2024/02/11 のログ
カルラ > 当たり前の事を言う相手に笑って見せ。
強いからこそ無事、負ければ今頃賞金稼ぎは廃業であると。

「別に挑む必要はないだろ?自分に合う相手でいいんだよ」

学べるが無謀、ならそんな事をしなくていいだろうというのが信条。
質で駄目なら数、もしくは副業でもいいのだからと。

「せめて剣は持てよ、そうじゃないと何もできないぞ」

ナイフという相手にせめてと呆れた顔を見せ。
ある程度の獲物がなければ上以前にタオ変だという持論があり。

「ン、そうだな…今日は見送りだ」

こうして話して考えた結論は見送り。
もう少し稼いでいいものにすると決めたと笑って告げて。

「勧めて貰ったのに悪いな。ちょっと稼いで良いのにする」

そして助かったと言えば、またな、と言ってそのまま店を後にすることにして。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」からカルラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」からアドラーさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にメレクさんが現れました。
メレク > 王都の貴族邸宅にて行なわれている舞踏会。
普段よりも照明を落とした薄暗いホールには管弦楽団による艶やかな音楽が鳴り響き、
華やかなドレスで着飾った男女が肌が触れ合う程に身体を近付け、会話や舞踏に興じている。
彼等は皆、一様に仮面を付けており、己の素性が何者であるのかを分からなくしていた。

表向きにはやんごとなき者達の社交の場である夜会。
しかし、その実は有閑貴族達が一夜の享楽に耽るための集いであるのは明白。
貴族の他にも見目麗しい奴隷の男女や高級娼婦、事情も知らずに集められた女達が
出生地、人種も問わず、王国人以外にも北方帝国人、ミレー族や魔族まで、多種多様に混ざり込む。
そして、灯りの届かぬ会場の隅からは男女の熱い吐息や嬌声が、音楽の途切れる合間に漏れ聞こえてくる事だろう。

その会場の中央の壁際にて一人の男が二人掛けのソファに腰掛けて高級ワインを嗜んでいる。
でっぷりと肥えた身体に、節くれ立つ十の指に嵌めた豪華な太い指輪。
仮面で顔を覆っていながらも、正体を隠す意志が見られない彼は、この夜会の主催者である。
傍らに奴隷達を侍らせて、時折、近寄ってくる貴族達との他愛もない会話に興じながら、
男は快楽に堕落する人々の姿を眺めて、心底愉しそうに只々ほくそ笑むばかりであった。

ご案内:「設定自由部屋」からメレクさんが去りました。