2024/05/05 のログ
ご案内:「タナール砦」にファルスィークさんが現れました。
ファルスィーク > 怒号や剣劇の音も収まりつつあるのは、勝敗が喫した合図とも言える。
さて今回、軍配が上がったのは人側か魔族側か。
遠目で戦場の動向を眺めていたが、そろそろ決着がつく様だと腰をあげて向かう先は砦。
距離はかなり離れてはいるが、空間跳躍を使用すれば問題のある距離ではない。

「それにしても…取った取られたの繰り返しで決定打に繋がらないのは相変わらずだな。
まあ……お互いに占領するつもりも無いようにも見える。
名目上での小競り合いで均衡を保っていると言えなくもないが」

砦に近付けば、血と鉄の香りが濃くなっていく。
戦慣れしている傭兵などは、攻め時引き時を心得ているようで、戦況をよく見極めているらしく、敗戦ともなれば既に姿は見えず、残っているのは逃げ遅れた新兵か、殿を務める名誉を重んじるの騎士位か。
となれば…今回は魔族側優勢のようだ。

血に酔ったらしく高揚した下級魔族の雄たけびや悲鳴なども聞こえるようになり……そんな砦内へ侵入する目的はと言えば、指揮系統と軍内部情勢などの情報収集。
他には適当に人側の逃げ遅れた者や捕虜等の確保。
そして、残された派兵した兵に配る報奨金。

何度も立ち入ったことのある砦であれば、内部構造は把握しており迷うことも無く…たまに遭遇した兵が居れば、容赦なく撃退しつつの――いわゆる火事場泥棒のようなものであった。

ファルスィーク > たどり着いた先は、今回の砦を奪取された人側の司令官が使用していたらしき部屋。
テーブルの上に置かれていた地図には各々の軍勢の配置を示す駒が残されたまま。
指令書らしき羊皮紙の束と、金貨の詰まった幾つかの革袋を見つければ、それは手に取り――陥落まで、まだ猶予は少しありそうだと判断。
姿を眩ませるには十分だろう。

ご案内:「タナール砦」からファルスィークさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にアマーリエさんが現れました。