2024/08/31 のログ
ご案内:「タナール砦」にソワナ・エディソンさんが現れました。
ソワナ・エディソン >  
 タナール砦 魔族側陣営
 特に手間取ることもない一戦だった砦攻防
 中の様子はともかくとして、外側で戦闘領域を広く使用した上で間合いの外から攻撃していた光景
 私の目に映る全てが無価値に映るように、糸目の瞼も、唇も、形を崩さない。
 属性を含ませない純粋な魔力光に焼かれたエネルギー状の焦げ蒸す痕と物理的な破壊の痕。

 目の前で死んでいる骸達
 エネルギーに貫かれて穴を穿たれ、赤が全て抜け落ちて肌を真っ青にさせて死んでいく骸を見ても
 且つて同じ人間であったとしても、私にはなんの罪悪感も起きない。
 愉悦がないと言えばうそになる

 ―――ざまぁみろ

 そんな気持ちだって私の心根に染みこんでいくように、潤す一因
 裏切り者にしか映らない人間達と、そんな人間達が私を裏切り者と罵って向かってくる様子
 それを五指を広げ、放つ魔力波が焦がす度に、溜息しかでなかった。


    「王都人以外なら、別に罵ってもいいよ。 その権利くらいならきっとあるから。」


 そうしてことが終わり、現在。
 今は戦場ではおなじみの、まだ生きている人間 擬態している人間がいないかの見回りの最中。
 長い木製の竜杖を片手にカツンと立たせ、傷口や死因を確かめる。
 まだ暖かい奴が、順々に刺されていく様子 たとえ死んでいたとしても、だ。
 女や若い男は生きても死んでいても連れ込まれていくのは、性処理と食肉だろうか。
 ここらにいる中年以上の、戦うことしか価値がなかった者らは、きっと幸せ。
 

ご案内:「タナール砦」からソワナ・エディソンさんが去りました。