2023/09/02 のログ
ご案内:「無名遺跡」にエルトシャンさんが現れました。
エルトシャン > 棍棒を手に襲いかかってくる小鬼の群れを、その得物を奪い取って蹴散らす女。
この手のモンスターはすぐに襲いかかって来るが、危険とみればすぐ逃げ去っていく。

「全く、ゲンキンですわねえ」

その変わり身の早さに、呆れた様な溜め息を漏らす。
血と、よくわからないものが付着した棍棒を見下ろし、それをポイと放り捨てる。
武器は必要に応じて調達すればよい。
獣人の膂力と、膂力を活かす体術を軸に戦うほうが、身軽だ。
ダンジョンでは、武器が使えなくなったら手も足も出ない、という状況が怖くもある。

体の動かし方を知っている者特有の、体幹が左右にブレず、ほとんど足音が立たない歩みで、再び先に進み始めた。
今日はどこまで行こうか──
折角幾つも階層を降ったのだから、何か成果を見付けて帰りたいところだが。

ご案内:「無名遺跡」からエルトシャンさんが去りました。