2024/10/13 のログ
ご案内:「無名遺跡」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 九頭龍山脈の麓に点在する名もなき遺跡群の一つ。
古代文明の名残である無機質な建造物に、苔が生す通路を歩くのは中年の冒険者。
魔物が蔓延り、罠も多い場所ではあるが、その分、財宝や魔導機械が発掘されるこの場所は、
冒険者たちにしてみれば、絶好の稼ぎ場の一つである。
無論、時と場合によっては獲物がかち合う事も存在するが、

「……ん? 今の物音は、同業者か? ――――おぉい。誰かいるのか?」

T字路を曲がった所、前方から響き渡る物音を察知して足取りを止めると、
手にしたランタンを左右に揺らしながら音源の方角へと合図をして見せる。
互いに互いの正体が分からず、万が一の出会い頭の衝突事故を避けるため、
魔物かも知れぬ相手に、未だ姿が見えぬ内から自身の存在を明かす。
勿論、通路の角を利用して半身を隠し、急襲された場合への対策や警戒も抜け目なく行っていた。

ご案内:「無名遺跡」からトーラスさんが去りました。