2023/08/04 のログ
■カルム > 「――――……覚悟、決めた方が、いいかも、な。」
(約束している時間が、近づいてきているが、戻ってくるような気配がない。パーティだからこそ対応力が桁違いだ。)
(このダンジョンの中では、奥底まで行って戻ってくるだけの実力を持っている筈なのだ、だからこそ、トラブルがあったのだろうか、と思うのだ。)
(それで帰ってこないというのは、本当に帰ってこれるのだろうか、と眉根を潜めるのだけども。それを気にしすぎてもいけない。疑心暗鬼になっても、仕方が無いのだ。)
(仲間を信じて待つのだけども、待てども、待てども、仲間が、パーティが戻ってくる様子がない。)
(もう少しだけ、待っていて。戻ってこなければ、と。)
「最悪、書置きを残して、戻るしかない。な。」
(約束の時間は過ぎたが、まだ、戻ってこない様子だ。)
(幸い、魔石などは温存が出来ているから、もう少しだけ待機する事にして、戻ってこないなら。)
(はぁ、と溜息をついてから。覚悟をもう一度決める。もう少し待って、ダメならば。)
冒険者は、そのまま、仲間が来るまで待つ、どうなったのかは、別の時、別の場所で語られる――――。
ご案内:「無名遺跡」からカルムさんが去りました。