2024/10/17 のログ
ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」に酗酒さんが現れました。
酗酒 > (遥か昔より、この山には「妖怪」が住んでいると言われている。
どのような存在が居り、どのような悪さや術をするのかは明白にはされていなかった。
それもそのはず、ここは道士の様な力を持たない人間にとって危険極まりない場所の為か詳細を知ることがほとんどなく、明確な情報も無いのだ。
そのためか、その奥には誰も見たことが無い楽園があるとも噂されており、訪れる人間も少なからず居るのだ。)

「…くぁぁ~ぁあ~…」

(そんな山の木々の上であくびをする妖怪が一人居た。
だらしなく着流しを崩し、眠たそうに眼を半開きにしながら淵に涙を貯めている。
退屈そうな顔をしながら遠い景色を眺め、退屈してるせいかあくびが止まらない。)

「この山もすっかりと退屈な場所になっちまっているなぁ…
…なんか、少しは骨のある様な奴か楽しめそうな奴は居ないだろうか…」

(足先で愛用している瓢箪を転がし、両足で掴んでは枝に逆さまになる様にぶら下がったりととにかく暇を持て余すことに。
通りがかりの人間を襲った所ですでに死が決まっていることに直面しても楽しめるわけもなく、生半可な力の持ち主が来たとしても到底心行くまで遊べるはずがない。
自分を唸らし、あわよくば首の一つや二つ落とせるような輩が居ない、叶わない願いを思いながら、また一つあくびを漏らすのだった。)

ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」から酗酒さんが去りました。