2023/10/09 のログ
ご案内:「人形歌劇場「プッペンシュピール」」にシノッチャさんが現れました。
■シノッチャ > 「魔王であるこの私が…負ける、なんてっ!」
舞台の上で少年と少女が交錯する。不気味なストリングスに合わせて幼く甘ったるい声色で不気味な音色を歌い上げながら少年と演舞のように剣を交えていた少女が苦悶の声を上げ、よろけながら後ずさりする。
「お前の悪事もここまでだ魔王!」
少年の叫ぶような透き通る声が響くとズサッと弦楽器を擦るような音が響き、少年の剣が少女の体を貫いて、一面が赤い照明に照らされる。
この世のものとは思えないほどの少女の断末魔の叫び声の後場面は暗転し、再び明かりがともされると早大に勇者を讃える音楽が鳴り響き重苦しく低いナレーションが響いた。
「こうして一人の勇者によって、かの悪逆な魔王はうち滅ぼされ、王国は再び平和を取り戻したのだった…」
その言葉が終わる寸前に、舞台袖から様々な衣装に身を包んだ少年少女が現れ客席にお辞儀しては去っていく。勇者役の少年と純白のドレスの少女が挨拶を終えて舞台袖に向けて手を広げると、観客たちは立ち上がって称賛するように先ほどの魔王を出迎えた。
「えへへ、今日は観に来てくれてありがとー!」
先ほどの狂気じみた演技から打って変わって、満面の笑みを浮かべながら客席に手を振り、少女がふわりとお辞儀をすると、舞台袖に帰っていった役者たち全員が再び現れて、客席に順にお辞儀をしてようやく歌劇の幕が下りたのだった。
「ふ~、今日もとっても良い公演だったわ!みんな、お疲れ様っ!」
舞台裏で役者や裏方がお互いに達成感を噛みしめながら労う中で、魔王を演じた少女は座長に手招きされて、ひとりVIPの待つ個室へと向かい、得意げな満面の笑みを浮かべて扉をノックした。
ご案内:「人形歌劇場「プッペンシュピール」」にエルビー・カルネテルさんが現れました。
■エルビー・カルネテル > 「どうぞ。」
扉がノックされ、少し緊張気味に声を返す。
養親に声を掛けて貰い、見に行った演劇は鬼気迫る内容で余は感動していた。
特に魔王役の女の子の演技が素晴らしく、打ち取られる瞬間は感情移入のあまり、刺されたような錯覚を覚えたほど。
興奮気味に感想を口にしていると、屋敷の者が気を聞かせてこのような場を用意してくれたわけだ。
余も恥ずかしくない格好をしているつもりだが、今からあの魔王役をしていた少女と会うとなると、
緊張と興奮で胸が高鳴る。
■シノッチャ > 「失礼しまーす!…えっと?君が私のこと、呼んでくれたの?」
入室の許可を得て扉を開くとそこにいたのは少女とさほど変わらない年頃の見た目をした少年で、普段相手にしているのは社交になれた大人の男性ばかりであるため離れしていないのか緊張の面持ちが隠しきれていない彼に少し戸惑いながら首をかしげて問いかけるも、彼に相対した人形はその瞳の奥から感じる純粋に歌劇に対する興奮と、少女に対してのリスペクトを感じ取ったのか、膝をついて傅いて少年に敬意を持ってお辞儀をすると言葉を続けた。
「えへへ、こんばんはっ。私の演技はどうだったかしら?」
■エルビー・カルネテル > 「うむ。 実際のセッテイングは余の家人たちだが。」
おお、舞台の上のキラキラした存在が余の目の前にいるではないか。
余は緊張を悟られたことを自覚しつつ、傅く少女に対し、隣の席を指し示す。
この部屋はテーブルと広いソファを設けており、テーブルの上には果物やジュースが置いてある。
普段は酒もあるのだろうか。
「素晴らしい演技であったぞ!
とくに魔王としての振る舞いがこう、本当に魔王がいるかのようであった。
途中から余は魔王に感情移入してしまい、打ち取られるシーンなど、本当に痛みを感じそうだった。」
演劇の感想を聞かれ、余は興奮気味に喋りまくる。
実際、観劇途中から釘付けだった。
「あ、今更だが自己紹介をしておくぞ。
余はエルビー・カルネテル。
王族の端くれの一人だ。」
VIP扱いされている理由を少女に告げる。
■シノッチャ > 「それじゃあ後からあなたの家人の方たちにお礼を言っておかなくちゃ。とても素敵な出会いを与えてくれてどうもありがとうって。」
隣の席を勧める貴方に従って、少女は椅子に腰かける。テーブルの上に置かれたままの果物の中でもブドウを一粒もぎ取るとパクッとつまみ食いして見せる。
人形であるにも関わらず、まるでお茶目な少女のように振舞いながら貴方の感想を聞いて嬉しそうに体を前のめりにして頷くと、扉の傍に控えているであろうこの場をセッティングしたというあなたの家人に対して、まるで神に祈るように手を組んで感謝して見せる。
「ホント?私初めての悪役だったからうまくできているか不安もあったの。あなたのおかげで自信がついたわ!あははっ、私、悪逆非道の魔王よ?私に感情移入って、あなたとっても面白い!でも打ち取られちゃった魔王にそこまで寄り添ってくれるなんて、とっても優しくて素敵だわっ。」
あなたの自己紹介を受けて、少女は改めて立ち上がると深々と頭を下げて自己紹介を返し、そしてまるで乙女相手にするようにあなたの顎をくいっと持ち上げながら愛くるしい少女の顔に似合わない鋭い目つきと不敵な笑みを携えて耳元にささやいて見せる。
「エルビー様ねっ、私はシノッチャ。プッペンシュピールの花形役者よっ!人間の王族ってことは…あはは!悪逆非道の魔王たるこの私の宿敵ってことになるのかしらね?…なんちゃって」
そして少しの間があって、ちょっとだけ小恥ずかしそうにてへッと微笑んで見せた。
■エルビー・カルネテル > 「そうだな。 余こそ、君のような素晴らしい子と話す機会が貰えて幸運だ。
後で褒美を渡しておくとしよう。」
目の前の余だけでなく、家人への気遣いもしてくれる様に余は感嘆する。
葡萄を食べる様も気品に溢れていた。
祈る仕草も綺麗で、これが役者と言うものかと、余は口を開けて見惚れていた。
「うむ。途中の悪役っぷりも凄く恐ろしく、途中で目を覆いそうになってしまったぞ。
そなたの演技は演技であることを忘れてしまいそうな位だった。
寄り添い過ぎて、途中から魔王の応援をしていた。
優しい? そなたにそう言われると凄く嬉しいな。 嬉しすぎて、照れてしまうぞ。」
少女の反応に余は食い気味に応じる。
興奮していると、不意に顎を持ち上げられてしまう。
余は目を白黒させていると、耳元で可愛い声と吐息がかかる。
「ううむ、余がシノッチャの宿敵にか?
王族と言うのは勇者ではないからな。
無理に魔王と戦ったりはせぬぞ?
むしろ、つけ入る隙がないかと探すであろうな。
とくにシノッチャのような魅力的な魔王ならば特にな。」
愛らしく微笑むシノッチャの腰に手を回し、抱き寄せる。
余もこれくらいのスキンシップは許されるだろう。
■シノッチャ > 「エルビー様も私と会えて嬉しい?えへへ、なんだか面と向かって言われると、結構照れるかも…」
普段臆面もなく人を誉め、演技を誉められることはあっても二人きりの場でこのように絶賛されることにはあまり慣れていないのか、少しだけ目を泳がせながらしおらしくはにかんで見せる。
自分の一挙手一投足に見惚れているあなたの反応が面白くて、目が合うたびにいたずらっぽく微笑み返してしまう。
少年の反応を見るのが面白くて、ついついからかいたくなってしまうようで、貴方の顎を持ち上げたのも魔王としての演技を振舞うサービスだけでなく、そういった悪戯心もあったみたいである。
「そうでしょ?私も途中から自分が演技してるの忘れるくらい夢中になっちゃってたからそう言ってくれて嬉しいわっ。あははっ、でも、それでも魔王の応援なんて、やっぱりあなた面白いっ」
よほど自分の演技を気に入ってくれたのか、食い気味に感想を連ねて魔王への思い入れを語る貴方の言葉を嬉しそうに照れ笑いしながら受け止める。そして悪戯っぽくして見せたサービスに目を白黒させる反応を堪能して、満足げに離れようとするとそんな隙を見逃さないように腰を抱かれて、簡単にあなたに抱き寄せられてしまった。
「勇者も宿敵だけど、彼に魔王討伐を命じたのって王様だし、宿敵…じゃないかしら?あははっ、悪逆非道の魔王ですもの。勇者以外の人間が戦えるわけ…ひゃっ!?」
抱き寄せられて少しの間、少女は言葉を発することができずに口をパクパクするだけで、貴方の手のひらに少女の体が火照っていく温度が伝わるだろう。ようやく思考が整ったのか、ため息のように一度吐息を吐くとボソッと小声であなたの耳元に囁きかける。
「はぁ…王族ってみんなこうなの?私、すっかり油断しちゃってた…。私、お人形だけどその…中身は年頃の女の子、だよ?そんな素敵な口説き文句と男らしいところをいきなり見せつけられたらその…キュンってなって勘違いしちゃう、わよ…?」
■エルビー・カルネテル > 「余は凄く嬉しいぞ。
ここの劇団の役者は皆輝いていたが、シノッチャはその中でも一際凄かった。
照れている姿はここに来て始めてみたな。
お呼びして正解だった。」
この部屋は外から覗くことも出来ない部屋らしい。
そんな場所でシノッチャの新たな表情を見ることができ、余はまた興奮する。
その証拠に声が大きくなりがちだ。
蠱惑な微笑みを見せられると、余は顔を赤らめたり、視線を逸らしたり。
遊ばれている感はあったが、決して嫌な気分ではなく。
むしろシノッチャの認識されていることに喜びを感じていた。
「シノッチャの演技が本当に凄かったからな。
余も王族の一人だから余計に見入ったのかもしれん。」
実際は余が魔王であるから、というのが本当の理由だと思うが。
これは口外できない秘密なので口には出せない。
シノッチャも余の言葉に照れたりと、なんだか盛り上がって来ていた。
そう思った余は、最初の緊張はどこえやら。
大胆にも抱き寄せてしまう。
「宿敵なんて思ってはいないと思うぞ。
その証拠にほれ、簡単に捕まえてしまった。」
抱き寄せられ、状況を分かってなさそうなシノッチャの顔を見て、
余は得意げな表情を見せる。
腕の中に捕まった少女だが、またもや余の耳元で囁いてくる。
シノッチャの顔が近づいてくるだけで、余は心臓が早鐘を打っているのを実感していた。
「勘違いしてくれていいぞ。
シノッチャを虜にしたいと思っていた所だからな。
余はシノッチャの事をもっと知りたい、全て見せておくれ。」
抱き寄せていて手で胸元を弄りつつ、唇を重ねようと。
首尾よく行けば、そのまま舌を伸ばして絡ませていくだろう。
■シノッチャ > 「あうっ、褒められるの、慣れてるのに…。エルビー様に褒められると、その…頭トロってなっちゃうよぉ…」
貴方に抱き寄せられてから変に意識してしまうようで、いつもの少女を知るものであれば間違いなく驚くであろう反応をあなたに晒してしまう。
様々な物語の様々な人物セリフを記憶しているはずの少女であるが、うまく言葉を紡げずにまるで子供のようにふわふわした言葉を漏らし、そんならしくない自分に、また照れてしまう。
最初はからかい半分で送っていた視線も、今では赤面させられた仕返しにとどうにかしてあなたを意識させてやろうというものに変わってしまい、最初は余裕気に見えていたそれも、いまでは少し子供っぽく見えるかもしれない。
「そっか、魔王と王族って確かにそっくりな立場だもの。悪い魔王といい人のエルビー様って違いはあっても、どこか共感しちゃうのかも?」
貴方の言葉に納得すると改めて自分の演じた魔王に思いを馳せる。
見るからに人のよさそうな目の前の少年と自分が演じた悪逆非道の魔王は似て非なる存在ではあるが、少年の言葉を聞くと決してありえない話だが、何となく彼が魔王であるかのように思えてきてしまった。
もちろんそう錯覚しているだけで、彼の真の正体に気づくことはないのだが。
「あっ、あうっ…もうっ、私魔王なのにっ、んーっ!」
貴方に捕まえられて、照れ隠しするために何とか魔王の役に入り込もうとするも、なかなかうまくいかず、先ほどまでの演技はどこへやら、まるで魔王の演技にあこがれて真似をするごっこ遊びの子供のようなセリフと反応でほほを膨らませてみせる。
しかしあなたの心音が次第に早くなってくるのを肌から感じると、そんなお道化た反応は次第に薄くなり、触れ合う少年の唇を受け入れて胸元を弄る手の甲に自分の手を重ねて、貴方にすべてを曝け出すことを受け入れる。
「じゃあ、勘違い…しちゃうからねっ?魔王でもなくて花形役者でもない私自身を全部、エルビー様に見せるから…だからエルビー様も、もっと私のこと虜にさせて?私もエルビー様のこともっと知りたいし、もっとエルビー様に夢中になりたいっ…。んっ、ちゅっ…エルビ…ひゃま…私の全部…見て…?」
■エルビー・カルネテル > 「おお、それは凄く嬉しいぞ。
余もシノッチャのように可愛い女の子が蕩ける姿を見るのが最高に溜まらない。」
子供らしい顔を見せ、頬を赤らめる様は年頃の女の子と言った感じである。
余は愛くるしい少女の頭に手を載せ、愛でる様に撫でまわす。
余もシノッチャを子供と言えるほど大きいわけでもないが、そんな余から見ても今のシノッチャは子供らしい。
送られる視線の意味が少し変わったように見える。
余は視線を感じる度、口元を細めてにっこりと微笑んで見せた。
「ただ魔王は人間の王と違って武力が突出してないといけないがな。
魔族は武力の無い者には基本的に従わない。」
…っと、魔族談義をしてしまう。
とはいえシノッチャが演じていたような恐ろしい魔王にはなれないのだが。
「生憎だったな。
人間は魔王であっても手玉にしてしまうぞ?」
余はシノッチャを捕まえ、余なりにちょっと悪そうな顔をして見せる。
と言っても子供が子供を捕まえているような、迫力に欠けた光景だろうが。
膨れた頬が可愛らしく、手を伸ばして擦る。
が、次第にシノッチャの表情が子供から女のソレへと変わっていく。
余の口づけを受け入れ、胸元では二人の手の甲が触れ合っていた。
シノッチャの温もりを感じ、余の体温は少し高くなってしまう。
「ああ、たっぷりと勘違いしておくれ。
そしてシノッチャの全てを余に見せてくれ。
余もシノッチャに好かれるように全力を見せるとしよう。」
余はシノッチャと舌を重ね合い、キスを繰り返す。
互いに唇を開き、唾液を交換し合い、求め合う様なキスを堪能し。
胸元を触れていた手はドレスを脱がそうとするだろう。
■シノッチャ > 「もうっ、魔王は私なのにぃ…くすっ…。エルビー様ひどいわ。私のことをからかって…。恥ずかしがってるのを見て愉しむなんて…。魔王みたいに意地悪だわっ」
すでにお互いの格付けが終わってしまった今となってはいくら少女が必死に取り繕っても子供らしくて可愛らしい以上の反応を引き出すことができず、むしろ優しく微笑みかけられて余計に少年を意識させられてしまうだけである。
人形であり心を持たないはずの少女のほうが完全に心を乱されてしまっている現状は少女にとっても滑稽だったのか、それともようやく少しだけ慣れてきたのか、思わずくすっと吹き出してしまい、思わず冗談を口にする。
「そう、なの?とってもお勉強になるわっ。エルビー様は王族だけあって、魔王のことにも詳しいのねっ」
人間や、まして人間の描いた物語や書物からしか魔族の価値観を知りえることのない人形にとって魔族談義は新鮮で、思わず感心するようにため息をついて見せる。
軽口で魔王のようと揶揄したり、魔族に詳しいとは言っているものの、自分を捕まえ精一杯悪になり切れない顔で悪い顔をして見せる少年が魔王であるとは到底思えず、そんな迫力のない魔王に捕らわれて、膨らんだ頬を撫でられてくすぐったそうに目を細める魔王を演じる少女の姿は傍から見たらほほえましく映るかもしれない。
しかしそんなじゃれ合う子供のような雰囲気は、徐々に男と女のそれに代わっていく。
貴方の唇が触れ、舌先が絡みつくと少しでもあなたと触れ合いたいとばかりに自らも積極的に舌を絡みつける。
貴方の体温が高くなると、自分に興奮していることが伝わってたまらなく幸せに感じてしまい、もっと自分の魅力を貴方に見せつけたくなってしまう。
啄むように何度もくっついては離れる貴方を名残惜しそうに求めながら唾液を混ぜ合わせて一つにするたび、切なく目を細めて甘い吐息を漏らしてしまう。
「うん、いっぱい勘違いしちゃう。勘違いしすぎて私の全部エルビー様に捧げちゃう。心も体もぜーんぶ。それでね?勘違いが本当になるくらい、エルビー様のこといっぱい好きになっちゃうの。」
胸元を堪能していた両手がドレスのボタンを外し始める。
少しだけ肌を赤らめながらもおとなしく従い、それどころか自ら手を挙げて脱がしやすいように導いていく。
ドレスの下からは見た目のとおり幼げで、それでいて繊細で儚げな華奢で色白の絹肌が露にされる。
人形であるといっても決して信じられないほど精巧に作られたそれを貴方に見つめられると、恥ずかしさよりもうれしさのほうが勝るようで、自ら貴方の膝上に跨ると胸元に貴方の顔を抱き寄せて優しくなで始める。
■エルビー・カルネテル > 「魔王様でも油断するとこうなると言うことだな。
悪い奴はたくさんいるからな。
余もそんな悪い奴だと言う事かも知れん。」
少女を見ては余もくすっと笑ってしまう。
駄々をこねる子供のようなシノッチャはとっても可愛いのだ。
彼女が人形だと初めに説明を受けていたが、余にはとても信じられない。
これほどまで表情豊かで、おまけに冗談を言ったりする人形がいるのだろうか。
「う、ま、まあな…。」
褒められている筈なのに、ちょっとバツが悪かった。
魔王のことに詳しいとか、魔王みたいと言われると、なんだかグサグサと突き刺さる。
とはいえ、そんな気持ちもシノッチャの頬を撫でていると直ぐに切り替わる。
子供らしい表情を見せつつ、仄かに漂う香りは女の子の匂い。
そして、そんなシノッチャと舌を絡ませていく。
口腔内で舌が蛇のように這いずり、舌と交尾のように絡ませ合い。
同時に歯茎をなぞり、溢れ出た唾液を啜り、飲み干す。
シノッチャの唾液は直前に食べて葡萄の味がして、甘い。
おまけに吐息は熱くて艶めかしい。
余の身体が興奮してしまうのは当然と言えるだろう。
「そうか。
それは凄く嬉しいぞ。
シノッチャの為なら余はなんでもしてしまいそうだ。」
ドレスのボタンが外れ、シノッチャの裸体が露になる。
人形らしい華奢な身体で、肌は陶器を思わせる白さ。
思わず見惚れていると、膝の上に重みが。
シノッチャが膝に乗って来たことに気付くと、抱きしめられ、胸に顔を寄せられる。
「おお、シノッチャ。
そなたは可愛いな。」
余は頭を撫でられると、双眸を細め、シノッチャの温もりを感じていた。
両手を伸ばすと、シノッチャを優しく抱きしめる。
そして、シノッチャの背中を両手で撫でまわしていく。
それは愛撫じみた触れ方で、シノッチャの性感を刺激するだろう。
■シノッチャ > 「くすくす…私がほんとの魔王だったらエルビー様に打ち取られちゃってる。だとしたらエルビー様は勇者だもん。悪い奴なんかじゃないわ?」
つられるように笑いながらも魔王と言われてばつ悪そうに反応する貴方の目を見つめると、その前に口にした悪いやつかもという言葉に反論し、それに意地悪だけど優しいものと愛らしく微笑んで見せる。
自分を愛でると機嫌よくなる貴方が愛おしくて、もっと愛でてほしいと思わずにはいられない。
頬を撫で、舌先で口内を味わいながら混ざり合った二人の唾液を飲み干すあなたに、今度はこちらの番とばかりに舌先を絡めると、何度も啄みながら自分の食べたブドウの味がかすかに広がる貴方の口内を味わっていく。
「ん~?エルビー様は私のためなら何でもしてくれるのね?それじゃあなんでもしてもらおっかなっ?」
貴方の言葉に揚げ足を取るように食いつくと、役者とは思えないほどわざとらしく演技っぽく悩んでみせながら貴方のシャツのボタンをゆっくりと外していく。
背中に伸びてきた手が味わい尽くすように肌を撫でるたびにびくっと体を震わせる。
何とも言えない多幸感が胸の中に広がって、胸元で独占するように抱きしめた頭を撫でながら甘ったるい吐息を漏らしながら貴方の愛撫を受け入れると、一度頭を離して解放し、両手で貴方の頬を包み込んで瞳を合わせると、にっこり微笑みながら口づけを交わす。
「っ、はぁ…そう、だよ。私は…シノッチャは可愛いの。エルビー様に愛されると、もっと可愛く育つお人形さんなの。…決めたっ。エルビー様何でもするって言ったから、私の一番のわがままを聞いてもらうわっ」
■エルビー・カルネテル > 「余は勇者には成れんな。
こんなに可愛い可愛い魔王を討伐できるわけないだろう。
その代わり、余の家で囲ってしまうだろうな。
それでも悪い奴じゃないと言えるかな?」
余はシノッチャの微笑む様を見ては、頬が緩んでいた。
舞台の演劇とは違い、余に誰かを打ち倒すようなことはできないだろう。
そんなことを考えつつ、シノッチャとキスを楽しむ。
リップ音や空気の漏れ出る音が鳴り、シノッチャに咥内を攻められていた。
柔らかい舌が余の口の中を蠢き、唾液を啜っている。
あまりに気持ちよく、余は唇を突き出してしまう。
「シノッチャは可愛いからな。
余はシノッチャが喜んでくれるのならたいていのことはするだろう。」
なんだか悪そうな雰囲気のシノッチャに、余はでれでれとなっていた。
シャツのボタンが外され、シャツが脱げてしまうか。
余の肌は色白で、細身である。
流石にシノッチャと違い、多少筋肉はついているだろう。
余がシノッチャの背を撫でまわすと、敏感に反応を示す。
それが面白く、余は背や脇、鎖骨を撫でまわして。
頬を両手で包まれ、キスをされ。
余はシノッチャの瞳を恍惚の表情で眺めた。
「なんだ?
どんなわがままだ?」
■シノッチャ > 「ふふっ、それなら何も問題ないわっ。だって私お人形だもの。お人形はお家で愛でるものよ?」
貴方の言葉にくすくすと笑いながら答えると、もはや論点が役どころとしての魔王であるのか、少女自身のことかさえも曖昧になって自分でもあれ?と首を傾げ、少し悩んだ後でまあいいかと貴方に全力で甘え始める。
頬を緩ませながら膝の上の少女を愛でる貴方との口づけが奏でる音が何とも淫靡でクセになる。
貴方を求める唇が心地よいのか、ねだるように唇を尖らせた貴方に何度も貪りつくと、勢い余って頬ずりしたり首筋を舐めとったりと貴方を求める気持ちが抑えきれずに本能のままに味わい始めてしまう。
「えへへっ、それじゃあ言うね?私のわがまま。…エルビー様っ、シノッチャのこと、いっぱい愛でて可愛がって?シノッチャでいっぱい遊んで楽しんで?エルビー様のお気に入りの玩具にされるのが、お人形の私にとって一番のわがままなの。」
シャツを脱がすと色白で華奢な体が露になった。
いくら骨格や多少ついている筋肉が彼の男性性を強調しても、やはり華奢であることには変わりなく、そんなあなたの細身が可愛いものが好きなお人形にとってはたまらなく愛おしく感じてしまうようである。
その胸元にぴとっとくっついて一度頬ずりすると、膨らみかけの乳房をその胸板に押し当てるように密着して抱き着いて、背中だけでなく脇や鎖骨まで撫で始めた貴方の手のひらをくすぐったそうに受け入れながら瞳を見つめて少女にとって一番のわがままを口にした。
「シノッチャはお客さんみんなの看板役者で、歌姫で…みんなのモノだし、私もそんなシノッチャでいたいけど。大好きな人に独占されて大好きな人ただ一人だけのお気に入りの玩具にだって憧れるのよ。だってお人形さんだもの。一番じゃなくていいの。お気に入りの玩具の一つになれたらそれでいいの。…ダメ、かな?」
■エルビー・カルネテル > 「そうだな、可愛いお人形はお家でたっぷり可愛がらないとな。
お人形なら着せ替えもしないといけないかな?」
シノッチャの言葉に頷きながら、余の頭の中で魔王は?と疑問が浮かぶ。
どうやら二人して似たような事を考えるも、直ぐに思考を放棄。
余も甘えてくるシノッチャを受け入れ、たっぷりとキスを繰り返す。
もはや口から唾液が零れ落ちていたのだが、気にならない程だ。
シノッチャは次第に興が乗ってきたようで、余と頬擦りをしてくれたり、
首筋を舐めてくれる。
余はくすぐったさと、それ以上の気持ちよさを感じていた。
「なんだそんなことか。
それならお安い御用だぞ。」
余はシノッチャの頭を撫で、承諾の意を示す。
胸元に頬が当てられると、余はシノッチャを抱きしめながら首筋にキスをした。
そのまま唇を押しつけ、鬱血痕を残していく。
お互いの胸元が擦れ合うと、余の身体は更に熱くなる。
いよいよ余の下腹部がズボン越しでもわかる程に滾っていた。
「余の女になりたいのか?
可愛い奴だな。
当然、余は大歓迎だぞ。
シノッチャの身体に余の匂いが染みつく程に可愛がってやろう。」
■シノッチャ > 「着せ替え遊びは大好きよっ。このVIP席にも可愛いお洋服いっぱいあるの。…あとで試してみる?」
貴方にお人形として認識されることが嬉しいのか、着せ替え遊びに食い付いて、その瞳を輝かせる。
口の端からこぼれる唾液が二人の白い肌を濡らすと、まるでそれをローションのように二人の体を摺り寄せて肌に引き伸ばしながらゆっくり貴方に体重をかけていき、背もたれに押し付けるように貴方の上になる。
そしてまるで肉食動物が捕食するかのように首筋だけでなく鎖骨や耳、胸元にまでキスをして貴方のすべてを求めるように堪能しながら気持ちよさそうに緩んだ顔を愛おしそうに眺めて見せる。
「ほんと?シノッチャのこと、エルビー様のお人形さんの一つにしてくれる?」
頭を撫でながら二つ返事で承諾する貴方に目を輝かせながら首をかしげると、うれしげに再び貴方に抱き着いて。
首筋を強く吸われると、血は流れていないためそれを再現しているものとはいえ、独占欲の証である鬱血痕…キスマークを付けられて、部屋を装飾する金箔に反射する自分の姿を見て、貴方に所有物の証を付けてもらえたことを知ると愛おしそうにその証を撫で目を細めた。
貴方の上に跨る下腹部に、布越しでもわかるほど熱を帯びた肉棒が押し当てられるのを感じると、少女も察したのかゆっくりと貴方の下を脱がしていき、ズボンで抑圧されていたそれを曝け出す。
人形である自分を女として、ツガイとして認識している証に内心喜び、そしてお人形としてだけでなく一人の女性としてかわいがるというその言葉にお人形ではなく女の子として応えるために、すっかり濡れて貴方を受け入れる準備のできた股ぐらにその先端を押し当てて、ゆっくり胎内へと沈めていく。
「あうっ、そう、直接的に言われると…恥ずかしい。…でも、オンナって言ってもらえて、嬉しい!…シノッチャはお人形さんだけど…精一杯頑張ってエルビー様のオンナになるからっ、だからいっぱい愛で…じゃない。愛して…可愛がって?私もエルビー様のこといっぱい愛するから…二人で愛しあお?」
■エルビー・カルネテル > 「それは楽しみだな。
シノッチャは可愛いからどんな服を着ても似合いそうだ。」
華奢乍ら色香の漂うシノッチャの裸をみては、口角をあげる。
舞台上のシノッチャは気品に触れていたが、今は立派に女である。
着せ替えた時のシノッチャがどんな風に変わるのか、楽しみだ。
シノッチャが唾液を擦り付けつつ、余に体重を傾ける。
見た目通りの軽い体重だが、余は抵抗をせずそのまま押し倒された。
「…ん♥」
どうするのかと期待を籠めた目で見ていると、首や胸、鎖骨にキスをされる。
くすぐったさに身もだえるが、思わず口からは喘ぎ声が漏れ出して。
「お人形どころか、余の妾として迎えてもいいのだぞ?」
抱き着かれると、余はまたまた口元が緩む。
だらしない顔を見せつつ、下腹部ではいよいよズボンが窮屈なほどに膨れ上がる。
余が残したキスの痕を嬉しそうに触れる様子は妖艶にも思えた。
そうこうしていると、少女の手が余のズボンを脱がしていく。
足も細めで色白の余だが、男性器だけは人並み外れてデカイ。
おまけにシノッチャが上に載っていることもあり、外気にさらされた時点でそそり立とうとしていた。
先の部分は既に雄の香りを放ち。
シノッチャが股座に沈めれば、膣内を押しひろげ、深く突き刺さっていくだろうか。
「シノッチャは立派に女だぞ?
人形であることを忘れてしまうくらいだ。
だから余のチンポも大きくなっているだろう。
シノッチャのなかが気持ちいいと、訴えているのがわかるかな?」
余はシノッチャを抱きしめたまま、腰を上下に動かす。
まだ半ばほど外気に触れたままの極太チンポを少しずつ、シノッチャの膣内に突き刺そうと。
「ああ、二人でたっぷり愛し合おう。」
■シノッチャ > 「えへへ、じゃあ後でエルビー様好みのお洋服、いっぱい着せ替えて遊びましょ。」
人形劇の役者ではなく人形でありながらも一人のオンナとして振舞う少女を見て、衣装によってどんな変化をするのかを今から楽しみに想像している貴方に後からたっぷり見せてあげると囁きながらその期待を煽り、舞台での気品や演技での凄みとは違う、欲望のままに目の前の男を求める淫乱な姿を惜しげもなく貴方に見せつける。
口から洩れる貴方の喘ぎを聞くと嗜虐心がくすぐられるのか思わず満足げな微笑みが零れて色素の薄い乳首にかぷっと甘噛みまでしてしまう。
キスマークを撫でながら所有物となったことを喜ぶ姿を見て妾としてすら迎え入れるとまで口にした貴方に思わず顔を綻ばせて胸板に甘えるように頬ずりをする。
「妾だなんて…お人形なのにそんなこと言われたら頭の中幸せでいっぱいになりすぎて破裂しちゃうよぉ…。えへへ…じゃあ今日から役者としてのシノッチャはお客さんみんなのもので、女の子のシノッチャはエルビー様だけのモノっ!エルビー様がいっぱい自慢できるように、私いっぱい頑張るわっ」
キスマークを撫でる姿に見惚れる貴方に自慢げにその痕を見せびらかして、感謝のキスを貴方の首筋に返す。少しきつく吸うと、貴方の首筋にも二人おそろいの痕を残す。
露になったそれはこうしてVIPを相手し慣れているはずの少女にとっても予想外なほどに大きく、その先端と繋がっただけで、少女の中で大きな存在感を主張している。
「ほんと?エルビー様も、とっても立派な男の子、だねっ。んっ、くっ…凄い…私の中、エルビー様でいっぱい広がってるの。ひぁ…んっ、まだ動いちゃ、ダメっ…まだ凄いの慣れてないからっ…頭の中っ、昔覚えたセリフ全部、消えちゃうっ…エルビー様で上書きされちゃうっ…!」
ようやく先端がすべて収まったばかりなのに、少しずつだが休む間もなくさらに膣奥深く突き刺すように上下に体をゆすられて、思わず貴方に抱き着きながら蕩けきっただらしない顔を晒してしまう。
少女が今まで学習してきたどんなことよりも大きな存在感で胎内と頭の中に主張してくる肉棒の感覚は少女を虜にするには一突きでも十分で、すでに頭の中は貴方に愛される喜びと、今まで味わったことのないほどの快楽を与えるその肉棒のことでいっぱいいっぱいで、貴方を喜ばせようとあれこれと考えていた企みはすべて消し飛び、ただ自らも腰を揺すってより大きく深く貴方の肉棒を求めながら上半身も密着させて貴方のぬくもりを独占することしか考えられなくなってしまう。
「うんっ、愛し合うっ、今夜はシノッチャはエルビー様だけのものだからっ、だからエルビー様も、今だけはシノッチャだけのものっ…。二人だけでいっぱい愛し合うのっ」
■エルビー・カルネテル > (中断)
ご案内:「人形歌劇場「プッペンシュピール」」からシノッチャさんが去りました。
ご案内:「人形歌劇場「プッペンシュピール」」からエルビー・カルネテルさんが去りました。
ご案内:「施療院」にリーナさんが現れました。
■リーナ > 【お約束待機】
■リーナ > 移動します
ご案内:「施療院」からリーナさんが去りました。