2024/12/19 のログ
ご案内:「無名遺跡」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 九頭龍山脈、その麓付近にある、無名遺跡の一つ。
場所が場所だけに、すでに奥まで手の付けられた状態で、大したものは残っていない。
あるとすれば、どこかしら存在する、壁の一部が壊れ地下水等が流入し、小さな水場が出来た部屋。
そこらに生息する植物等が、何かしらの材料となる為、大体は駆け出し冒険者とかが来るらしい。
と、そんな場所に、なぜ少女が居るのか、と言えば…
理由は簡単だ、今回は気紛れではなく、適当に山道を散歩したら、迷った。
そして、適当な遺跡…つまりは、この遺跡を発見し、そのまま突入した、と言う経緯である。
「………ふむ、何かあればと思うたが…何もないのぅ」
今居るのは、その内の一つか、部屋半分を占領するような水場、その傍らに。
ちょうど壁が壊れ、腰を下ろすのにちょうどよい、そんな瓦礫があったので、そこに腰掛けているのだ。
そして、なぜか手にしているのは、一本の釣竿。
明らかに、魚なんて居るの?とか問われそうだが、その水場へと、釣り糸を垂らしているのだった。
■タマモ > 実際の話、釣りをする為に釣竿を、と言う訳でもなく。
ただ単に、雰囲気を感じさせながらも、のんびりと寛ぐ、としているだけである。
…まぁ、何か引っ掛かったりしたら、面白そうではある…とは、思ったり思ってなかったり、しているが。
世の中、長靴を釣った事がある、なんて話も聞いた事があるのだ。
なかなかに、馬鹿に出来ないものではあるのだが、さすがに、そこまで変わったものは釣れないだろう。
いやまぁ、釣れたら面白いが、ここで何が釣れるのかって話である。
「さてはて…そろそろ、次の目標を決めねば…」
考えてみれば、ここまで来るのも、迷子からの、見付けた遺跡への突入。
いい加減、何か考えないと、このままずるずると釣りをして終わり、と言うのもアレなのだ。
それはそれで、ありと言えばありだが。
ともかく、そんな先の事を考えながらも、釣りは継続中。
何かあるか、その考えが纏まるか…次の行動は、それからの事だろう。
ご案内:「無名遺跡」からタマモさんが去りました。