2023/12/05 のログ
ご案内:「魔族の国・市街」にアルジェントさんが現れました。
■アルジェント > 魔族の街も、人の街も、その構造自体は大して変わらない。
住人がいて、生産活動があって。場合に寄れば統治方法だってさほど変わらないのかもしれない。
それでも、人の街から魔族の国に戻ってくると、何とはなしに肩の力が抜けるのは、己にとってはこちらが故郷に該当するからか。
ゆらゆらとコートの裾から覗く尾を揺らしながら、とがった狼耳を軽く寝かせて魔狼は自由を満喫中。
偵察仕事を終えた後だからそれなりに懐も潤ってるし。
─────懐が寂しければ荒野で狩りをすればいいだけだが。
「────まァ、あんま変わってないのな」
寒さには強い性質だが、どこかで酒を求めてもいいし。
少し離れていた、けれど見知った街並みを眺めた呟き。
己の知ってる店がまだ残ってればいいけれど、とぶらぶらと特に目的も定めずに歩んでいる。
多種多様な種の中では、己の毛並みも、耳も尻尾も特に奇異ということもない。
似たような種もいるし。強そうな角もちもいる。何もないのももちろんいるが。
■アルジェント > ぱさ、とコートの裾をひるがえす。
思いついたように足は路地に向かいだして。
少し入り組んだ場所にあったはずの己の行きつけの酒場。
小さな店だったがはたしてまだやってるだろうか。
ついでに、その店でこの街の近況なども耳にできたらちょうどいい。
その足取りは軽く、遊歩を楽しむように進んでいった。
ご案内:「魔族の国・市街」からアルジェントさんが去りました。