2024/10/08 のログ
■タン・フィール > 雄にして雌に屈服させられてきた数多の記憶は、恐怖と屈辱、動揺と高揚、
そして年齢や外見、精神性とは異なる領域で歪んだ性癖を幼子にもたらしていた。
それを、意識と記憶の共有と、接続によって暴かれてしまえば、沸き立ってくる羞恥に身も心も灼かれ、
箍が外れたように、幼子の思念が、願望が、熱なき亡霊たちに次々火を灯すように溢れ出てしまう。
「ーーーーっふふっ……ぅふ、っくく、ぁはははははっ♥♥」
亡霊の、歓喜と悲鳴と絶頂とがないまぜになったかのような喘ぎとリンクして、
高らかに少女のような音色であげられる少年の笑い声。
再び場を満たした、外界との繋がりを絶ち、内部で絡み合う全てを祝福する閉鎖領域の居心地の良さに震える。
眼の前の女肉を思う存分に抱き、揉みしだき、口に頬張って味わい、肉棒で食らって、ショタザーメンで染め、漬け込む。
牡としての全てが許された、まさに無法の場所で少年のあらゆる欲が具現化していく。
子宮口からその奥底まで咥えこんでくる、亡霊胎内の禁断の感触に数度、数十度、ピストンを繰り返しながら堪えての、一斉射精。
悩ましいほど卑猥に揺さぶられる巨体を抱きかかえて、より深く繋がり、熱烈な口づけと共に舌を絡め…
射精と同時に、彼女の唾液も舌も喉奥まで飲み込まんばかりにじゅぞおぞぞぞぞ♪と吸い上げて此方でも吸い潰す。
あとには、くてりと大柄な裸身を床に放りだして、割れ目から白濁を溢れさせながら果てる長身亡霊のイキ散らした肢体。
その光景に逃げるかのように反転し、這い回りながら散ろうとする亡霊たちを、
まるでごっこ遊びに興じる幼子そのものの無邪気さで追い回す薬師の子は、
いっそ嗜虐心まで垣間見えるほど澄み切った満面の笑みで、一つの大ぶりの桃尻をぺちんっと、
左右から平手の音が響くような勢いで挟み込んで捉えて、
ぐにぃいいいい♪ と左右に割り開き、そのおしりの谷間の後孔も、割れ目も、
しっかりと貴女の此処を見ているよ、と口にしながらたっぷり視姦し…
ずむ、ずっ んにゅぐ、ぬぬっ…… ぬぬぬぬぬうっぅ……♥
その尻穴に、ぐっぽりと大ぶりの亀頭を押し付けて、ゆっくりと飲み込ませていく。
膣孔に迎え入れるのとは異なる、本来「出す」ための用途の器官を、性行為の快楽を得る場所に塗り替えられていく背徳感。
たっぷりとその衝撃を、異物感を、そして竿がめりこみ腸を満たすたびに明滅する快楽を叩き込むように腰をねじこみ、
全員と繋がりあった思念をリンクさせて、逃げ惑う尻たちに…少年の少躯にむらがる女性霊たちに、
尻穴への高揚と疼きを同時に与えて……
そして、根本まで飲み込ませ、ほじくりまわす動きを何度かしたところで、ごぶっ♪ごぶ♪ごびゅるっ♪
と流動音と共に大さじ一杯分の精液を、何度も何度も肛肉から腸奥へと注ぎ込んでいく。
眼の前の桃尻を終えたならば、次はそれより小ぶりで可愛らしい美尻へ、動揺の肛虐を。
それも終えれば、今度はまるまる実った雌豚尻、
おしりにエクボができそうなほど引き締まった屈強な戦士尻に、幼子と同じ程の体格かと思えるほどの小尻。
逃げ惑う亡霊を追い回し、一人ひとり丁寧に尻穴狂いとなるまで屈服させていく様は、さながら狩りのようでもあり。
獲物であったはずの幼子が、今は獲物を追う立場で、魂魄の其処まで「わからせ」ていく肉棒による暴虐の愛情表現
時折、自身に群がる女性たちにも、正常位で、立位で、バックから、騎乗位、まんぐり返し……
様々な卑猥なポーズや体位を思うままにとらせては、
膣孔に、尻穴に肉棒を思うままねじ込んで、注ぐ、注ぐ、ぶちまける。
しかし亡霊たちの必死の抵抗も無駄ではなく、疲れとは異なる……彼女たちの思念や快楽まで共有していることにより、
幼子の脳髄も常に沸騰寸前に稼働して、彼女たち皆の想いを欲望を、快楽を通信して入れ込み続けられていて、
幼子の理性が、加速度的に崩壊し破綻していく。
彼女たちの性的奉仕に屈しないと決めた筈の肢体が、乳首への刺激や尻穴舐め、キス、手指の愛撫に、いちいち敏感に反応してしまう。
唇から、体の各所から、「やめて、やめないで、もっとして、ゆるして」と、彼女たちの愛撫に対する矛盾した思いが溢れてきて…
…結果、犯しながらも犯され、お互いに、皆で、一つの生き物になったかのように同期して身体をくねらせることになる大乱交の眺め。
■幻燈の亡霊 > お互いに隠すものはない領域に沈み込んでいく。
同時に亡霊達の受けた凌辱の記憶、快楽に溺れる記憶も”盗み見る形”で
劣情を煽るように流れ込んで追体験も出来るだろう。
生前の亡霊達の痴態を読み取りながらそれ等が全て自分のもの、
というには征服感は伴わないだろう。
それはまるで熱の無い亡霊に情欲を注ぎ込んで蕩かし浮かび上がる残滓のようで、
自分の物であるかのように、己に溶け込んでいく。
主が支配する場を亡霊達は望んで構築し、主だけの領域として股を開き、貪られ、ショタザーメンでマーキングされていく。
イキながら、震えながら、忘我の境地が如き反応の薄さの中で、
しかし主が求めて咥内を貪って冷え込んだ唾液を啜れば舌だけは別の生き物のように本気ベロチューに没頭する。
やがてその場に倒れ込むと、それを打ち捨てたという感覚ではなく、主に満たしてもらえた悦に浸って。
まるで骨のない軟体動物のような緩慢な動きで逃げ纏う亡霊の巨尻がぺちりと手で挟み込まれ、
ぐにりと弄ばれ、広げられる。
臭いも穢れもない青白い尻孔。故にこそ犯して抉っても何ら穢れる心配はない都合のいいケツマンコ。
捕まって、掴まれて、鑑賞されて、言葉責めを受けながら尚も逃げようとかぶりをふる亡霊の体が
エグいほどにエラの張った雁首を押し当てられ、強い抵抗を帯びながら捻じ込まれ、やがて、ぐぷん!
と、捻じ込まれると大きく亡霊の体が仰け反って。
「ゥァアアアアアアォオオオオウウウウウウ……♡♡♡」
両足を開かされ思念が繋げられていく。あろうことか主にその場の亡霊達が支配されるようにケツ穴を抉られて
皆一様に尻を持ち上げて震わせてしまう。
そして犯されている当の亡霊は四つん這いから肩を床へつける姿勢で、
後ろから見てもはみ出る程の爆乳を擦りながら体を前後に揺らし、
主の無慈悲なまでの巨根尻孔凌辱を受け止めて断続的に声を漏らす。
その果てに断続的に迸る射精にとどめを刺され、何度も、何度も尻孔をショタザーメンに汚染されていく。
哀れにも一人を犠牲にして逃げられるはずだった肛虐劇は感応リンクによって一様にケツ穴ファックの高揚を覚え込まされて
尻を掴まれるだけでアナルの舌から淫孔から蜜を垂らす始末。
舞台では一人、また一人と抗いようもない主の為の性処理専用ケツマンコに調教されていき、
その経験が何度もリンクして主のショタチンポなしでは存在できない亡霊ケツマンコへと歪められていく。
そして抗おうとする者達も正常位で犯されてだいしゅきホールドで屈してしまい、
バックから犯されてキスハメ中出しをキメられて陥落し、
抑え込むも恋人握りの騎乗位で屈服してしまい、
まんぐり返しで自ら主の体を両足で支えながら本気種付け交尾で堕とされてしまう。
そのどれもが暴力的ではあるが亡霊達の望みを受け止めた主からの寵愛。
だからこそ、主の理性が蕩け切って溺れてもなお群がって同調が進み、
最終的には主の尻孔性癖を満たそうと少女亡霊のふたなりちんぽが後ろからハグしながら根元までねじ込まれて。
真正面からは長身爆乳女性亡霊が正常位でハグしながら主のチンポをインターバルのスローセックスで癒しながら
貪り合うようなベロチューでお互いの吐息を貪り合う。
徐々に意識は混濁して、もはや対価のことなど忘れて、一つの塊となった少年と亡霊達は
繋がったまま広場の舞台から寄合所らしき大きな建物の中へ主を運び込んでいく。
■タン・フィール > 少年の記憶と記録が亡霊たちに溶け出して、その分を埋めるように流れ込んでくる彼女たちの、生前の記憶、亡霊となってからの記録。
少女から成人女性に至るまで、甘い初体験・強引な子作り・凌辱・輪姦・女性上位から性奴隷性活、
ありとあらゆる性体験が、それを体感した日に感じた快楽も幸せも苦痛も、全てが怒涛の勢いで流れ込んでくる。
少年を白とするなら亡霊たちを黒として、複雑に渦巻いていたマーブル模様の意識が、
とうとう念入りにかき混ぜられ、茶色のカフェオレめいた同化へと至り始めていた。
本気ベロチューの度に、かき回される脳髄がビグビグと痙攣するように震えて電気が流れる。
貌の見えない幽霊たちとの口交尾に、そのいやらしさに、懸命さに、注がれる愛と唾液に、夢中になってしまう。
膣孔セックスで果てさせた巨体美女の肢体に目をやりながら、
続く尻穴交尾へと駆り立てた幼子の胸に渦巻くものは、犯したい・貪りたいという牡としての純欲と本能に加えて、
やはり出逢ったあの日から変わることのない、交わり合うことで得られる多幸感や温もりに似たものを分け与えたいから。
分け与えた分、注がれてくるあの喜びの感情が、すきだから。
「っぅうう、っく、っふくん♪ っは♥ っぁああう、 ぅぁ、あ、ああああああっぉ♪ ぉおおぅううううっ♥
っふふ、ゆうれいさんたち、ちょっぴり怖いけど、可愛い、啼き声……♥ もっともっと聞かせてっ
えっちに吠えちゃって、いいから……♥」
肛門性交を最初に成した瞬間に、リンクした全員の腸内が、肛門が、同時に震え、しびれて、疼く。
尻穴性癖も暴露した少年主人の放つショタザーメンで、次々と亡霊たちが腹腔内から精液漬けにされていく。
アナルも、膣も、あらゆる体位を試して穿ち、貫き、甘え、犯し抜き、
互いに絶頂を感じるごとに、交わる2にんの脳天には雄雌の快楽どちらもが突き上がってきて二人揃って足をピン立ちさせて打ち震え…
それが、すでに絶頂して果てた女幽霊も、尻穴交尾や寵愛を待ち受ける霊達の、脳に、心にも飛び散っていく。
そうして、一人また一人と、身も心もショタちんぽとショタザーメンに堕落させ、突き落とし、精液で塗れさせ、
少年のショタちんぽ・ザーメン・迸る情愛寵愛がなければ存在できないちんぽ狂いの霊達へと調教しなおして、
あの日の交わった経験よりさらにもう一歩、彼女たちの主人としての魔族の格をコマを進めて……同時に、
肉体が、魂が、精神が、因果律レベルで彼女たちともう1段階同期してリンクし、純粋な生者としては危うい同化が強まってしまう。
――――それを、心の何処かで感じながら、心地よく幸せに感じてしまう。
それを示すかのように、尻穴で、膣孔で、フェラチオで、耳舐めで手マンで、
何度も何度も何人も何人もイかし狂わせた亡霊女性達は、
肉棒を抜き出され吐き出した精をごぽごぽ溢れさせるくったり姿こそ悲惨極まるが、
次の霊へと向かう前に、必ず主から何度も髪や頬を撫でられ、
濃厚なベロチューを与えられて優しく寝そべらされ、幼子の淫欲暴虐と慈しみを交互に垣間見せる。
「ん、っぅいっ!!!? っぁ、いま、そこっ……ぉちんちっ…ぅ、んぁああああ、っぐ、ぉ、んぉおッ……♥」
亡霊ケツマンコへの執心を見抜かれた末路、少女霊からのバックからのハグと、ショタアナルを貫く一撃に、
甲高くもくぐもった声を上げて目にハートマークを浮かべんばかりに嬉々として受け入れてしまう。
それと一緒に挟み込まれるようにしての長身爆乳の包み込むようなハグと、これまた貪り合うようなキス・ベロチューを伴ってのスローセックス。
先程までのおねショタレイプ劇場の激しさ・疾さとは真逆のそれも、そのリズムも、
ポリネシアン的結合の緩やかさも、なにもかもが主の大好物。
利害が、メリットが、飢えが乾きが、対価が、 様々な概念や理由すらも不純物として濾過され、
無数の思いと思いが絡まり合って、溶け合っていく心地を肉体と精神で感じ合いながら、
再び亡霊たちの腕に胸に抱かれて、幼子の身体はさらなる遺跡の深淵へ……
大きな建物の中へと運び込まれる。
そこに広がる光景も、待ち受ける好意も、すべて受け入れてしまえそうな夢心地の主の心が発するのは、
最早彼女たちへの信頼・親愛に等しいもので…それを受けた彼女たちが、此処で何をするのか、してくれるのか、
楽しみで仕方がないといった様子で、この淫蕩な乱交に不釣り合いなあどけない笑みを、また皆に向けた。
■幻燈の亡霊 > 甘い初体験を想起する。
強引な子作りが愛のある種付けに上書きされる。
凌辱が強い雄に屈服する高揚に塗り替えられる。
輪姦が目の前の牡しか見えない愉悦に呑まれていく。
女性上位も主へ股を開き、性奴隷生活が子の主の下では寵愛に変わるのだと。
全ての記憶が幸福に蝕まれていく。
全ての記憶が主の所有物にされていく。
それは亡霊達が皆主の所有物として溶け込んでいく形でもあって。
だからこそ尻孔をリンクさせられて、そこに主の願望を重ねられ、駄目押しに皆に気持ちよくなってほしい、
幸福になってほしいと感情を流し込まれれば、女としても雌としても幸福な呪詛で自らを縛り上げて主に捧げてしまう。
主に犯されても寵愛で締めくくられてしまいもっと欲してしまう。
欲して、手を伸ばして、同化して、溺れて、溶けて。
感情の濁流を混ぜ合いながら膣孔と巨根でお互いを蹂躙し合い絶頂に思考も存在も煮えていく。
そして主の無双めいた凌辱調教も尻孔ファックとスローセックスでサンドイッチで捕まえると
寄合所で今度はお礼に亡霊達のアナル調教の成果、主の為の孔であるという悦びを
今度は主に注ぎ込んで過重快楽負荷を与えながら少女のふたなりファックでお礼する。
同化が進み、主の胸の感度を増して、そこへ寄ってたかって手や舌がまさぐってくる。
性別さえも同化が進んで曖昧になっていく領域に溺れながら、
大好きな主の為にみんなで脳へ指を潜り込ませてぐじゅりと音を立てて犯していく。
取り合い所という、亡霊達の大きな巣穴の中心、最奥で、主は更に亡霊達と添い遂げるに相応しい花婿として
もう一段次の領域へと引きずり込まれながら
目の前のスローセックスで労う女性亡霊が屈強な女戦士や豊満な神官、劣情を覚える宿屋の女将などに変わって
絶えず雄の欲望を刺激して、主の人格の維持に勤める。
壊したいのではない、呑み込みたいのではない。
どこまでも深く、主と一緒になりたいのだという思いが流れ込みながら浸蝕は進んで。
だが、主がまだ人の世にある以上、亡霊達は受けた愛情を以て、たっぷりと愛し合った後は
主に沢山のお土産を持ち帰ってもらい、再会を待ち侘びるのだろう。
■タン・フィール > 少年と共有しあった性体験の数々が、
交わり合う中で、まるで清らかな水に溶けだした甘い氷のようにその清流を蕩けた記憶で、記録で塗り替え変換していく。
膨大な数の亡霊、それぞれの生前の、人生の一端に触れていく幼子の意識が、
幸せな記憶はそのままに、体験の相手を幼子に塗り替えて、
辛い思い出も心の傷も、全て幸福な主との想いでに上書きして、
事実を変節した記憶すら残らず、少年と亡霊たちの間で確かに交わされた肌と想いの記憶となって分かち合う。
亡霊たちの「これまで」を理解し合い、掌握したことで、また一つ魂が深遠にて絡み合う。
無名遺跡に刻み込まれた彼女たちを縛り付ける呪詛を、甘く幸福な呪詛がまた、もうひと回り上書きへ向けて巡らされる。
視界を埋め尽くすほどの亡霊たち全員へ、捧げられ施される尻穴ファックでラブラブおねショタセックスで、
幼子の肉棒と彼女たちの雌孔、どれもが重なり溶け合い、互いが互いの肉体を、
貫き、受け入れ、飲み込み、吐き出す強烈な性感を享受し合う。
ふたなり少女の尻穴ファックとスローセックスでも、少年が前後の女性霊から与えられている牡として衝撃的な性的刺激奉仕に、
脳内が、視界がチカチカと明滅してぐるんっと世界が回るほどの陶酔感に包まれていく。
倍加された性感に、薄胸にツンと立った乳首を勃起させ、トロトロ先走りの蜜を長身爆乳美女との結合部から垂れ流し、
後孔でよがりくるう愛らしい少年は、まさに一見すると少女霊として彼女たち亡霊の仲間入りをしてしまったかのよう。
―――そう、そうなってしまってもかまわない、とさえ思えるほど、溶け合うことの心地よさを知ってしまっていた。
しかし、未だそうならずに踏みとどまれるのは、彼女たちと一体となって漂うことそれよりも、
彼女たちが幼子を主として愛してくれて、幼子もまたそうしてくれる彼女たちに、幼くとも一人の雄として確固たる想いを持っているから。
虚ろであった亡霊たちとの記憶を、人生をも共有したことがきっかけで、
その気になれば幼子は亡霊一人ひとりの顔も名前も呼び、
ひとりひとりの性癖や好みに合わせた行為を行えるほど彼女たちを自分の中に「抱きしめて」いる。
それに対する反応なのか、屈強な女戦士、豊満な神官、宿屋の女将……少年が心揺さぶられる様々な艶姿を見せつける亡霊たちに、
少年の人格がまだ輪郭を残して、彼女たちと触れ合い、交わりたい、一緒にいたいと願う原動力となる。
そうして、さらに重なりあった人格や魂の座標を、少年と亡霊たちは互いの魂魄で感じ、味わいながら、
混ざり合いつつも触れ合い、ときに隔てられ、また溶け合う一瞬を何度も隔絶空間で繰り返し、
何度も何度も繰り返される交わり愛と絶頂の中でより深く繋がっていきながら、主と所有物としての絆を再び強めた。
そうして、人の心と肉を保ったまま無名遺跡を送り出された幼子の手には、
通常の冒険では手に入るはずのない、希少な素材や道具の数々。
変える足取りが軽いのも、ずっと微笑みが絶えなかったのも、単にその価値で資産が増えるからではなく、
それを優に超える予感が、確かに縮まった目標への距離が、幼く軽い筈の足取りをしっかりとしたものに変え、
王都へたどり着いてするべきことをし、一休みしたならば……
また、この場所へ足を運ぶことだろう、 再び魂同士の、再会を願いながら。
ご案内:「無名遺跡」から幻燈の亡霊さんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にシグルズさんが現れました。
■シグルズ > 遺跡の一角、低階層。
不慣れな冒険者もどうにか探索のできる危険度の少ないフロアを、上下とも白いスーツに身を包み、頼りなさそうな細身の剣を1本だけ腰から提げた、場違いに思える青年が歩いていた。
呑気な表情で歩いていた青年だが、急にその足を止めて前方の暗闇を睨みつける。
そして歩いていた通路を少し引き返すと、途中にあった脇道へ入っていった。
「――コボルドの群れかぁ。
もっと知性の高い魔物なら、話ができて素通りさせてもらえるかもだけど」
人に化けているだけだ、と言っても通じる相手ではないだろう。
この姿のときにはちょっと腕っぷしが強いぐらいだが、夜目は効くし耳もいい、魔物の臭いなら嗅ぎ取れる。
故にトラブルを回避しながら、冒険者の真似事として遺跡を徘徊しているのだった。
■シグルズ > 青年はしばしフロアを散策した後、予期せぬ遭遇をする前に、街へ引き返していった――。
ご案内:「無名遺跡」からシグルズさんが去りました。