2023/11/13 のログ
ご案内:「タナール砦」にクローネさんが現れました。
クローネ >  
タナール砦。
あいも変わらず、人間と魔族が小競り合い、奪っては奪られての繰り返しをしている不毛な戦場。

さてさて本日も戦火の真っ只中、余程に人員が集められなかったのか、向こうの規模が大きかったか、
ギルドにも緊急招集のビラが貼られ、報酬もそれなりに高額。
とりあえず参加しておいて生き延びればそれなりの報酬は確約か、と…、

「思ってたんだけどまぁそう世の中甘くないか……」

絶賛苦戦中。
これはそう遠くないうちに撤退戦に転じるかな、と。
早々にそんな匂いを嗅ぎ取ったクローネはやってらんねーと言わんばかり、そそくさ人間の国側の門付近までやってきていた。

「ふぁ…。もう負けっぽいしさっさと撤退命令だしゃいいのに…」

主戦場からは離れた位置に身を屈めて欠伸を噛み殺す。
指揮をしている人間が余程無能か、それともなんとか反撃に転じようとしているのか…。
こんな、奪ってもしょうがない砦の戦いにそこまで気合いれてどーすんの、と。
やや呆れたような表情で、後方でサボっているのだった

「(さっさと勝ったら、祝宴でなんかテキトーなヤツ見つけてヤって帰ろうと思ってたのになー)」

世の中うまくいかないもんである。

クローネ >  
結局その日はジリ貧のまま時が流れ…。
痺れを切らしたクローネはそそくさ撤退。
不機嫌そうに王国の酒場で酒を煽っている姿がその夜は見られたとか──

ご案内:「タナール砦」からクローネさんが去りました。