2025/04/20 のログ
ご案内:「無名遺跡」にアストラさんが現れました。
アストラ > 「うぅん……困ったわねえ」

おっとり、のんびり。そんな雰囲気が伝わりそうな、まったく困ってなさそうな声音で女は頬に手を当てた。
無名遺跡の中層のとあるエリアで、偶然発見した抜け道を見つけて這うように小さな穴を潜り抜けた先、目も眩むようなお宝を見つけたのは良いモノの、それ自体が罠だったのか両腕、肩から上を残し、胸から下が落とし穴に嵌ってしまった。
恐らく下の階、いずこかの部屋には女の体が突き抜けて天井から生えてるような場所があるかもしれない。
その状態になってからまだあまり時間も経っていないのだが、このまま下に引っ張られるか這い上がるかしないと抜け出せない状態。
楽なのは階下に降りることだが、目の前、もうあと半身乗り出せば手が届きそうなところにお宝がある。
それを指をくわえて見逃すというのは、悔しいもので。

「んもう……何かっ、踏み台があればっ、いいのに……!」

脚を動かしてみてもハイヒールの底は空を蹴るばかりで手ごたえがない。
はぁ、と疲れて息を吐き出し、さてこれからどうしたものかと考えている所で。
────実際のところ、この抜け穴自体に感覚遮断と認識阻害の術式がある為、何かに当たっても気付けていないだけなのだが、冒険者にしてはあるまじき危機感の欠如もまた、その影響を受けている様子。

ご案内:「無名遺跡」にレオンさんが現れました。
レオン > 遺跡の調査探索に訪れる冒険者や学者を襲い、その精気を喰らう淫魔の変異種がこの遺跡の深層を根城にしているらしいという情報を手に入れた男。
早々に深層にて無数の干乾びた男達の亡骸の上、丁度新たな餌を啜っていた淫魔を、魔術で力を削ぎローブの中の無数の黒影で貯め込んだ魔力も奪い、その息の根を断つ。
変異種らしいならばその肢体も実験素材としては悪くない。
事切れた魔族を触手達で包み吸い込めばそのままローブの中へと仕舞いこむ。

後は元来た道を戻るのみ。
深層から下層、そして中層へと向かい歩を進めある広場へと出た所で、その異変に気付く。
上の階層らしき場所から突き抜けたように女性らしき人物の下肢だけが天井から垂れ下がっている。
足許に履いているのがハイヒールであるならば、前衛職の剣士や戦士といった類ではなく、後衛職の魔術師か白魔術師かそのあたりであろうと推測し。

「――トラップに引っかかった、か。スカウトの類が居れば引っかかる可能性は低いはず――そして未だに助け出される気配もない…。
とすれば、ソロか。まぁ、お粗末な事だが…」

状況を観察しながら、この間抜けな冒険者らしき存在の素性やクラスなどを予測してゆく。
経験の浅い冒険者が一攫千金か実力を試すべく無謀なアタックをしたか…。
とは言え、先ほどの討伐戦で消耗した魔力の量も少なくは無いのならば、魔術師であれば好都合。
黒衣のローブの中からうねりながら、黒色の触手を這い出させれば、その切先はぬるりと女のヒールの先から剥き出した柔肌へと螺旋を描きながら這いあがっていった。

アストラ > 「う~ん……何か使えそうな魔術はあったかしら……」

この隠し部屋自体に認識を狂わせる術式が働いているのだろう、もしかすれば目の前の届かないお宝すらもそう見えているだけの別の何かかもしれないのだが、孔にも術中に嵌っているアストラには気づけない。
一方階下には豊満な乳房からくびれた腰、肉付きの良い丸みのあるヒップにすらりと長い脚が覗く露出過多な女の体が垂れ下がっているわけで、それを見た男が立てた憶測はおおよそ正しい。
足首から脹脛に掛けて巻き付くように這いあがっていくぬめぬめとした触手、粘液できめ細かい肌を濡らしながら伸びていけば、本来ならすぐに違和感に気付いて、悍ましい感触に脚を振って逃れようとするだろう。が。

「……風で引き寄せる、はさすがに難しいわねえ」

全く気付いていない。地肌を這う感覚が遮断され、阻害され、自身の下半身の現状がどうなっているのか脳まで到達していない。
だからこそまだ呑気に入浴するような腕の組み方でうんうんと唸りながら、下半身に迫り這い上がる触手を払おうともせず好きにさせてしまっている。
すでに死んでいるのかとも思えるような無反応さではあるが、体温はあるし脈も打っているので、有能な術士である男ならば天井を見るだけで術式が何をしているかも理解できるかもしれない。

レオン > 肌理細やかな白い柔肌の上を蜷局を巻くかのように這いずり、
粘液をその柔肌に塗り手繰ってゆく黒き悍ましい触手が
白と黒のコントラストを描く。
普通の人間であれば、悍ましきこの凌辱者が触れただけでも、
違和感や嫌悪感、『気色悪い』という反応を示すはずであるが、其れが無い。
先ほどは藻掻くような仕草も見せていたし、触れる触手からは
まだ体温や血の流れは感じ取れるし、上階で罠に嵌った所にとどめを刺されたならば、
血の滴り程度はあるだろう。
この状況や哀れな落し穴に嵌った女の反応から推測するとするならば

「――床そのもの……或いは、上階にでも手品の種でもあるという所か。」

深く調べればこの術式を理解する事は難しくないだろうが、現状自身に危害は無いならば、一先ず捨て置いても問題は無く、
寧ろ感覚遮断された状態ならばそれを利用した実験を行う方が有益と結論付ける。
脹脛から更に這い上がり、肉付きの良い両の太腿をしゃぶるかのように、
前後這いずりながら蜷局を巻いて触手の穂先は女の肢体へと
黒き凌辱者は巻き付いて、這いずりながら触手全体よりジワジワと神経へと干渉する媚薬毒を、女の柔肌へと擦り塗り込み、指先から脹脛、そして太腿から女の秘密の花園まで、じわり、じわりと
この甘い毒の蜜を浸し蝕んでいった。

アストラ > 【移動】
ご案内:「無名遺跡」からアストラさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からレオンさんが去りました。