2023/12/23 のログ
ご案内:「無名遺跡」にミラさんが現れました。
ミラ > ダンジョン探索中の冒険者相手の配達採取依頼を完遂し、階層を降ってきた分だけ昇る帰路。
当然地図を確認しながら移動をしてきたのだが、突然目の前に、あるはずの無い帰路が現れる。
首を傾げながら後方を確認し、少しばかり引き返して見ると……
今、自分が地図に記されていない場所に居ることが判明した。

しかし、動揺こそすれど我を失うことはない。
ダンジョンで行動していると、こういった事象が起こることは決して珍しいとも言えなかった。
冒険者がこぞって訪れるような場所にはありがちな、常識の埒外の現象──
その現象に際して、いかにリカバリーするかが力量というものだろう。

そう考えて、位置から地図を作り直すくらいの気概で通路を歩き出し。
冒険者としてはシーフ兼マッパー担当の冒険者でもある己には、相応のノウハウがあった。

ご案内:「無名遺跡」にミラさんが現れました。
ミラ > 相応の、といってもそれはあくまで常識の範疇であり、
単独でどんな事態にも対応できるとは言い難い。
単独行動が可能な程度の力量は持ちあわせているが、それは浅い階層に限った話。
現状だと、自分が居る深度すら不明である──
対処可能なモンスターとそうでないモンスターの基準はかなり明確だ。
対応不可能な魔物のほぼ9割は、決して単独で赴く事のない深い階層で出没する。
こういう時は、兎に角モンスターとの遭遇を避けるのが吉である。

ご案内:「無名遺跡」からミラさんが去りました。