2025/04/26 のログ
ご案内:「無名遺跡」に幻燈の亡霊さんが現れました。
■幻燈の亡霊 > 遺跡中層。
駆け出しが撤退、もしくは駆逐、行方不明となる上層からさらに先。
それは余程の指向が与えられない限りはその階層を徘徊する。
裸足で石畳の回廊をひたりと音を立てて歩む人影。
揺らり、ゆらりと歩むごとに体を揺らし、掠れるような呻き声を漏らす。
ゾンビ、というには生々しく、ゴースト、というには生物の赴きを持つ。
複数の魂を練り合わせて圧縮された外法の代物。
常に飢え、渇き、獲物を求めて彷徨う。
時折その姿は掻き消え、数歩先に姿を現す。
その度にその姿が変化を繰り返す。
長身に、痩躯に、恵体に、少女に、妙齢に。
人に、ミレーに、エルフに、獣人に。
共通してその身にまとう無地無色、白の衣類がその肢体に張り付くように締め込まれ、
その曲線を露わにして。
獲物を求めて彷徨う人型の罠は、やがて狙いを定めればその数を増やして取り囲み、獲物から餌をすすり上げるだろうか。
ご案内:「無名遺跡」から幻燈の亡霊さんが去りました。