2023/10/15 のログ
ご案内:「タナール砦」にジェイミ・アイニーさんが現れました。
■ジェイミ・アイニー > >
「さって、調査調査~」
『面白いことが起きたら共有したいですね、ジェイミ』
「ふぁ……そうだなぁ、お、あいつ面白い魔法を使っているぞ」
魔族と人間が鎬を削るタナール砦
今日は魔族側が砦を占拠、人間側が奪還のようだ
既に乱戦になっており、その様子を近くの樹上から双子が戦況を偵察している
強者が現れた時にチェックする意味合いもあるし
もし人間側がこの後圧勝して魔族側に侵攻…なんてことになればナグアルも警戒を強めなければならない
意外と真面目な理由ではあるが、当の双子は欠伸混じり
そうそうこの状況が覆るようならとっくにそうなっているだろうし、これだけ乱戦で消耗すれば次に動くのは先になるだろう
「後は~、イイのが居たらサテラか根っこあたりに持っていくぐらいか?」
『ええ、この戦場ですし一人二人居なくなっても問題ないでしょう』
なんて確認をしつつ、じぃー、と怒号飛び交う戦場を眺めている
隠形はしているものの視力か、魔力感知が優れた者なら双子の気配に気づけるだろう
わざと隠れ方を甘くしているのも面白い相手を見つけるためだ
ご案内:「タナール砦」に劉若汐さんが現れました。
■劉若汐 > 戦場と化した砦の一角で砦の補強をせっせとしている工作兵みたいな女がいた。
その工作兵が他の工作兵と圧倒的に違うのは修繕・補強・増築スピードである。
材料はその辺に転がっている瓦礫やら剣やら盾やら木枠やらである。
それらを元にしつつどこからか材料を寄せてきてはせっせと砦の補強をしているのだ。
人間側で武力強者の他に後方支援組の厄介な奴とすればこの工作兵がいる区画かも知れない。
遂には砦とかに置かれる武器が―バリスタとかいう弓のデカいのが一基置かれた。
到底射抜かれる魔族がいるとは思えないが置くだけでも脅威になるそれが数分立たずに修理された。
戦場で飛び交う怒号や声に紛れてツルハシを片手に徐にその工作兵は少し高台に登り始める。
何か妙な魔力を感じたからだ 明確な方向は分かりにくいが
大体の方向を見定めるべく敢えて目立つ格好を取ってみたらしい。
「む 上手く隠されたし姿見えない者が紛れている模様なり」
■ジェイミ・アイニー > >
「ん?」
『………ん…』
偵察は何も一方向から行うわけではない
場所を変えて砦の別の場所を観察すれば、人間の膂力を考えれば異常な速度で砦を補強する女の姿
しかも、興味深いことにこちらに気づいているようだ
「あれ、こっちを見てるな」
『ええ、ジェイミ。気づかれていますね…これは当たりかもしれません。招待しましょうか』
くす、と双子が同時に笑う
ただ、相手がどんな性格かわからない以上騒ぎ立てられても面倒であるから
すぐに魔法を構築
闇と火、加えて風を混ぜた魔法…広大な範囲に白色の煙幕をぶちまけるものだ
それはすぐに砦の一角を包み、視認性を非常に悪くし
更に煙幕自体が魔法であるから、辺りには魔力が満ちてそういった感知も妨害していく
その後、補足しておいた相手に対し、風の魔法を行使…
全てうまくいけば、体が浮き上がるような感覚と共に樹下に降りた銀髪の双子の目の前に運ばれるだろう
もちろん、何らかの対抗を挟む余地はある。煙幕は物理的に払われるのに弱く、運ぶ風の魔法は比較的抵抗が簡単なものだ
■劉若汐 > (む?複数か??魔族は実に不思議な…)
工作しながら辺りを見る様に見ていたので特定できないでいる。
魔力感知は出来たが明確な場所までは到底は出来ないでいた。
そこが人と魔族の違いか魔力に不慣れかどうかの違いが明確に。
「む!どこにいる、呼び笛で警戒をしないとどこからこ―」
一般工作兵(女)になっているのでツルハシ位しか持っていない。
呼び笛を吹くかどうか迷ったその時―白色の煙幕を焚かれ笛を吹くことなく
ツルハシも落とした一人の工作兵が攫われてしまったという形になった。
煙幕が晴れた頃にはツルハシと呼び笛が転がっており、攫われた工作兵は銀髪の双子の前に運ばれていた。
「え????」
ここはどこ あとこの目の前の見目麗しい双子の貴女様方はどこのどなた??
魔力持ちの持ち主はすぐにこの双子、というのは分かった いやでもこんな近ければ分かる。
■ジェイミ・アイニー > >
煙幕で多少混乱はしたものの、工作兵一人に構っていられるほど戦場の熱気は甘くない
どうせ魔族にやられたのだろうと切り捨てられるだけだろう
そうして、戦場でできるだけわかりにくく…ケガをさせないよう工作兵を攫えば、双子は殺意など全くない目をきらきらさせて
「なあ、お前!さっきのはどうやってやったんだ?それにこっちに気づいてたよなー?」
『ええ。気配を察する能力もですが…補強の仕事も、私たちの知る人間の施工方法ではありませんでした。興味深いですね』
ずずい、と同じ髪色を持つ相手に迫る双子
魔力量自体は膨大だが、敵意は全くなく、それこそ玩具を見た子供の様な雰囲気だ
樹から離れた場所では未だに怒号が飛び交っているが、三人の場所だけは妙に静かである
暴力的ではないが、話すまで逃がさないぞ、と無邪気な目でずいずい迫ってくる
自己紹介もしていないのに、褥ならキスでもしそうなぐらいの距離だ
■劉若汐 > 攫われてしまった工作兵 魔族に捕縛されて終わる。
魔族にやられたつまりそれで切り捨てられて忘れられるオチがあった。
攫われた本人からすれば暫し混乱したのか落ち着くまで数分かかった。
攫ってすぐに拷問とかがない え?と思うのも無理はなかった。
魔族の双子からの質問に二重の声によるものなので一括で答える事をどうか許されたし。
木の上なのに割と丈夫な枝の上なので座り直す事にした。
「えっと。どこから話しますか?魔力感知は割と人と魔族の違いは明確にあり、
多いものの純度に欠けるのが人、上手く調整して絞る様に活動するのが魔族と区別していました。
ですので特定の場所は捕える事は叶いませんでした それは不甲斐なし。
土木建設に特化した土魔法を主に人に紛れて施工しております。
賃金と材料さえ頂ければどちらの陣営にも協力致します」
魔力の濃さは流石魔族多い。敵意ない方が末怖い。
この場が何故か静かなのが不思議であるが逃げる事は叶得られそうにない。
ずいずいと迫ってくる双子の勢いに負けているのと話が通じそうなので此方もそのままを選択した。
あと距離感はもはや至近距離である、キスとかハグとかの距離そのものでええと。
あと工作兵は仮初の人の姿である(これは変えられない)
■ジェイミ・アイニー > >
「なんだ、堅い奴だなぁ。歯向かわない限りアタシたちは何もしないぞ」
『私たちは価値のあるものなら人魔区別しませんからね。…なるほど…?』
緊張するのは当たり前だということに双子は気づけない
そして、元々二人で一つのようなものなので一括の受け答えは特に気にせず
枝に土魔法をかければ、座敷くらいの大きさに拡張して座りやすくしよう
更にどちらの陣営にも…という言葉を聞けばにまぁ、と双子の…目の色以外ほぼ同じ顔が笑顔に歪む
「ほほー、なるほど。じゃあアタシたちのとこ来るか?…イイ体してるしな~」
『ふふ、そうですね。とてもよく鳴きそうな体…。
ああ…実は、建築への手伝いはいつでも歓迎な魔族の国があるのです
あれほど雑多なものでも『造れる』ということ…私たちが考える建物にぴったりです』
別に断ったからと言って殺しはしないぞ、と双子のボーイッシュな方が続けつつ
キス距離からは少し離れたが、きらきらした目線は失われていない
どうするどうする?とセクハラ発言と共に強引に答えを迫っていこう
■劉若汐 > 「所作が気になりますか?もはや無意識なので修正叶いません。」
もはや癖を通り越して無意識の振る舞いであった。
口調は外見に引っ張られる事が多いが大体敬語が抜けない。
双子の方々が枝を拡張して下さったので正座に座り直してしまった。
慣れた座り方であるし一日二日で出来る所作ではなかった。
昨日は人間陣営におりその前はどっちかというと魔族陣営にいた。
賃金と待遇と環境によりどこにでも神出鬼没をするし仕出かす。
声掛けをして下さった直々のお誘いは中々ないので考える女。
「この姿仮初ですが??人間ではないのですけど?
い、いい体!?鳴きそう!? え、ええ!???
今出来そうな建築様式は、帝国と王国と辺境の島国の建築様式ですね。
魔族の国の建築様式が学べるのであれば…!暫くお世話になります???」
番匠(大工) 魔族の誘いに建築を学ぶためとして天秤にかける間もなく誘いに応じてしまった!
王国に来たのも王国の建築を学びに来たのがある。
セクハラ発言には戸惑いもあったがその後の造れるのが何なのかが分からないが
材料とイメージが明確であれば出来るので何を作っていいのかという気持ちが傾いてしまった!
「建設、建築、建造、土木の魔法に特化していますので
建物ですか要塞ですか、土台からですか、井戸掘りとかですか?」
家から要塞までやれる職人は切り替えが早かった。
■ジェイミ・アイニー > >
「それは残念だ。ま、仕方ないかあ」
『そういう性質なのでしょう。仕方ありませんね
…?、仮初の姿であることが何か関係ありますか?
私たちからしてみれば…とても美味しそうな体ですよ。その喉から嬌声を上げさせたいものです』
堅苦しいのは崩せないという言葉には諦めのため息
続く人間ではないという言葉には同時に首を傾げて?マークを浮かべている
よくわからない根っこやペガサス娘、スライムや筋肉牛男まで居る国に今更人間でないものが混じっても特に問題はないなぁ…と考えていて
「ん。建築様式は任せる。材料は適当に用意するから…混沌で、面白く、お前にしかできない建築をしてくれ。おかしなものであればあるほどイイ!」
『ええ、私たちは私たちの住む場所を賑やかに、雑多にしたいのです。』
「おっと。そうだ。…お前の欲望…やりたいことがあれば伝えるがいい。建築を学びたいというならそれでもいい。あるいは浴びるほど酒を飲みたい、淫らに混じり合いたい…。なんでもいいぞ!私たちはそういうのが大好きだからな!」
欲望の1つは建築であろうが、他にもあれば協力してやるぞ、という意味で双子は手を差し出す
にっこりと笑う双子からのお誘いだ
■劉若汐 > 「敬語ではない口調と言葉を習っておりません。
私の場合 外見に中身が引っ張られる傾向があります。
つまり、外見を幼くすると相応の敬語ではない口調になるやもしれません。
それだけは誰にもお伝えしてことはありません、今の所お二人の身になりますね
私の種族はミレーではないですが天狐です」
仮初の姿では狐耳や尻尾はない。きっちり仮初の姿になっている。
仮初の姿になる時にいくつか出来ない制約が課されている。
2人にのみ制約を解いて貰えれば何か変わるかも知れません、と伝えるに留まり。
顎に手を添えて考えていたが
「周りの環境に合わせて建設しますが?どんな街の区画ですか?
賑やかに雑多であればカジノホールか闘技場かオークション会場か。
大酒場などでも古代建築様式に仕立てれば混沌になりますし?
私の望みは建設を学ぶだけです。他に思いつく事がないのですが??」
欲があまりなかった、建築だけに魂を売っているような者であったので
他に何かという問いかけに思いつかないと答え差し出された手の上に手を乗せてしまった。
誘いに応じてしまった 建築家誕生。
■ジェイミ・アイニー > >
「ふぅん。面白いなぁ、天狐というのは聞いたことが無いが、スライムにでも聞いてみるか」
『それだけでもう興味津々です。隅々までたぁくさん、確かめたいですね…』
くすりくすり。
悪戯な笑みを浮かべながら、知らない種族ならもっと興味が湧いてくる
絶対に建築の合間にイジろうと密かに決意し
「ん~、その辺は見てもらった方が早いな。ただ、ジノホールとやらは面白そうだ」
『ええ、賭場はありますがもっと大きくしたいと思っていたところです』
うんうん、と頷く二人
言葉で伝えてもいいが、今は一応戦場だ
とりあえず秘密裏にこの天狐を『拉致』した方がいいだろう
「おっと、そういえばお前の名前は?アタシはジェイミだ!」
『私はアイニー…。ふふ、ながぁいお付き合いになるといいですね』
乗せられた手をぐい、と引っ張ってぎゅぅ、と抱き着きながらようやく自己紹介した
■劉若汐 > 「場所によりますが天狐は神の使いといわれるらしいです
狐が神格を得ると進化する系統の一つですね、あまりいないようです」
真面目に答える女。妖狐よりも少ないらしい狐の進化先の種族。
見た目は九尾の狐そのものだけど使える魔法は光なのが特徴かも。
まずは仮初の姿を解放してもらわないと元に戻らない。
「賭博会場は既にあると?あるのですか、増築が早いか違う場所に新築から作るのが早いか、ですが」
賭場はあるらしい。あるのならば増築が早いがそうじゃない筈。
一から作れも増築も改築も些細な違いはない。材料があれば遣り遂げる自信はある。
ここは戦場なのでどうやって魔族の国に行くのだろう?疑問は尽きない。
「私の名は 劉若汐(リィゥ・ルォシー)。
依頼と学ぶ対象が尽きるまでは付き合いを続けましょう。」
自己紹介を交わした後はどう連れて行ってもらえるか顔色が何処となくわくわくしたものだった。
2人から抱きつかれて あるじさま呼びにすべきなのか迷いどころがあるけれど。
■ジェイミ・アイニー > >
「ほほぉ、神!なら、その仮初の姿を解放する方法を色々やってみるか」
『神を信じてはいませんが、あなたに興味はありますね』
「うん。だがアタシたちは建築についてはさっぱりだ。見てもらってから任せる!」
『りぃぅ・るぉしー…。ふむ、口馴染みするまで少しかかりそうですが…まあ慣れるでしょう』
返答を聞いて何度か頷いてからぎゅっ、と強く抱き着く
そのまま3人を風の魔法で包んで防壁代わりに
更に風と火を組み合わせて足元を爆発させ…無茶苦茶な方法で離脱
歩いて帰っても別に構わないのだが、善は急げだ
多少速度が速すぎるかもしれないが、防壁によって影響は薄いはず
その後は、欲望の街に案内して通行証を八位の名の元に発行
人間とは全く違う混沌とした風景である第八区画へ案内することだろう
予想外に雑多で粗暴な街並みや雰囲気を見て、どう思うかは建築家次第である―――