2023/09/09 のログ
ご案内:「タナール砦」にロードさんが現れました。
■ロード >
前回は酷い目にあった───だがロードは意外と凝りない性格であった
「まさかこんな水瓶の中に敵が潜んでいるとは思うまい」
砦は絶賛攻防戦を繰り広げている
そんななか、こっそりと忍び込み、殻になっていた水瓶の中へと少女は隠れていた
戦場では水は貴重なもの、中身の入った水瓶は当然注意が向けられているが空のものはそうでもない
「この瓶に底にたっぷりと毒を塗っておけば…くくく、いずれ水を飲んだ全員腹痛を起こし全滅じゃ」
毒というには微妙に弱い毒薬を手に、水瓶の中で少女はほくそ笑んでいた
チャンスは戦闘が終わった時、勝利に浮かれているか敗北し一度立ち去るか
その隙を見て離脱すればよい、実にスマートでクールで知的である
ご案内:「タナール砦」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > 前回は収穫があった。味を占めれば、今回も、などと思うのは男だけではあるまい。
砦の裏口から入り込み、この辺は隠れやすそうだなと水瓶を覗き込んで。見覚えのある顔と目が合った。
「奇遇だな。よし、舌噛むなよ」
水瓶にそのまま蓋をすると、ごろん、と水瓶ごと転がし始めた。
そのまま砦の外まで転がしていく――。
■ロード >
「!?」
気配、見上げればこちらも見覚えのある顔が…
「おまッ───」
声は蓋をされることで寸断され、そのまま瓶を横倒しにされ…
『ぬああああああ』
水瓶の中で天地逆転状態のまま、魔王は砦の外まで転がされていった……
ご案内:「タナール砦」からロードさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からグスタフさんが去りました。