2024/03/18 のログ
■タマモ > 時間としては、短い間だろう。
耳を立てたまま、澄ませていたのだが…
「む…?」
ぴくっ、と立てていた耳が、向けていた方向と、少しずれた方へと向き直る。
ただ、視線を向けていた方向は、変わらず…であるところから、別の何かを聞き取った、とのところか。
はふん、と軽く溜息を一つ、集中していた意識を途切れさせれば。
「やれやれ、こんな場所にも、散らしておるんじゃなぁ。
まぁ、近場であるのだから、難しい話でもない、と言う訳か。
…ともあれ、無視する訳にもいかんじゃろうて」
ぐ、ぐっ、と体を解すように、腕を回し、体を曲げてとしてから。
視線がゆっくりと、後に耳が向いた方向へと向いたなら。
ぽつりと零す、言葉と共に、ふっ、と音も無く、その姿を消すのだった。
ご案内:「王都マグメール近辺 森林地帯」からタマモさんが去りました。