続ける。

曰く、そのアイテムは彫針であるとのこと
曰く、そのアイテムで彫ると魔術効果が増幅されるとのこと
曰く、神経干渉効果が強くなり、それだけ良い仕事が出来るだろうとのこと

それらを一通り聞いた後で、マカナはさらに渋面を深めた

「……あーしの彫りではさ、嫌がる子に嫌がることはせんのよね。
だから、最後の効果はあんまり意味ねーの。
魔術効果の増幅はいいかもしれないけど、何でもかんでも強いの欲しいわけじゃないからなぁ。

……ま、とりあえず見せてみ。使うかどうかはそれからにすんね。」

あまり気は進まないものの、良いものを紹介してくれることもあるからとりあえずは見せてみて、と。
そして現れた彫針を観察し、ちょっと手に取ってみて軽く回してみたりと確かめはじめて

マカナ > そうやって暫し、針を見つめながら手でもてあそんでいたものの、ゆるり、頭を左右に振れば店主の前に置いて返し

「この子、あーしに使われたくなさそうよ。
 どっちかってーと、野心バリバリとか、奴隷紋で無理やり縛りたいとか、
 そういう頭イっちゃってる系の彫師にむいてんじゃね?

 ……まぁ、そういう知り合いもいるにゃいるけどさぁ……
 あーしが持ってくのはヤダ。
 声かけて、この店に来てもらうってのがせいぜいギリギリ。おけ?」

自分の感想を口にする。
そして、何とか売りたい店主と、客を紹介することで手打ちにしたいギャルのせめぎあい。
最終的には客になりそうな相手にこの店を紹介することで手打ちとした。

マカナ > 「んじゃ、そーゆーことで。
あ、染料はこのメモの通り。
いつものちび助達にアトリエまで配達させてね。

……え?だって、あーしが持って帰ったら、あのチビたちの稼ぎが減るじゃんね。
だから、いーの。」

最後店主とそんな会話をすれば、ひらり手を振って店を出る。

今日は今しばらくふらふらしてて、面白そうなことがあったら首を突っ込んでみるしよう。

ご案内:「貧民地区 裏魔術道具屋」からマカナさんが去りました。