2024/10/28 のログ
ご案内:「タナール砦」にル・カムイさんが現れました。
■ル・カムイ >
タナール砦にて
秋の白灰色の曇り空 午後
ほんの僅かな雨 乾燥した空気に混じる湿り気の気配
鼻に感じる森と土と、血の匂い。
魔族側に対して、半巨人体躯が剣を振う。
あべこべのように見えて、ルールは曲げていない。
その体躯故に渇く感情
待遇・金額よりも、どちらの方が“そそる”のか。
半巨人 ル・カムイ が動く理由はそれだけでしかなかった。
人間側がどうしようもないくらいで 魔族側が剣を振う理由で猛っていて
魔族側の誰かが困惑をした表情のまま、ル・カムイの振う剣撃の一通過で、その上顎を吹き飛ばす。
銀鉄色の、単純で少し彫りこみが拘られているだけの体躯に見合った片刃の剣
唯一背丈が見合うといえば、デカいか、ケンタウロスのような半獣半人。
大きさか技か 雰囲気か
足が向き先は決まって小さい者よりも、大きな者へ。
数体が纏めて両の腕諸共に斬り飛ばされ、頭上で円を描いて飛んでいくのを尻目
固めた拳が纏う装甲。
それが鼻筋へと打撃として撃ち込まれると、砕ける軟骨の感触と共に凹んだ中心
眼球が圧で半分押し出され、歯列が唇を貫通する。
「――――。」
無言で示す吐息の音。
無駄に人間のように形状が整っているせいか。
こちら側でもまだ形容されている。
ご案内:「タナール砦」からル・カムイさんが去りました。