2025/03/06 のログ
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ご案内:「無名遺跡」にシアンさんが現れました。
シアン > 無名遺跡中層階にある一区画。
広さは、王都の貧民地区を除いた全景ぐらいはあるだろうか?
高さは、大山ほども高く高く測ろうにも測れぬほどの高さ。
地下遺跡のたかだか一区画だというのに凄まじい面積を誇るそこは――

「あいっかわらず摩訶不思議アドベンチャーだよ、めんどくせぇ」

王都の平民地区のような建築物や屋台その他設備がずらりずらりと立ち並び、
一切の人・動物・魔物等々の気配がない事を覗けば大都市のそれであった。
天蓋は石造りのはずだが外の気象をどう観測しているのやら……
遺跡へと入ってくる折に見た雲一つない快晴が投影されている。

「えーと。どこからだっけか……ああ、こっからだ」

宝も罠もないが魔物も動物もこれまた居ない無人の街を歩むのは、一人の冒険者。
手にはマッピング用の地図と筆ペン。
他の冒険者たちがこつこつこつこつ手掛けてはいるが余りの広さに難航しているマッピング作業の手伝いに来ていた。
しん、と静まり返り無風の、しかし淀んだ空気もなく何なら澄みさえしている空気の静けさに偶に鳴る耳鳴りに頭を振りつつ、今日はここから、という目印がされた地点から書き込みはじめる。ここにはこんな建物があって、ここからこうしていくと路地があり……と、かりかりかりかり書き込んでいる。

シアン > 絵心はないから簡素なものだがこのあたりは後日本職に直して貰うとして。
かりかり、かりかり、かりかり……。
書いて、書いて、書いて。
途中休憩を挟みながらも目が疲れてきたところで終了。
今日はここからという目印を設置したところで荷物を収め、回れ右、撤収とした。

ご案内:「無名遺跡」からシアンさんが去りました。