2024/03/25 のログ
ご案内:「王都路地裏 薬屋通り」にエウヘニアさんが現れました。
■エウヘニア > 王都の平民地区と貧民地区の間くらい。
薬屋や、魔術師、錬金術師の工房が何となく集まってる路地の裏。
多少の異臭や爆発音が響いてもだれも気にしないし、環境が環境だけに家賃は格安。
自然、そういった職を生業にする者たちが集まって形成されている通りのその片隅に、やはり格安家賃につられて、自宅兼工房を構えている女もその喧騒を形作る要素としてしっかり……工房の中に怪しい煙を充満させていた。
「あー…………、これ、高かった、のに」
無残に割れたフラスコに、がくりとうなだれ、嘆く呟き。
薬品の反応に耐えきれずに割れたフラスコの破片をかき集めながら、とんでいった一週間分の食費に思いを馳せる。
(……温度かな、それとも純度かな。とりあえず反応のメモは取らないと……)
掃除しつつどこか上の空。それから視界が煙たいのに気づいて、工房の窓を開けて空気の流れを作るのだ。
匂いや煙なんかは……それで文句を言われることもない場所だし、あまり気にしてない。
■エウヘニア > 「さてさて、こんなモノかな………まだちょっと煙い気はするけど…うん」
大きな欠片はつまんで、細かいものは箒ではいて。
割れ物を片付けた後は、残った薬剤をサンプルを取ってから処分して。片付けはなれたもの。
そのころにはもう、工房内の煙はだいぶ薄まっているのだけど、まだ何処か煙いような気がするのは、自分のローブや髪に沁みついたにおいが鼻につくのだと若干下がり眉。
湯を浴びるにしても、この時間から湯を沸かすのは少々面倒。
これはもう、どこかの浴場に行ったほうが手っ取り早いかなあ、と髪を抓んですんすん鼻を鳴らす。
───あんまりひどい匂いじゃないのだけが幸いというか。……ひどい匂いじゃないと思いたいというか。
■エウヘニア > 相しようと思ったなら、行動は早め。窓を閉めて、軽く準備して。
失ったものを考えるなら、お店も開けないといけないけどそのまえにちゃんと身づくろいはしたいところ。
この辺りを訪れるお客さんがそういうところを見てるかどうかは謎だけれども。
(速く行って帰ってくれば、いいよね……うんうん)
自分の中で都合をつけるのと、工房を留守にする準備が終わるのもほぼ同じ。
扉に鍵をかけると、足取り軽く朝からやっている公衆浴場へと向かっていった。
ご案内:「王都路地裏 薬屋通り」からエウヘニアさんが去りました。