2023/09/18 のログ
ご案内:「王都空き地の薬屋さん」にカミールさんが現れました。
カミール > そんな怪しげな香りと空気がする薬屋に足を運ぶ長身の女の姿があった。
褐色の肌を惜しげもなく晒して、鍛えられたその体は芸術品のよう。
太ももや腹部、肩には炎のような黒い入れ墨があり、見るものを威圧するか、視線を集める。
ほぼブラとホットパンツの姿で歩きながら、テントの天幕をくぐる。

ここには様々な効能の薬があるという噂を聞いてやってきた客の一人であり。
どんな効能があるのか、興味があって足を運んできたわけだが。
中を見れば少々狭いがそれでも様々な薬品や素材が敷き詰められている。
年若い店主がいるという話だが、さて、座っている少年へと褐色の女は声をかける。

「なんか新しい商品でも作ってるのかい?店主さん」

女性としては低めの声。短くはあるがぼさぼさの青い髪を持つ女が少年を高い視線から見下ろす。
紫色の瞳は強い意志が感じられて、人によっては引き込まれるような魅力があるかもしれない。

「空気ぐらい換えたほうがいいんじゃないか?あんた暑そうだよ」

と、火照っている彼の肌を見てそう提案しつつ。
いつまでも止まらないその指を見て、作ってる薬を眺める。
なんとも色合いが妖しい桃色。香りは甘く、何度も口を運んでいることから味はいいのだろう。
とはいえ、勝手に飲むのもよろしくはないだろうし。まずは今のように声をかけて様子を見よう。

タン・フィール > ぱさり、とテントの天幕が開く音には気を払っていた幼子。
その気配に反応する素早さや、反応してからそそくさと歩み寄る様は仔猫を思わせる俊敏さで

「わわっ……っとと、 いらっしゃいませーっ。」

こしこしと後手で、蜜を舐めしゃぶっていた指を拭いながら頭を垂れて挨拶。
つややかな黒髪を散らせながら顔を上げ、赤い瞳で見上げる相手との身長差は実に60センチ近く、頭3つぶんほどの差に近い。
しかし、威圧されることもなくきりりと眼差しを返して…
否、正確には、その肌や紫の射抜くような視線に僅か引き込まれてしまいつつ、

「えぇと、ハイ! いまは、滋養強壮・体力回復に効くおくすりの味見中でしたっ。
……ちょっと美味しくできちゃったから、ついついつまみぐいしちゃってて……。

あぁっ…たた、たしかに、暑いですよね、このまんまじゃっ。」

もしかして、暑い店内=不快な店内と思われたのではと、急いで天幕の横の縛り布で出入り口を換気し、固定する。
汗ばんだ肌に張り付いた桃色のシャツは、その肢体のシルエットをわずか浮き上がらせていて、傍目には随分と蠱惑的な格好の少女のようにも見えるだろう。

「えぇと……なにか、お探しのおくすりの種類とか、ありますか?おきゃくさま。」

口慣れた様子で、ぱたぱた上記した頬を仰ぎながらどのような商品をお求めか訪ねて。

カミール > 慌てている様子に、若干自分のやっていることにあまり気が付いていなかったよう。
そんな可愛らしい姿を見ながら、しっかりとある程度は対応しているようで。
内装に気を使っているのは、客としては見るものが多くてありがたい。

「滋養強壮ね。まぁそういうのの需要は事欠かないわけだけど。
今作ってるののウリはなんだい?ただ効能がよかったり、安いだけじゃ繫盛しないだろう?」

カウンターに無遠慮に腰かけて、まずは今作っているものに興味を示す。
そんなに夢中になって指を突っ込んで舐めるぐらいだ。何かしらのウリがあるんだろうと。
そんな色になるほどの素材を詰めているのなら、何らかの特殊な製法でもありそうだが。

「ここにゃ色んなモンが売ってるって噂を聞いてね。でも噂は噂だ。
おすすめ商品やら、どういうのをウリにしてるのか気になる性分なんだ。
まさか、可愛い店主の姿だけ、っていうわけでもないだろう?」

手をパタパタしている少年へと手を伸ばして、そっと頬を手の甲で撫でる。
口の口角を上げて野性的な笑みを浮かべる様は、蠱惑的な少女をこれから食べる狼のよう。
汗ばんでいる首元へと眼を向けつつも、それはそれとして買いたいものや聞きたいものはある。

「求めているのとしては即効性のある回復薬とか、プロテインとかかね。
知り合いや世話してる奴が最近若干肉が付き始めてて、瘦せさせようと思ってる。
ま、正確に言うと鍛え直すつもりだからそういうトレーニングに効くモンが欲しい。なんかアテはあるかい?」

タン・フィール > 「他に副作用とかが無いか、体を張って実験……っていう意味もあったんですよっ、……一応、ほんとに。

えぇと、このお薬の売りや効き目は、通常この濃度や成分で薬を作ると、とってもニガくて飲みにくいものになっちゃうところ、蜂蜜くらい甘く飲みやすいカタチにできたところ、です。

…副作用としては~……普通のニンゲンが使っちゃうと、若干中毒性が出ちゃうかもしれないのと……強壮効果が強く出て、その、あのっ……平たく言うと、摂ってすぐに、えっちなきぶんになっちゃうかも。

ボクは、普通の人より体制があるから、まだそこまででもないけれど。」

と、現在試験的に作っている薬の詳細も伝えて、
その説明からは、普通のニンゲンではないことも伺わせつつ。

いくつか適当かつ乱雑に並んでしまっていた薬棚なども位置を正していきながら、ふとその頬に触れた褐色の手の甲にどきり、と時間が一瞬止まって

「ふゃ……っ!?……ぁ、ああ、はいっ……!
ほかにも毒消しや魔力回復薬……ほかにも、その、『夜』をいろどるお薬なんかも、あつかって、ますっ……」

赤く火照っていた肌が、褐色美女の助言で外気を取り込んだことで、流れ込んできた空気に触れて冷やされ、元の健康的な白い肌を取り戻しかけていた矢先に触れられたことと、
僅かに薬効が効いてきてしまっていること、
『夜』の薬の説明に入ったことで、また少し赤く染まってしまう。

「なるほど!ありますありますっ。
脂肪燃焼効果のある、スパイスで味付けした干し肉や、スープにできる粉末…。
体型や筋肉を付けたいならば、使用に注意がひつようだけど、肉体変化薬なんていうのもありますし。」

と、それはそれとして頭をしゃっきりさせ、必要とされる薬はありますよと、それらのラベルの貼られた瓶や、謎めいた干し肉なんかを棚から引っ張り出してくる。

カミール > 「ほう。体を張って、ねぇ。結構なことじゃないか。
そういうのを真っ先に自分で試すなんてね。見上げた職人魂さ。
苦いから、味を変えて飲みやすくか。味を変えても効能は下がったりしないのかい?
だとしたら、すごいもんじゃないか。子供だって飲めるシロモノになれるわけだ」

言外に臭わせるその言葉を、今は無視しながらそう感心した声を上げる。
だがそんな彼でも、何度も飲んでいるせいか大分副作用が来ているようなのは明白で。
手を触れた瞬間に高鳴る少年の鼓動を感じても、そのまま手を離すことはせず。

するすると、その手は蛇のようにそのまま少年の首元を撫でるように。
低めの体温は今の少年には心地いいかもしれない。

「ふぅん、夜にもね。そりゃ、ニンゲン用以外も扱ってそうだね?
店主であるあんたはどうなんだい?そのクスリで、自分も効いたりするのかい?」

そう聞きながら、手を一度離して彼の様子を見守る。

「なかなかいい品揃えじゃないか。気にいったよ、せっかくだしいくらか買っていこうじゃないかい」

そう気前よく言いながら、引っ張り出して来る彼を見て。
最後の商品を取り出して、紹介しようとする少年のシャツを掴む。
そのまま、驚いているであろう彼の耳元へと艶やかな声で。

「静かにしな。外から見られるかもしれないだろう?」

そう囁いた後、掴んでいた手をそっと薄い胸板へと下ろして行って。
そのシャツの留め具をつまみ、上から1つ、2つ、とゆっくりと外していく。

タン・フィール > 「ぁ、ははぁ……そういってもらえると、嬉しい……どうもっ。
ぅん、味は変わっても効能そのまま。
煮詰めれば煮詰めるほど濃度が上がってくから、シロップや飴玉みたいにもできるかも……?

そう、副作用さえなんとかなれば、おこさまにもおすすめなんですよっ」

自分自身も相当にお子様な容姿をしておきながらそうプレゼンしつつ、
しかし副作用に熱を込められた肌に対して触れられた反応は、ウブすぎるものではない。
低めの体温の褐色が頬から首筋へなでおろされてくれば、
まさに蛇に絡みつかれる小動物の如く固まってしまって、

「ぅ、あっ…っ…っ…は、はいっ…対魔物用にも使えるものや……たとえば、サキュバスとか、特定のミレーとか魔族とか、
いろんな種族にも効果がでるようにしたものもあって……
……ボクに効くのも、あります。」

こくり、とおそるおそる頷く。
それと同時にするすると手が離れていけば、「ぁっ…」と、
名残惜しいような、助かったような気の抜けた声が漏れて。

「……わぁっ…!ありがとうございま、すっ……!?…
っひ、ぅあ、おきゃく、さまっ……!?……っ。」

商品をカウンターに腰掛ける彼女の隣に並べて、ひとつひとつ紹介と値段交渉でもしていこうとしていた矢先に、
再び忍び寄ってくる褐色の手指。
気づけば、いつの間にか耳元に及んでいたつややかな唇が紡ぐ「静かに」の声に、ひゅっと息がとまる。

ひとつ、ふたつと外されていくシャツのボタンからは、未発達の薄い胸板…そして淡桃の突起が2つ並び、
じわりと汗が滲むも、果実のような瑞々しさと香りの其処がさらけ出されていく。

視線が、驚いたように彼女と出入り口を交互に見る。
だれも入ってきませんように、見られていませんようにと。
無人を確認すれば、その視線は再び蒼と褐色の美女に釘付けになって、固まったままボタンを外される作業は続いていく。

カミール > 4つ目ぐらいで留め具を外したところで手を止める。
空気の揺れによって、そこから晒された少年の上気した白くも赤い肌。
それを見下ろして、女は自らの胸を強調するようにカウンターに身を乗り出して上半身を乗せて。
たゆん、と谷間が少年が視線をすぐに剝けられる場所へと置かれる。

「くふ、そうかいそうかい。じゃああんたは今効きすぎてそうなってるのかい?」

留め具を外した手を離して、突起が並んでいる薄い胸板を覗きながら。
それ以上何かをする訳でもない。ただただ、からかうように肘をカウンターに置いて、自身の胸に腕を乗せる。

「肉体変化薬ってのも気になるね。いろんな薬の味も試せるわけだろう?
ま、私としては……店主がどんな”味”をしているか気になってるわけだけどさ」

天幕と、自分とで交互に見れるような位置に座りながら。
じっ、と熱っぽい視線でこちらを見ている少年へと視線を合わせて。
両手を伸ばして、少年の頬を抱えるように手を当てて。
自身から視線を外そうとしても外せないようにこちらへと顔を合わせる。

「どうだい?これから味見と……少しばかり、”値段交渉”でも、さ?
この場所でも、宿でも……奥でも……ね?」

そう、胸元を僅かに、布を器用に肘で下ろしてちらり、と褐色肌に対して、白いその乳輪を見せる。

タン・フィール > 少年の赤い視線は、たっぷりの重量と肉感とを感じさせる褐色の乳房に釘付けになっていて、
其処から谷間と、褐色の美貌とを視線は行き来してしまう。
それほどの魔性めいた魅惑さの肢体と表情、声色。

「ぇえっと……そのっ…… そう、ですっ……。」

きゅっと桃色シャツの裾を、恥ずかしそうに掴んでそう答える。
それ以上なにをするでもない、露出させられ見られるだけというもどかしい状況に、は、ふ、と断続的に熱く息を吐いてしまいながら

「はい、お客様のおこのみで、あまくもしょっぱくも、無味無臭にも。
肉体変化薬は、名前の通り肉体をどんなふうにでも自由に変えられるお薬で……っ
効果期間も、一時的からずっとまで、色々選べるけど……ちょっと、おたかいですっ。」

やがて視線は、サファイヤを思わせる紫色の視線と赤が交わり合い、
その舌でいたずらっぽく布をずりおろした先に見えた白の乳輪に気づいて、いよいよ耳まで真っ赤になる。
きゅっとシワを作る裾を思い切り引っ張って足の谷間を隠しているのは、ただ恥ずかしさに耐えているからだけではなく、
その奥底で熱にあてられはじめた強張りを必死に押し隠そうとしているため。

「そっ……それ、じゃあ、奥の方……空いてる、からっ……
奥で、"値段交渉と味見"……いかがでしょっ……かっ…。」

どぎまぎとしながら少年が応えたのは、ベッドや家具などが並ぶテントの奥…。
調合中の薬や素材の匂いも新鮮な、このテントを彩る様々な要素がさらにぎゅっと詰まった気配のある、少年店主のプライベートな生活空間。

カミール > 【次回継続します】
ご案内:「王都空き地の薬屋さん」からカミールさんが去りました。
タン・フィール > 【次回継続します】
ご案内:「王都空き地の薬屋さん」からタン・フィールさんが去りました。