2023/12/03 のログ
ご案内:「無名遺跡」にエスクレンタさんが現れました。
エスクレンタ > 無銘遺跡中層から下層へと至る最中、地下水脈に至る大回廊を歩く人影が一つ。
水で出来た靴を履き、ぽちゃりぽちゃりと水滴のような音を刻む。

背にはオーク一人丸めれば入るのでないかと言うような巨大な背負い袋。
それを運ぶ人影は、軽い足取りで大回廊を鼻歌交じりに進んで行く。

「帰還支援はどうしようねえ」

この領域まで至れば自らの実力で足を踏み入れる者にはまっとうな商いだけで済むが、
罠で転移してきた者は帰ることさえ困難となってくる段階になってくる。

ひとまずは、罠の転移や移送先が多い地下水脈の岸辺に至り、誰かいないか探してみようかと。

エスクレンタ > 水辺で人を探すも、特に影はなく、しかして人を待つにも手持無沙汰と
背負い袋を降ろし、絨毯を引っ張り出すとざばりと広げる。
ポーション、毒消し、解呪石。淫紋解除の護符に催眠洗脳解除の気付薬。
粘液中和の粉薬。

様々な消耗品を並べ立てた後に、アミュレットやタリスマン、術が付与された装備品などを取り揃えれば、
その場に座り込み、猫背で丸くなる。

「はてさて」

この水脈の中州には休むに十分な陸地がある。
そこへ己が水の架け橋を作り出せば安全地帯も構築できる。
客が訪れるなら、今日はそこを野営地として提供しようかと。

エスクレンタ > その日は商いの片づけを終えて、帰路へ―
ご案内:「無名遺跡」からエスクレンタさんが去りました。