2024/03/27 のログ
ご案内:「タナール砦」にエリザベートさんが現れました。
エリザベート >  
戦場久しからずや……という程でもない。
たまたま暇であったり、取引内容の都合が良かったり。
そういった陳情で此処タナールに訪れることはたまにある。
主に防衛にまわす人足が足りないであるとか。
状況が芳しくないと予想される時であるとか。

女一人が参加することで魔族の軍をばったばったと薙ぎ倒し…ということは、ない。
主に女が戦場で担うのは後衛である。
陣を敷き、兵に鼓舞と活力を与え、怪我を負い戻ってきた者を癒やす。
司祭であるとかが数人で担うことを一人でまかなうことが出来る…と考えれば、地味ながら戦力として考えれば十分たるもの。

傷ついた端から復活する兵士がMAXテンションで襲いかかって来る…と考えれば相手側にとってはたまったものではないだろうか。

「ふむ。もう十分仕事は果たしたじゃろか」

扇を口元に、王国軍の中央となる位置に陣を展開していた魔女が一息。
少し珍しい舶来者の美術品と引き換えに請け負った今宵の戦場での助力。
相手側が想定よりもたいした軍勢でなかったというのもあり、早い時間で決着が着こうとしていた。