2023/09/14 のログ
ご案内:「平民地区の一軒家」にスバルさんが現れました。
■スバル > 平民地区の一角にある一軒屋。
暖かな家庭であり、両親は今、仕事に出かけていて兄妹たちも、皆出かけて居る。
外に出るのを怖がる少年スバルは、一人家の中で待つ事を選択している。
唯、家の中に居るというのは、心苦しいという事もあり、少年は何時も家の中を掃除したり、料理を作ったりしている。
今日も、何時ものように両親が買ってきてくれた食材を使い、部屋を掃除して皆の夕食を作って、待っている。
「早く、帰ってこないかな。」
小さくつぶやく声は、言葉は、期待の現われだった。
他の皆には、内緒の関係。
大好きなあの人との、逢瀬、家族が帰って来るまでの、秘密の密会。
何時、バレてしまうのかと言う怖さはあるけれど、それ以上の、感情があるから。
リビングで、一人椅子に座り、ぷらりぷらりと、足を揺らしながら。
帰ってくるのを、静かに待っている。
■スバル > ガチャりと音がした。帰って来たのだ。
「おかえりなさい……!」
ぱたぱたと、小さく足音を立てながら少年は、決して速い速度とは言えない速度で走り出して。
廊下で帰ってきた人に抱き着いた。
甘えるようにその胸で頬ずりしたのちに。
居間に行き、食事を摂って、お風呂に入って。
その後を知る者は。当人たちのみのお話―――。
ご案内:「平民地区の一軒家」からスバルさんが去りました。