2024/06/24 のログ
ご案内:「無名遺跡」に虹石の獣さんが現れました。
■虹石の獣 > (遺跡の奥、通路の片隅に、其の死骸は在った
元々は、遺跡の一部に住み着いて居た生物だが
縄張り争いに負けたのか、今は躯となって――数多の植物に埋もれて居た
食物連鎖、生態系、そんな言葉で示されるには少々異質
まだ、腐っても居ない生物の死骸を、植物が糧として居る事も
本来、そんな所に植生して居る筈の無い植物が、繁茂して居る事も
何せ其れは、土が露出して居ない、遺跡の硬質な
石か金属かも判らない床の上に生えて居るのだから。)
「―――――――クゥルルルルル……。」
(通路に、鳴き声が響く。
其の刹那、死骸を植物が完全に覆い尽くして、姿を隠す
最早、其処に死骸が在った事すら判別は出来まい
声は、閉塞した遺跡の中に共鳴して、遠くまで届く
其処に、何かが居ると言う事だけは、きっと判るのだろう
――誰かが、もし、居るのであれば)。
■虹石の獣 > (獣が次の塒に選んだこの場所は、また、再び異変を起こし続ける
其れが、人にとって利となるか非となるかは、未だ誰も知らぬ儘に――)
ご案内:「無名遺跡」から虹石の獣さんが去りました。