2024/06/30 のログ
ご案内:「無名遺跡」にロシェルさんが現れました。
ロシェル > 遺跡の浅層。
時折、路が増えたり減ったり、小部屋が増えたり減ったりするものの、多くの冒険者らに知られ尽くしているだろう階層は、諸々の不運が重なり、少々鈍り気味の体を戻すには程良い場所だ。

「……依頼の方も何とかなりましたし。」

一人、静かな通路を進みながら、思わずと言った調子で呟きが漏れた。
ギルドで回して貰った、体慣らしには丁度良さげな採取依頼。
遺跡で採れる魔鉱石やら魔草やらは、下げた魔法鞄の中に十分に詰められている。
後は戻るだけ、ではあるものの――戻るべきか、もう少し進むべきか、と思考が惑い。

ロシェル > 結局、足の向かう先は戻る道。
周囲へと警戒を忘れぬまま、慎重な足取りで歩みを進め―――。

ご案内:「無名遺跡」からロシェルさんが去りました。