王国の北方に存在する「魔族」の国。
王国とは険しく長い山脈で隔たれており、それらの山を越えない限り魔族の国へ行くことはできない。
多くが謎に包まれており、詳細を記録した書物などはほとんど存在しない。
囚われた人間などが奴隷として扱われたり、繁殖のために使われたりしているようである。
魔物の中でも、知能が高く、貴族的な身分の者たちが多く住んでいるらしい。
魔族の国にはそれぞれの魔族が治める領地があり、城などが点在しているともいわれる。
※魔族の国になります。魔族として捕えた人間を城の中で弄んだり、はたまた、あるきっかけで迷い込んでしまった人間としてなど、ご自由にどうぞ。
参加者(0):ROM(1)
Time:15:10:58 更新
ご案内:「魔族の国・鎧都市グレイゼル」からラストさんが去りました。
ご案内:「魔族の国・鎧都市グレイゼル」からネヴェドさんが去りました。
■ラスト > 「……構わない、俺が赦す。
……でなければ、俺が望めなくなるからな。」
それも、悪くない、と、思って仕舞ったが故に。
甘えられる事を赦して、好きな様にすれば良いと、そう、甘やかして。
また、唇を重ね合わせながらに、ゆっくりと、互いの位置を寝台の上、入れ替える
見上げる側となった己が、女の姿を瞳に映して、双眸を細める
美しき魔性、其の姿は、確かにかつて、数多の雄の元を渡り歩いてきたのだろう
だが、其れも終わりだ。 己が、其の繰り返しを止める。
永遠にも似た女の、王冠としての時間を止めて
唯一人の、女としての生き方を、選ばせてやるのだ。
「…………御前は、確かに。 ……良い女だ。」
王として、領主としての日々の合間。
身体を重ね、淫蕩に溺れて行く雌雄の姿を、誰も止める者はいない。
至高の肉体だけではない、其の心さえも己が物にせんとする強欲さ。
――嗚呼、されど、確かにかつての雄たちと、己とは違う。
思えば初めから、女を、王冠としてだけ見た事は無かったのだ。
自らの、后となり得る存在、の様に。 ……そう、愛して。
平穏なる一日が、終わりを告げるまでは、まだ、時間が掛かる。
従者の誰もが、暫くの間、其の私室には近付けなかったろう
部屋から漏れ響く嬌声が収まった後も。 蜜月めいた其の時間を、壊せる胆力を持つ者なぞ
この街には、存在しないのだから――
■ネヴェド >
「…、それ、は……」
甘えた、などと言葉が出ればその翠玉の瞳を丸くする。
──飽くなき闘争心を持つ魔王が、己を奮い立たせる好敵手に出会えぬ渇望。
それを良く知るからこそ、自身を求め、喰らい、喰らわせ…所詮それは獣欲を別の形で満たすだけに過ぎないが。
しかしそれを──我が王のそんな姿に対して、愛おしさにも似た感覚を覚えていた。
だからこそ、か。それは女として見れば"可愛げ"と呼べるものであり、物として愛でられる筈の存在である女の変化の一つ…でもあろう。
「……厭と仰られなければ、ほとほとに甘えてしまうかも、しれませんが…♡ …ん、ぅ……♡」
互いに吐息を零し、深く交わる口吻を交わす。
獣が如き性交の合間に挟まるそれは、深き情交を交わす男女の睦事に見えて憚らない。
「………♡
お赦しを頂けるのであれば…次は私が…♡」
生半な女体であれば一度の交わりで気をやってしまう程にも関わらず…、
ネヴェドの恵体はそれを受け止め、喰らい、魔力を溌剌と重質させ、巡らせる…。
まさに淫魔もかくや…、それでいて献身的に主を悦ばせようという姿勢は強く…既にそれを超えた関係値であるにも関わらず。
過去、数多の魔王が血戦の果てにこの雌を取り合い手放すことを拒んだ──強き雄をも狂わせる淫蕩の存在であることを感じさせる。
赦しを得れば姿勢を変え、名残惜しくも滴る肉壺から引き抜けたその槍を愛おしく舐り、更に力ある威容に起立させ、豊かな乳房をも巧みに使い奉仕を行ってゆく──やがては自ら跨がり、王が動かぬまでもその逞しき雄体の上で跳ね、より淫靡な姿を見せて。
互い、飽くことなく、自然とどちらかがその思考を微睡みに溶かす迄、甘え猫が如く爛れ熔けた女の嬌声が館の寝室に響いていたことだろう。
■ラスト > 僅かに片眉を跳ね上げた。
成程、角も弱いのか、なぞと思えば、くつくつと可笑しそうに笑い
胎に精を受け止め往く女が翻弄される中、悪戯めいて幾度か歯を立てるやも知れぬ
己の事なぞ御見通しであろう女が、当然の様に、己が欲望を許容するなら
遠慮はせぬ、他の女であれば壊れて仕舞い兼ねぬ抱き方すらも
受け止められると知って居るから、躊躇無く齎して遣れる
存分に喰らい尽くせば良いのだ。 己と言う雄を。
己が魔力が精が、女が其れを受け止める度に、文字通り女の糧となりて
其の肉体に、己と同じ力を分け与えて行く事にもなるのだ
「……、……少し…、……甘えたになったか…?」
女の指先が、頬に触れる。
揶揄めいて、そんな言葉を向けつつも、其れを拒む訳では無い。
求められる儘、己からも口付けを重ねて、舌を絡ませる
女の角から手を離し、代わりに、其の顎先に指を添えて
――吐息すらも交わらせ、貪り合う様な、深い、深い、口付けを。
契約者と、王冠。 王にとっての所有物と言うだけならば、在り得ぬ事。
何時しか、女の事を、王冠、と呼ぶ事は減りつつある。
判って居るからだ。 己にとって女の存在が、冠と言うだけではなくなっていると
仔袋に精が詰め込まれた後も、緩やかな律動が、仔袋を揺らし続けて
嗚呼、其の頃には。 ただ、獣欲に任せて女の身体を"使う"のではない
身を委ね乍ら、其の身を支えて、愛でるのだ。 ――モノではなく、ネヴェドと言う、一人の女を。
■ネヴェド >
「ひん゛ッ♡」
黄金の角へと噛みつかれれば、その肢体が跳ね上がるかに反応する。
堅牢なる剛体に抱き竦められ派手な動きとはならずとも、見るからに反応を返した女の貌と言えば、更に蕩けきり熱を帯びた媚びた様な視線を揺らめかせる。
「一、度…などと……♡」
「その程度、では…ラスト様の、滾りは♡ 収まりは、しないでしょう…?♡♡」
上擦り、突かれるたび切れ切れとなる言葉が、雄へと向けられる。
良き好敵手に恵まれず、その闘争のカタルシスを果てさせていないのは何時以来か。
それら全てを、己が肉体を以て濯ごうというのであれば──それは、言葉通り。
飢えた獣がその腹を満たしきるまで──、この褥にて己を喰らわせる腹積もりあってのもの。
喰らわせつつも、飽き足りぬ雌であるべく…強者たる主に抗うは搾精の魔性。
「っ…♡ ひぁ、あ゛っ…♡ ラスト、さま、ぁ……っ♡♡ ─z_√\/─√ ̄∨─♡♡♡」
淫魔の類でさえ一夜に孕ませるだろう暴力的な吐精を受けてさえ、淫蕩な笑みを浮かべ、それを受け止めるに足る…史上の肉体を王へと与え。
厚く無骨な王の肉体の下、跳ね上がる、弓形の肢体が激しく震え…子袋を容量以上に満たす熱き子種に激しい絶頂を繰り返しながら、その腹に注がれた質量を表面へと浮き彫りにさせる…♡
「はぁ…っ♡ はぁ………♡ ───♡」
するりと伸ばされた手、指先が精悍な王の顔を撫でるかに触れ…口吻を求める様に顔を寄せる。
それは所有者と所有物には赦されぬ所作…雄と雌である関係値が互いにあり、ただそれだけの間ではなくなっている証拠でもあった。
■ラスト > 「………ふ、そうかも知れんな。」
そうは、ならなかった話だ。
した所で、其れは戯言にしかならぬし、破滅の話を好んでしたがる物も居まい。
代わりに、寝台へと沈めこむ女の身を抱き、貪る事へと意識を傾ければ
一層、叩き付ける様な腰の律動は強まり、女の尻肉を、そして打ち据えられる胎を波打たせる
ごりゅ、と雁首の角度が変わり、胎側の肉を削る様に摩擦すれば
己だけではない、女をもまた、快楽に引きずり込もうと責め立てる
引き抜く度に膣肉を捲り上げ、押し込む度に子宮孔を抉り立て
其の末に、次第下りてくる子袋を、先端が深く押し潰すようになれば
口付けを解き、戯れに、女の角へ、がりりと歯を立て噛みついて遣る様を見せつけて
「――――嗚呼、其の通りだ。 獲物は、抗うからこそ食らい甲斐が在る。
……なら、貪れ、ネヴェド。 俺が御前を喰らい尽くす代わり、御前も俺を喰らい尽くせ。
……一度では終わらせんぞ、俺の飢えが癒されるまで、逃れる事は赦さん。」
――嗜虐的に、口元へ弧を描く。
女の胎奥で子宮が、其の口を僅かでも緩めて仕舞えば其の刹那
熱塊が、一際苛烈に叩き付けられ、肉の輪を抉じ開けに掛かる
膨れ上がる砲身が予兆を教え、部屋の中へと、雄の、精の気配が濃密さを増し
其の果てに、自らの重みを全て、熱塊に乗せて女の身体を押し潰せば
――――ひどく、濁った結合音が、胎奥で響いた筈だ。
爆発する様な勢いで、噴出する雄の濁流は、一瞬にして仔袋を満たし
其れで居て尚、其の淫蕩な器を満たして尚飽き足らず、脈動を永遠かに繰り返す
其れ迄、僅かに余って居た熱塊の根本が、完全に女の中へと埋没し
互いの腰同士が、一分の隙間も無く密着し切らせて仕舞えば
「――――――……俺の名に於いて…、……孕め、ネヴェド…!」
僅かだって、己が腕の中から逃がしはしない。
閉じ込めた儘、全てを受け止めさせて。 契約者たる己の、劇毒にすら等しき魔力と精の奔流を
――子宮に、詰め込んで行くのだ。 胎の紋様が、歪み行く程、に。
■ネヴェド >
「──…褥の場でする話では御座いませんでしたね♡」
口の端から、熱と共に向けるのはそんな言葉。
程なくしてその唇も塞がれ、交わりは激しさを増してゆく。
そしてそれに応えるかに、女もまた淫らな姿をより際立たせ、応じる。
断続的に繋がる喘ぎの声が寝台の上であがり、寝室には次第に大きくなってゆく宝冠の鳴き声が響く。
合間に睦言なども挟み込みながらの貪欲なる性交──王が貪るも、美味なる肉が尽きることのない至極の晩餐であるかの如く。
「…♡ ただただ、従順な、だけのっ…♡ 交わりなどは…♡
ラスト様、には…♡ 退屈で御座い、ましょう……♡♡」
身を任せるでなく、自ら淫らに腰をくねらせ主を悦ばせようと身体を使う。
長身を誇るネヴェドであれど、主の肉槍とあらばその威容は大きく、太く‥その形もまた、女泣かせと言わざるを得ない。
それでも主の、獣かに笑みを向けられぞくりと感じるものが背筋を伝い、きゅう…♡とより膣肉が締まり…みっちりと、蜜の溢れる淫蕩の穴で以て、搾り上げるかの様に。
「──そうでなければ、ラスト様の宝冠など、とは♡ 言えぬ、ゆえ…っ……♡♡」
再びの口吻を躱し、密に接する中…互いの肉体の発する雄と雌の臭気、汗、淫らな体液…濃密なそれらに包まれて。
剛直が行き来するたび、子宮口を勇ましく突くたびに、浅く絶頂を繰り返す宝冠は、その貌を蕩けた一匹の雌の魔族として、雄の目の前に在り…。
先端に口付けるかのように降り始めた子袋が、その時を待ち望むかの様───♡
■ラスト > 「さて、其れは如何だろうな。
其の時、御前が俺を見て、主と認めるか…、……其の結果次第だろう。
だが、もし宝冠を踏み砕く俺であったなら…、……先は、長くないだろうな。」
宝冠に、其れほどの価値が在ると言う事でも在るが、同時に
宝冠が、王となるべき存在を見定める、天秤の役割をも果たして居るからだろう
自らの有り様を、本質を、これ程までに理解し、生かそうとする者は他に居ない
唯一無二の宝冠は、契約者を、正しき道へ導く役割をも担って居るのだろう
――或いは、己があの時、無意識に。 そう在る事を、女に望んだのかも知れぬ。
熱塊の先端が、押し入った仔袋の奥を深く抉る。
抉じ開けた其の場所は、女曰く、本来雄を愉しませる為以上の目的は持たぬらしい
宝冠としての有り様しか持たぬ女にとって、子を為すと言う事は不要なのだ
だが――今、女の有り様を決めるのは、己であり、女自身だ。
契約者たる己が、其れを赦し、其れを望むのならば
女にとって、其れは必要な事になり得る筈だ、と
――自らの欲の儘に、今も尚、そう、求め続けて居る
くつくつと、獣の如くに嗤いながら、女の柔肉へ叩き付けて行く腰
結合音の度、女の下腹へと、熱杭と、其れに押し上げられる子宮の輪郭が淫猥に浮かび上がり
漏れ出す透明な雄蜜が、塗り付けられる度に媚毒めいて、雌の疼きを招くか
「相変わらず、貪欲な胎をして居るな、ネヴェド。
軍の淫魔も、御前の前では形無しだろう。 ……一番、俺を良く理解って居る。」
まるで――己が欲を、衝動を。
熱塊の持て成し方を、奉仕の仕方を、良く判って居るかに。
搾られれば跳ね上がって応える熱塊は、堪えるなんて事はすまい
粘膜を引き剥がし、女へと、凹凸と雁首が齎す酷い摩擦と蹂躙で、逆に翻弄しようとする
奥を抉る度、酷く粘着いた音を響かせてやりつつに
口付けを重ね、舌すらも犯しては、背に回った腕が、掌を女の後頭部へと添えて
――遡る快楽から、脳髄を、逃せぬ様に。
■ネヴェド >
力への渇望、闘争という飢え。
王という名と器が、その狂戦士たる理性を留めている。
その本来が獣欲にも似たモノであることを、この王に頂かれる宝冠たる女はよく知る。
「そう在れば──宝冠なぞ無惨に踏み砕かれていたことでしょうか…♡」
で、あるならば…あおの時点で出会えたことに運命めいた皮肉すら感じられる。
その獣は魔族の国の歴史に名を残す狂王となっていたか、あるいは───。
闘争の化身とも言えよう、野太き剛腕が己が身を抱き竦める。
曝け出された肉鞠は鎧かと見紛う見事な胸板に押し潰され、形を淫靡に歪める。
筋肉の檻に閉じ込められたかに錯覚される程の、雄々しい堅牢な身体に抱かれ、宝冠はよりその雌としての純度を高めてゆく。
肉杭の先端が決して広くはない花弁の入口を暴き、ぬらりと蜜に剛槍を濡れさせながらに迎え入れて──♡
「っく♡ ふ、ぁ…っ♡ う……っ♡♡ は、ぁ…っ♡ ラスト、さ、ま……♡♡」
所有者の名を呼び、濡れた瞳が、荒々しき雄王の視線を交差する。
やがて矛先が最奥へと届けば、一際に高い鳴き声をあげて──律動と共に、我が主の逸物に最上の悦びを与えんと、女の胎と膣が躍動をはじめる。
柔らかくも貪欲に、淫魔もかくやと、喰らいつくかに貪欲なる魔器は…過去の女にはなかったものだった。
それもまた、頂点捕食者たる獣を主として契ったことによる変化の一つ──。
獣王前にして、屈服させがいのある女の肉として、そこに在るのだ。
■ラスト > 大地は、広い。
純粋なる暴のみで制圧を続けて居れば、何時かは破綻が訪れよう
かつて今よりも更に若き頃、只の兵であった己は、其れを良く知って居る
戦場にこそ、己が本質が見いだせるとは言えど
其れだけでは、王では、領主では在れないと言う事を。
――嗚呼、故に。
渇望の獣は今は未だ僅か、王と言う器の中に閉じ込めて置く事としよう
女の後を追い、部屋の中へと足を踏み入れる
後ろ手に扉を閉じ、自らが羽織る外套を、生地を、椅子の座面へ剥ぎ落しながら
自らの眼前にて、喰らわれる為だけに其の肉体を捧げ待つ女を見下ろし
「―――――……御前が居なければ。
俺は飢えを抑え切れぬ、戦王になって居ただろうな。」
―――この退屈を、紛らわす術を己は他に知らなかったであろう。
他の女では足りぬ、宝冠たるこの女で在るからこそ、己が飢えをささやかなりと癒す事が出来る
晒した裸身を女の上へと覆い被さる様に重ね、自らの重みを預けながらに
其の肉を、自らの両腕にて閉じ込めながらに、抱擁する
拓かれた脚の合間、迷う事無く膣肉へと押し付けられたのは
粘膜を焦がさんとする程の、滾りに滾った雄杭の、悪辣なる威容
先端を、緩く孔へ埋めた、其れだけで。
女の胎に刻まれた刻印が、伝う己が魔力と精気を糧として、女の胎を熱に塗れさせ
――其処に。 蹂躙を、始めるのだ。
「ネヴェド。 ……今暫くは、俺は"王"の側で居るだろう。
だがな。 時代が、俺を小さな王の儘で居させようとしても。
其処に、長く留まって居る心算は無い。 ……其れを、御前だけは覚えて置け。」
――膣肉を、熱杭が押し開き、抉じ開け、捻じ込まれて行く。
暴虐、と言う言葉こそが相応しき蹂躙を、徐々に、時間を掛けて
焦りと言う物とは、無縁であると言う事を示すかに、押し込んで行く
程なくして、鈴口が到達する女の奥、子袋を閉ざす肉の輪に
嵌め込む様にして先端を押し込み、幾度も、翻弄する様に突き上げて遣れば
此れ迄にも、幾度と無く躾けて来た、熱塊の出迎え方を求めよう
自ら――口を開け、其処を明け渡して、己と言う雄に屈服して見せろ、と。
互いの胸板で、淫蕩に揺れる女の乳房を押し潰して遣りながら
女の瞳を、射貫く様に、雄の瞳が見詰めて居る。
其れは、少なくとも、王冠と言うモノを見詰めて居る瞳では在るまい。
■ネヴェド >
矢張り、今の世に物足りなさを感じている。
強き者との闘争にこそ己を見出す、根からの捕食者こそが本来。
宝冠を抱き、王という名こそ冠せどその本質は、暴。
しかしそれを枷とも思わぬ器は明らかに魔王として在る才覚を花開いている。
「今の世は退屈で御座いましょう」
王としての言葉に出させるは不要。
自身がそれを知り得ていれば、その行場のない滾りを濯ぐことが出来る──。
頬に大きな掌が触れれば、身体が熱を帯びる。
荒々しさすら感じさせぬ口吻を迎えれば、尚の事──。
「っん……、ぁ…ふ……っ♡……」
迎えるように艶めかしく舌先を絡め、主の雄を猛らせるべく、宝冠は淫らな姿を見せはじめる。
奥底に火が灯り、下腹部の魔王刻印が疼くように魔力を帯びて──触れられる場所が、途方もなく火照りゆく。
「──どうぞ♡ ラスト様…♡
私の身体で以て、飽くなき滾りを鎮めてくださいませ…♡♡」
寝室、その大きな寝台へと戻れば、真白いそこへと肢体を横たえ、自ら肉付きのよい内腿を持ち上げる様にして、開脚する。
発する声色も甘く蕩け、その貌もまた…発情状態を隠せぬ、熱に熔けた視線を送る。
着衣を払い落としたその肢体は穢れや滲み一つのない極上の雌肉そのもの──主に美味なる肉として喰らわれるための、珠玉の据え膳となって主を待つ──。
■ラスト > 「………そうか。
活気ある国ならば、此方の利も大きいのだろう。
足元を見る必要は無い、必要な交易で在れば、継続して積極的に行え。」
物資と言う物は、どれだけ在っても困る事は無い。
特に戦や小競り合いの多いこの都市において、嗜好品や食料、武装や兵器の素材など
まだまだ、他領から得る事で賄う物は多く在るのが現状だ
全てを奪い尽くす簒奪者であるだけでは、王足り得ない
自らの所領を、市民を、富ませ、活気づかせなければ、王足り得ないのだ
戦士と言うだけではなく――統治者であるが故に。
「……大きな戦を起こしたがる者は減る一方でな。
人間領との状況が、小康状態を保って居るのが大きいのだろうが。」
――火種が、爆ぜれば。 恐らくは、再び動乱の幕開けとなるのだろう。
だが、今は未だ、野心を抱える者ですら機を伺い、虎視眈々と息を潜めて居る
つまらぬな、等とは、王の身で言ってはならぬのだろうが
女の前でだけは、其の程度の戯言くらいは、口にしても問題にはなるまい。
そっと、手を伸べる。 女の頬に片掌を添えれば、己が元へ導き。
そうして――緩やかに、口付けを重ね行こうか。
傷も追わぬ己が身に、疲れなど無い。 ――ならば、行き場の無い其の気を
如何するべきかなぞ、答えは、決まって居る。
「……脚を開け、ネヴェド。 其の、物欲しそうな貌に応えて遣る。
――胎を捧げる準備を、して置けよ。」
もう片方の掌が、緩やかに女の下腹へと降りて行く。
紋様が刻まれし其の場所を示して――柔く、指を沈め、鷲掴んで見せる様に。
■ネヴェド >
「──戻られましたか、我が主」
思わず綻んだ頬を結び直し、我が前に王が訪れればその場に恭しく傅く。
出会った瞬間に抱いた印象よりもより力強く、荒々しさを其の儘に、より強き力に満ち…今やその立ち姿からは威厳すらも感じられる。
『魔王』──そう冠するに相応しい風格を十二分に纏っている。
言葉を差し向けられれば立ち上がり、風に黒絹を靡かせながら言葉を紡ぐ。
「多くの魔族の集う地…都市があり、交易などが盛んに行われています。
人間の国との国境より遠く、平和な地である所為でしょう。
我らの鎧都市もその平和に一役を買っていることから、豊富な水や食料品といった品々を優先的に買い付けることが出来ています」
酒精や嗜好品なども増え、鎧都市はより活気のあるものになっていた。
戦士にも休息・娯楽は必要である──その質が向上したことは、最前線の街として十分に意味のある発展だろう。
目の前の、長身である自身よりも尚高い位置にある壮顔。
古傷を刻みながらも怪我を負っている様子の見られない、屈強な立ち姿を眺め。
「……御身に傷を手向ける程の手合には出会えなかったご様子。
その……力を、余しておいででは、ないですか……?」
もじりと豊満な身をくねらせ、話が主を見上げるように、期待する様な眼差しを向けて───。
■ラスト > 廊下の先が、俄かに慌しくなった。
従者達の声が、礼節に則った挨拶の声を次々と上げる
其れが何を意味するかは、明白だ。 ――主たる魔の、帰還。
元より、城の中に引き籠って居る事なぞ余り無く
戦の気配を見つけては出向く事が殆どで在れば
例え不在で在っても、都市機能は十全に働く様に配下を置いて居る
――とは言え、人間との間に戦の気配は乏しく
近頃は主に、覇権を狙う身内――他領を治める魔族との睨み合いが主
近隣の小さな領地を吸収し、砦内に民が増えた事で
戦にも、内政にも優秀な己が宝冠の能力を、発揮して貰う場面もまた、増えて居る
長い廊下を歩む間に、報告を受け、必要な指示を渡し
其の内、己が背後に歩む部下が居なくなる頃――目前には。
「――――――起きて居たか、ネヴェド。」
宝冠たる、女の姿と、相対する事になるだろう。
――初めて、其の冠を己が物とした時よりも、十全で力に満ちた、女本来の姿。
そして、女の目に映る己が姿もまた、嘗てよりも一層其の力を増して居ようか
魔族を束ねるには、力が必要だ。 賢王で在ろうと、覇王で在ろうと。
為れば、膨れ上がる民を束ね、支配下へ置くに相応しき様を
未だ、其の雄は、保ち続けて居るのだ
―――其れは、かつて女に誓った言葉を、決して違えて居ない証。
「………他国領へ、積極的に足を運んで居たとは聞いて居る。
有意義な知見は得られたか?」
窓辺にて、声を掛ける。
風が、カーテンを緩やかに揺らした。